2022年02月14日
「中医薬膳師」と「中医師」、そして「薬膳」と「生薬」
今週のゲストは、料理家の井澤由美子さん。
*リモートでのご出演です
井澤さんは、海外雑誌MARTHA STEWARTの日本版編集部 料理班
広告制作部を経て、発酵食品や薬膳、保存食作りをライフワークにし
料理家としてレシピを提案。
NHK『きょうの料理』『あさイチ』などの料理番組や
企業CM、商品開発、雑誌・映画などを手がけていらっしゃいます。
さらに、基本的な薬膳知識があるとされる:国際中医薬膳師、
より深く中国伝統医学を学ぶとされる:国際中医師
としての肩書きもお持ちです。
井澤「食べた物が、身体にどんな影響を与えているのか
というのを学びたかったんですよね。
こういうことって、日本の栄養学でも勉強するんですが
中医学、東洋医学にしか無いものを知りたかったんです。
子供の時から『なんで麦茶を飲んだり、スイカを食べると
トイレが近くなるんだろう』と思っていて、
その疑問を解きたかったんです。」
井澤さんによれば、『熱が籠ったら取る』『多いものは減らす』
『少ないものは増やす』といった考えから、献立を作るものが薬膳で、
身近な生姜、にんにくなどの薬味も生薬なんだとか。
小黒「意外なことに、血が足りないって
言われたことあるんですけど、どうすれば良いですか?」
井澤「どうして血が足らないのか、体質で変わりますが、
爪が割れたり、髪がぱさつくなど、貧血ぎみなら
レバーや肝臓を補うものも良いです。
お酒の飲みすぎも、血が足りない状況に輪を掛けるので
根本的に、食で直していこう、というのが薬膳です」
今夜の選曲:GO AHEAD / LUCAS DE MULDER&THE NEW MASTERSOUNDS