2022年02月23日
世界から見る、日本の動物愛護環境の遅れ。
株式会社ミグノンプラン代表:友森玲子さんに、日本のペット事情について伺っています。
*リモートでのご出演です。
現在、ペットショップと呼ばれる、
犬や猫を展示販売するお店は、世界ではかなり減っています。
そのため、日本に来る外国人観光客からは、
ショックと批判の声が出ることが常のようです。
友森「子犬や子猫を値段貼って、親から引き離し売ってるのは
ものすごく野蛮な事で、見たく無い、という方も多いです。
私たちは、子供の時から知っていますし、
青果店の野菜と同じような感覚で見過ごしていますが、
展示販売が制限される国も多いので、日本は残念ながら遅れています。」
5年に1度変わってきた動物愛護法では、
前々回に夜間の展示販売、インターネット通販が禁止になっています。
直近の法改正では、生後8週齢未満の子犬・子猫を
親から引き離しての販売が禁止となりました。
友森「どうしても、幼くて小さい動物を欲しがるので
離乳したらすぐ親から離して売る流れだったですが、
それがしづらくなるはずです。」
小黒「友森さんがこうしたい、という法はありますか?」
友森「毎回法改正のタイミングで、署名を集めているんですが、
その要望書の中に入れていても通らないのが、
『多頭飼育の届出制・制限』と『飼い主の免許制』です。
飼育が難しそうな人が飼ってしまって、結局...ということが多いので
命を預かるわけですから、講習や審査を受け、免許を取得してから
動物を迎える方法になれば、
もう少し不幸の連鎖が減るとずっと思っています。」
ヨーロッパでは、ペットショップがなく、
基本的にはブリーダーから譲り受けます。
申し込みには、その犬種に対応した環境があるかなどを審査があったり、
飼育に関するレクチャーを受けなければならない、など
無知での飼育はありえないため、免許制に近い状態にあるとのこと。
今夜の選曲:OOO BABY BABY / SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES