2022年02月24日
これからは、動物『福祉』の時代へ
株式会社ミグノンプラン代表:友森玲子さんをゲストにお迎えしています。
*リモートでのご出演です。
殺処分ゼロを目指す自治体も増え、
保護猫・保護犬という言葉を耳にする機会も増えてきています。
友森「ただ問題は、殺処分を全く無くす、絶対に生かす、という方向になると
動物にとってはどうなんだろう...と。
例えば、交通事故でひどい怪我を負い収容された子は、
安楽死対象ですが、それが出来ないということになりますから
その辺りの現場での線引きが本当難しいと思います。」
友森さんは、毎年9月、動物愛護週間に
『いぬねこなかまフェス』という音楽イベントも開催しています。
さまざまなアーティストを通じて、
少しでも動物愛護を知ってもらう機会を大事にされているそうです。
友森さんは、ペットサロンと動物病院を併設した
『ミグノンプラン』を運営し、
動物保護・譲渡活動をされています。
友森「私が保護活動を始めた、14〜15年前から随分状況が変わりまして、
今は保護動物の高齢化が進んでいて、昔みたいにたくさん保護して譲渡、
というのよりも、治療や見取りが増えてきています。
従来のシェルターのあり方が古くなってきてるかな、と。
今後は、『手放さないで最期まで飼ってください』という仕組みを
お手伝いしていきたいのと、保護した動物が高齢で譲渡先がなくても
快適に生活出来るような、新しいやり方を考えて
作っていかないといけないな、と今は思っています。」
小黒「友森さんからお話伺っていると、
”動物愛護”の”愛護”も抵抗があるんじゃないですか?」
友森「そうですね。おっしゃる通りです。
悪い気持ちで”愛護”とつけた訳ではないと思うんですが、
人間側から一方的に施す、みたいな感覚がしてしまうので...
『動物福祉』がフィットするかな、と思っています
ただ、動物愛護の方が伝わりやすいので、私もまだ使っています。」
今夜の選曲:(COME 'ROUND HERE) I'M THE ONE YOU NEED / SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES