弁護士の原口侑子さんをお迎えしています。
現在、原口さんが従事されているのはアフリカの
司法制度調査プロジェクトです。
アフリカ8カ国を対象として司法アクセスを
広げていくという目標で進められています。
原口「アフリカでは殺人や個人間でのトラブル
など、問題を解決する際に部族の長老や首長に
相談するというのが今でも残っています。
そうした今までの価値観だと解決しない問題…
例えば、男尊女卑が強い部族で、女性からの
訴えというのは首長に話せない。
そういう場合、裁判所を問題解決のルートとして
納得のいく結論を出すためのサポートができるか
というのを調べに行きました。」
実は、日本よりもアフリカの方が司法のIT化は
進んでいるといいます。
オンラインでの裁判は双方の同意など諸条件を
満たさないと難しい日本に比べ、アフリカは
そういった裁判のオンライン化を裁判所自体が
進めています。
原口「日本で裁判を行う場合、紙で申請しないと
いけませんが、アフリカのルワンダでは
ネットでしか裁判を提起できないんです。
お年寄りなど、ネットを使えない人が裁判を
起こそうとすると街にあるタバコ屋さんが
ネットカフェのようになって店員が
お年寄りに教えるんです。その対価として
政府や裁判所がタバコ屋にお金を払っている
なんてこともあるんです。」
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今夜の選曲… Sit & Spin / Chocolate Genius