2022年04月20日
4月29日から開催される体験型写真展「第九のきせき」その中身とは?
写真家・田頭真理子さんをお迎えしています。
4月29日から開催される田頭さんの体験型写真展「第九のきせき」の内容についてうかがいました。
まずは、展示会のタイトルにもなっている“第九”これは
ベートーヴェンの『交響曲第9番 第4楽章』のこと。
ホワイトハンドコーラスNIPPONの子供たちが手歌でこの曲を
表現し、田頭さんがその様子を撮影した作品を展示しています。
写真で手話を表現するために、田頭さんが考えた手法を
実際の写真と共に伺いました。
田頭「手の動きを写真で撮るのは難しくて、ある時に、
手の動きの軌跡を見えるようにした写真を考えました。
白い手袋にLEDライトを取り付けて、ホワイトハンド
コーラスNIPPONのメンバーに手歌をしてもらった様子を
撮影しました。手歌も撮影に向き不向きはあったんですが、
軌跡で空間が描けていましたね」
▲左から「星空の下で」「喜び」「炎」を表す手歌。
田頭「東京芸術劇場で昨年、4日間だけこの展示をやった
時に一番嬉しかったのは耳の聞こえない方がギャラリーに
入ってきて『音楽が聴こえました』と言ってくださったんです。
その時に、本当にこの企画をやってよかったなと思いました。」
▼田頭真理子×ホワイトハンドコーラスNIPPON
体験型写真展「第九のきせき」
4月29日(金・祝)〜5月29日(日) 11:00~18:00
※月曜休館(5月2日は開催)
会場:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」
HP:https://daikunokiseki.dialogue.or.jp
ワークショップの開催日時などはHPをご確認ください。
今夜の選曲… Beethoven: Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125 / 小澤征爾