2022年07月28日
扇子の骨を活用したルームフレグランス『かざ』とは?
大西常商店の4代目、大西里枝さんをお迎えしています。
※リモートでのご出演です。
大西さんは「大西常商店」4代目若女将として、
京扇子の伝統を守りつつ、新しい取り組みも
されています。それが扇の特性を活かした
ルームフレグランス『かざ』の販売です。
ルームフレグランス『かざ』
大西「扇子の骨は竹で出来ているんですが、
毛細管現象と言って、水や油を吸収して、
それを長く保てるという特徴があるんです。
竹に香料を1秒程度潜らせて、一年くらい
匂いが香ってくるようになるので、それを
商品にしています。
清水焼の器の中に香料を入れて、
その中に唐草模様の透かしを入れた
扇子の骨が入っていまして、そこから
匂いが香るようになっています。
匂いの種類には八重桜、檜、白山の
三つを用意していまして、和の要素を
感じられるようにしました。」
小黒「この商品を作るにあたって、
先代であるお父様の反応はいかが
でしたか?」
大西「そもそも、フレグランスの
存在を知らなかったので、何をする
ものなのか分からないという反応でした。
私自身、迷惑をかけたくなかったので、
前職の退職金を開発に全て突っ込んで
始めました。
『かざ』という名前も京都ではもう
おばあちゃんしか使わない言葉で、
香りを意味する言葉を名づけました。」
▼大西常商店HPはこちら
https://www.ohnishitune.com
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