2022年08月04日
なぜ水族館は癒される?
岸壁幼魚採集家の 鈴木香里武さんは、
日本心理学会認定心理士の資格もお持ちです。
”水族館は癒される” とよく言われるものの、その理由については、
今まで科学的に研究されることは少なかったそう。
そこで香里武さんは、学習院大学大学院 人文科学研究科にて
水族館が癒される理由を研究されていました。
小黒「提唱されている、
『フィッシュフィーリング』について教えてください。」
香里武「『フィッシュフィーリング』は僕が作った言葉です。
魚は、カラーセラピーになる色の要素、1/fの揺らぎの動きの要素、
質感、形、模様、など色んなものがあります。
そのあたりを解明するのが僕のミッションです。
最近注目しているのは、距離感です。
昔からある、犬や馬、イルカなど触れ合うアニマルセラピーと違って
水の世界を生きている魚とは、絶対に触れ合えません。
間にガラスがある、その絶妙な距離感が、
押し付けがましくない、癒しの存在になってるんじゃないか、
と注目しています。」
香里武さんの著書である、『この目、誰の目? 魚の目図鑑 』では、
”宝石のように美しい魚の目”が集められています。
小黒「これは、全部生きている時の目?」
香里武「そうですね。生きている時の写真です。
魚の鮮度は目に出ると言われるくらいなので。
宝石の輝き、光の反射を絶妙に撮りまして集めています。」
世界初の【幼魚水族館】を、
今年7月、静岡県清水町にオープンされ、
『幼魚をブームから文化にしたい』と香里武さん。
さらには、新しい形の水族館立ち上げや、
魚のアパレルブランドの立ち上げなど、さまざまな計画も進行中...!
香里武さんの活動から目が離せません。
小黒「魚を食べる時は、ためらいがあるんですか?」
香里武「魚食系男子なので、全くないです(笑)
ただ、こだわりがあって『刺身は塩で食べる』と決めています。
魚を食べる用に、塩をいつも 57種類 持ち歩いています。
使い分けると、その魚ならではの味がわかって
一気に魚を食べるのが楽しくなります!」
小黒「あはは(笑)これからも、子供達を喜ばしてください」
今夜の選曲:ORANGE CRATE ART / BRIAN WILSON & VAN DYKE PARKS