2022年10月13日
出版の現状、そして、その中での希望と冒険。
『百万年書房』代表取締役、北尾修一さんをお迎えしています。
不況と言われている出版業界……。
2017年から『百万年書房』を立ち上げて
いる北尾さんはどう思っているのでしょうか?
北尾「今までのやり方が通じないだけで、
違うやり方であれば通用するんじゃないかと
思っています。ネットのブログやSNSで
自分で文章を書いたりして、
さらには友達なんかと一緒に文章を集めて
雑誌的なものを作り、独自のルートで
売ったりしている人がいたりするんです。
大手出版社の編集の目にはまだ止まってない
んですが、そういう本が実際に取次を通さずに、
1000部や2000部売れている。
そういう人たちと組んで、僕みたいなスケールの
出版社としてやっていくのは出来るんじゃ
ないかと思います。」
最後に、北尾さんが今後考えていることについて
伺いました。
北尾「出版不況言われすぎていますが、
私のように1人の出版社でも家族を食べさせて
いけるということを、見せたいというのは
あります。
同じ意味で、書き手としても冒険ができる。
5万部、10万部売ろうとしなくてもやっていける。
なので、なるべく新しい人や著者を
出していきたいと思っています。」
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今夜の選曲……Hurt So Good / Susan Cadogan