2022年11月07日
権威ある自然写真賞を受賞した「Heavenly Flamingos」について伺います。
自然写真家、高砂淳二さんをお迎えしています。
高砂さんは、宇都宮大学を卒業後、
東京写真専門学校で写真について学ばれます。
ダイビング専門誌のカメラマンを経て、
1989年独立。世界100ヵ国以上を訪れ、
海洋生物、虹、星空、風景など、地球全体の
撮影活動を続けていらっしゃいます。
そして先月、高砂淳二さんの作品
「Heavenly Flamingos」が、
ロンドン自然史博物館主催の写真賞
「WILDLIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR」
のNATURAL ARTISTRY …自然芸術部門で、
日本人初となる最優秀賞を受賞されました。
高砂「授賞式はとても盛大で驚きました。
ロンドン自然史博物館は140年くらいの
歴史のある博物館で、メインのホールには
天井から30m近いシロナガスクジラの標本が
吊るされていて、その周りにも世界中の標本が
囲っているんです。
そこに300人ほどの人と食事をしながらの
授賞式を行いましたね。」
そして、受賞作品の「Heavenly Flamingos」の
撮影の秘話を伺いました。
高砂「南米のボリビアにあるウユニ塩湖で
撮影しました。天空の鏡とも呼ばれている
場所で、雨季になると大きな塩原が水が
溜まって、風が止むと空が綺麗に水面に
映るんです。
撮影した時は、遠くにフラミンゴが
10羽くらい立っているのを見つけて、
静かに近づいていきながら撮影しました。」
今夜の選曲…Hergest Ridge(Part1) / Mike Oldfileld