2022年11月01日
エネルギー資源を通じた社会貢献とは?
今週のゲストは、イーレックス株式会社代表取締役社長
本名 均さんです。
小黒「原料のパーム椰子やサトウキビは、
海外から調達しているんですか?」
本名「そこは重要なポイントで、バイオマス
の原料は海外から調達します。
本来は国内の余ったバイオマス資源を使って
いくべきなんですが、安定性…規模を大きく
していくと中々安定できないので、海外から
輸入しています。今現在はインドネシア、
マレーシアを中心に、東南アジアの諸国から
持ってくる形で供給しています。」
本名さんは、原料が大量にある輸入先の国から
“持ってくる”ということが重要といいます。
日本に持ってくる時にはペレットに加工して
船で運ばれてきます。
↑加工したペレット
この場合、日本で作るよりも倍の
価格がかかりますが、原産国のバイオマスの
自給率を上げる…原料になる農作物の生産量を
上げて、生産者の所得も上げる…ということが
今後重要になってくるとのことです。
今、ベトナムでは2035年までに14基の
新しいバイオマス発電所を作る計画が
進んでいます。
これまで主流だった石炭火力発電を
バイオマス発電に変えていくことが
脱炭素への切り札になるとのことです。
▶︎イーレックスの詳しい活動についてはHPをご覧ください。
https://www.erex.co.jp
今夜の選曲…… Castle Made of Sand /Gil Evans Orchestra