2022年11月29日
名画の額縁制作の裏側について伺います。
額装家・高野淳一さんをお迎えしています。
額装家の仕事は名画に触れることができる数少ない職業。
しかし、こうした作品は当然持ち出しは禁止!
作品を作る際にはどのように作業を行なって
いるのか、伺いました。
高野「まず、学芸員の先生方に呼ばれて作品の状態や
寸法を確認します。そこから見積もりを出してOKが
出れば製作に入ります。寸法に関しては、学芸員の
先生と相談し、展覧会の趣旨によって決めたりしますね。」
肝心の製作作業は、一般の人が入ることのできない
湿度と温度が管理された美術館内の収蔵庫で行われます。
小黒「額って一度作ったら変えないものだと思ったんですが
そうでもないんだ?」
高野「実は、油絵を見てもらうとわかりやすいんですが、
額縁も文化なんですよね。ヨーロッパでは額縁も歴史が
あるものなので修復することが多いです。」
▼https://www.facebook.com/gakusouka/
高野さんのFacebookでは作品もご覧いただくことができます。
今夜の選曲… Finale/Beach House