2022年12月01日

絵画と漫画、日本美術の現在地。

額装家・高野淳一さんをお迎えしています。
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美術館はどんどん増えている昨今。
都内だけでなく、地方の美術館事情を
ご存知の高野さんから見た、日本の美術事情とは?

高野「これ言っていいか分からないですけど、
あんまり日本には浸透しにくいんですよね。
好きな人は好きで興味はあるんですけど、
日本人としてという切り口だとまだまだ
少ないと思います。
海外では印象派の時代に日本の浮世絵が
流行りましたけど、それをやめてしまった。
日本はそこから洋画を入れてしまって、
浮世絵的な伝統的な絵の文化が進まなく
なってしまったと思います。」

小黒「でも、僕はそうした日本の浮世絵の
系譜って漫画文化で花開いてると思うんですが。」

高野「それは僕も思います。
日本の漫画は海外ですごい人気がありますしね。
ただ、これもまた差別があって、美術に関して
一部のパトロンがいるんです。
浮世絵とかは買っても、漫画を買おうという
意識はまだないんですよね。」

最後に、高野さんから見て美術館賞を楽しめる
都内の美術館について伺いました。。。

高野「展覧会にもよりますが、上野の博物館や
国立美術館はいつ行ってもいいなと思ってます。
やっぱり一番は上野の西洋美術館ですね。
僕も昔から行ってるので愛着があるのと、
所蔵が古いので古い額装がある。
それを見るといいなって思っちゃいますね。」

https://www.facebook.com/gakusouka/
高野さんのFacebookでは作品もご覧いただくことができます。

今夜の選曲…Another Go Around/Beach House

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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