2022年12月20日
プロミュージシャンを諦めた理由。
現在、精神科医などの肩書きを持つ星野概念さん。
実は、精神科医になる前に、プロのミュージシャンを目指していました。
星野「当時やっていたのは、5人のバンドで
ざっくり言えば、ポップミュージックです。
録音をして、作品を出して、ツアーをするのを繰り返していました。」
小黒「ツアーも?もうプロじゃない?」
星野「ですかね?(笑)グローバーさんのバンドとも
何回か対バンしましたけど。
医師の免許は持っていましたけど、常勤で働けなかったので
バンドメインで10年くらいやってましたね。」
小黒「諦めたきっかけは?」
星野「バンドでしっかり食べていくというのは、
ムリじゃないかと感じた、ただそれだけです(笑)」
ここ10年ほどで、常勤の精神科医として勤務。
患者さんと距離を縮める手段として、
音楽を使っていることもあるとか。
小黒「精神科に通っている患者さんが、
悪化した、改善した、というのは、先生が決めるものですか?」
星野「医療者と当人の感じ方が一致していれば良いですけど
一致していない場合は、当人の方が楽になったと思うのが全てだと思います。
ご自身で、”こういう変化があった” ってたくさん話してくださるようになると
ありがたくて、嬉しいなって思います。」
今夜の選曲:TROMPE L'OEIL
/ FRACTAL LIMIT, VARDAN OVSEPIAN & TATIANA PARRA