2023年01月24日
脳と朝食の関係性とは?
今週のゲストは、脳科学者の西剛志(にし・たけゆき)さんです。
昨日に引き続き、西先生の著書
「脳科学者が教える集中力と記憶力を
上げる低GI食 脳にいい最強の食事術」の
お話から…そもそも、朝食は食べたほうがいいのでしょうか?
答えは……『食べたほうがいい』
西「個人差はあれど、科学的には食べた
方がいいと言われています。
記憶力と集中力を高めたいということであれば、
朝食を食べないと糖質が得られずエネルギー
不足になり、結果、情報処理能力も低下してしまう
こともあるんです。」
小黒「本の中で前日の朝食が次の日に影響する
とあるんですが……」
西「人間が眠くなるためには、メラトニンという
睡眠物質が必要です。この原料となるのがセロトニン。
セロトニンはトリプトファンというアミノ酸を
摂ると出来ることがわかっていて、
肉、魚、大豆などのタンパク質に含まれます。
タンパク質の摂取が出来ないと、メラトニンが
出来ないんです。
つまり、トリプトファンを摂ることで、睡眠が
良くなる。翌日のパフォーマンスが非常に
良くなるので、前日の朝食が影響するということです。」
そして、西先生の著書にも書かれている低GI食とは?
西「これは、一つの糖質の指標で、一般に70以上が
高GI食と言われるもので、55以下のものが低GI食と
言われています。」
低GIにするには西先生曰く、白いものよりも茶色いものを
食べた方がいいといいます。
例えば、白米は玄米に、食パンはライ麦パンに、
うどんはそばに、変えたりするのが有効です。
コンビニエンスストアで買うのであれば、
おでんのようにタンパク質が摂れるものがおすすめ。
中でも意外だったのが、カツ丼!
カツの油が腸に膜を貼り、糖質の吸収を遅らせたり、
卵や肉のタンパク質のクッション材となることで、
低GIな食になるとのことでした!
明日も西先生にお話伺っていきます。
今回紹介した西先生の著書はこちらから。
脳科学者が教える集中力と記憶力を上げる低GI食 脳にいい最強の食事術-西剛志
今夜の選曲… Every Little Thing She Does is Magic /Jacob Collier