2023年02月16日
臨床美術士としての仕事について伺います。
今週のゲストは、チョコレートバイヤー 木野内美里さんをお迎えします。
※リモートでのご出演です
木野内さんは、美術系の大学を卒業。
臨床美術士の資格をお持ちとのことですが、
具体的にどんなことをされているのでしょうか?
木野内「アートセラピーの一つで、元々は
認知症のための芸術療法として生まれたのが、
臨床美術です。今では、誰もが楽しめる
プログラムが出来上がっていて、
すごく絵が苦手の方も、大人も子供も、
自分自身の美術を表現できます。
長年この臨床美術をやってみて、
人って違うねんな…!って視覚化されて
納得がいくし、他人に尊敬ができるように
なりました。ショコラティエについても
表現をリスペクトするというベクトルへと
変わっていきました。」
例えば、リンゴの絵を描くという課題を
出されると、まずはリンゴを食べて中身から
描く、とのこと。どこから何を描いていいか
わからない絵の苦手な人も、臨床美術士の
投げかけによって、人それぞれの作品が
出来上がっていくとのこと。
自己肯定、そして、他人の作品のリスペクトが
生まれたり、コミュニケーションの一環にも
なると、木野内さんはいいます。
今夜の選曲…Ma Petit Fille/ Instant Cytron