2023年02月20日
素材を生かしてより価値の高いモノへ…アップサイクルとは?
今週のゲストは、株式会社アップサイクルジャパン 代表取締役社長、西村正行さんです。
※リモートでのご出演です
西村さんは、山口県生まれ。
大工や住宅の営業・設計を経て、
2013年より、神奈川県茅ヶ崎を拠点に、
廃材を使用したアップサイクルブランド
「PEACE CRAFT」をスタート。2018年、
アップサイクリスト集団「UPCYCLE JAPAN®」を
設立し、全国へと事業を拡大されていらっしゃいます。
まず、アップサイクルとリサイクル、その違いに
ついて伺いました。
西村「リサイクルは、廃棄物を回収して原料に
戻してから資源として再利用するのに対して、
アップサイクルは形質の変更とかはせず、
形をそのまま生かして、新たなデザインや
アイデア、技術を与えることで元々のものよりも
価値の高いものを生み出すことを
アップサイクルと呼んでいます。」
アップサイクルブランド「PEACE CRAFT」では、
廃材に切れ目を入れたカードスタンドや写真たて、
家具や内装まで手がけられています。
こうしたものづくりを始めたきっかけとは?
西村「僕は18歳で大工の見習いになったんです。
その親方は昔ながらの親方で、見て技術を覚えろ
という方でした。休み時間や終業後に、余った
廃材で親方がやっていたことを真似することで、
技術を磨いていました。現場で出てる端材や
廃材を使うのは元々のことだったんです。
活動を始めた当時は、設計の仕事をしながら、
空いた時間でものづくりをする副業の形で
働いていました。」
今夜の選曲… CLOSE TO YOU / BURT BACHARACH