2023年03月15日
捨てるしかなかったウニを活用!ウニの蓄養とは?
今週のゲストは、映像作家、一般社団法人
「GREEN spearfishers」理事の室伸太郎さんをお迎えしています。
※リモートでのご出演です。
藻場を食べつくす厄介者であり、採っても
食べられなかったウニ。
これまでは、廃棄する他ありませんでしたが
今では、そのウニを使った次なる挑戦も始まっています。
それは…ウニの蓄養。身の詰まっていないウニを
獲ってきて、小さな生簀などで生育し、
大きくなったところで出荷するというもの。
室「昆布などの海藻や、植物から作った人工の
餌を与えています。今年は、ウニの収獲イベントに
合わせて試験を行います。
蓄養に関しては、ウニノミクスという専門の会社
と手を組んでいて、泊漁港周辺の海域のウニを
使っていい物ができるかを試験する形です。」
室さん曰く、現在販売されているウニというのは
保存用のミョウバン漬けがされており、
生ウニよりも鮮度が落ちてしまうんだそうです。
一方、蓄養したウニはシーズンに関係なく、
年中出荷が可能。与えている餌も蓄養用に作ったもの
なので、味のクオリティも担保されているとか。
蓄養のウニがお寿司屋さんに並ぶ未来も
近いかもしれません。
今夜の選曲…NADIA/JEFF BECK