2023年05月04日
アフリカを救う魚、ティラピアとは?
世界の台所探検家の岡根谷実里さんをお迎えし
ています。
アフリカの内陸国ボツワナで、とある料理を目にした
岡根谷さん。この魚には、アフリカを救う可能性が
秘められているのだとか。
岡根谷「ボツワナの家庭で最初に出てきたのが、魚の
丸揚げだったんです。内陸国でなんで魚が…と思って
いたのですが、それがティラピアという魚だったんです。
日本であまり一般的ではないのですが、世界で4番目に
消費量が多い魚なんです。
これは陸上養殖できて、途上国の食料問題を解決するという
風に言われています。」
最新著書の中では、肉食魚と草食魚についてのお話も。
海の中で暮らす魚は肉食魚が多く、オキアミなどの
動物性プランクトンや小魚を餌にします。
陸上養殖ができる淡水の魚…草食魚は穀物飼料などを
餌にしているので、肉食魚よりも資源効率が良くなります。
ティラピアのような淡水魚は、今後の食糧問題に良いのだと、
岡根谷さんはいいます。
小・中学校への講義も行なっている岡根谷さん。
最新著書「世界の食卓から社会が見える」は、
言わば、そのネタ帳!
岡根谷「講義だけでなく調理を入れたりすることもあります。
45分から90分といった時間になりますね。
ただ、結局その時間がどれだけ長くても私が教えられることって
あんまりなくて、楽しかったな、世界って面白いかもって
思ってもらえたらいいなと。」
岡根谷さんの最新著書「世界の食卓から社会が見える」は
大和書房から発売されています。
https://www.daiwashobo.co.jp/book/b621780.html
今夜の選曲… Lullaby / Makaya McCraven