2023年06月29日

野菜本来の魅力をポタージュで

今週のゲストは、サッカー長友佑都選手専属シェフの加藤超也さん。

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長年シェフとして活躍する加藤さん。
2020年からポタージュブランド「THE POTAGE」をプロデュースしています。

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長友選手のシェフになるにあたって受けた料理面接で
提供したものがポタージュだったそう。
これを長友選手が満足して、様々な人にも味わってほしい!という思いが
商品化のきっかけになったとのことです。

PREMIUM POTAGE」は食材のパワーを最大限に引き出すことをテーマに作られているもので、
材料は食材のほか、水・塩・オリーブオイル以外のものを使わないとのこと。
各地で食材を探してベストなものを使用しスープにしているそうです。

すべて冷凍のものでラインナップ
・北海道ニセコのものを使った「とうもろこし」
・北海道北見市のものを使った「白玉ねぎ」
・京都府亀岡市のものを使った「かぶ」
があります。

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他にもより食事に近い、身近に飲めるものとして作ったシリーズ
THE POTAGE Daily」もあります。
こちらは冷凍で、飲みたい!と思ったタイミングに飲むことができるようになっており、
新しくカレーシリーズも出ています。

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2020年に長友選手が設立した会社「CUORE」に加藤さんも所属しています。
最後に、今後の活動で力を入れていきたいことについて伺いました。
THE POTAGEのプレミアムシリーズは、
日本の食材にこだわった、唯一無二の製法で作っているスープ。
これを世界中の人に体験してもらいたい。
まずは、日本の人たちに体験してもらって、
その先には世界にも発信していきたいとおっしゃっていました。

今夜の選曲… All the Way / Rickie Lee Jones

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2023年06月28日

加藤さんの考えた「ファットアダプト食事法」とは

今週のゲストは、サッカー長友佑都選手専属シェフの加藤超也さん。

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長友選手の専属シェフとして活躍する加藤さんが、医師と共に考えた食事法が
「ファットアダプト食事法」
スポーツ栄養学が糖質に焦点を当てられていることについて
「体質に見合ってないスポーツ選手や人々もいるのではないか」と考え
立ち上げた食事法だそうです。

例えば、親族に糖尿病の人がいた場合、糖質を取りすぎてしまうことで、
必要以上に身体に負荷をかけながらエネルギーを補給していることになるそう。
加藤さん曰く、人それぞれ必要なエネルギーの量が違うため、
単純な定義づけではなく、その人に必要な糖質量や、
タンパク質量をしっかりと基準として持っていくべきだと
考えて作ったものだと仰っていました。

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加藤さんは三大栄養素の一つである「糖質」について…
“制限”という言葉によって「とってはいけない」という解釈をしてしまうため、
“コントロール”と呼ぶことで「“とってはいけない“ではなく、
自分の活動量に適した量を見定めて摂取していきましょう。」
ということを啓蒙しているそうです。

また実際に「ファットアダプト食事法」によって
長友選手の身体で大きく変わったことは「筋肉系の怪我が無くなった」ということ。

加藤さんがサポートする以前の長友選手は、
怪我と切っても切り離せないスポーツにおいて
「食」で怪我が予防できる!という考えが無かったそう。
食事を魚中心の生活に見直し、良い油を魚から取ることで、
筋肉系の怪我を無くしたとのこと。

魚の中でも、決めてだったのは「青魚」
アジやサバなど、できれば生で食べることが大事とおっしゃっていました。

今夜の選曲… On the Sunny Side of the Street/ Rickie Lee Jones

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2023年06月27日

「食の価値」と「メンタルケア」について

今週のゲストは、サッカー長友佑都選手専属シェフの加藤超也さん。

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ダイレクトに長友さんと繋がり、専属シェフになった加藤さんですが、
長友さんを選んだ理由について…。
加藤さんは「食べたもので身体は作られているため"食"はとても重要なものだ。」
という考えを持っているそう。
これを長友さんと作り上げて、実際に体験して、発信してくれれば、
伝わる人の桁数が変わってくると考え
二人三脚で一緒にやりたかったのが長友さんだったそうです。

また専属シェフとして献立は、1週間分をまとめて決めるわけではなく、
今日どんなものを食べていて、次の日何を食べたいかを確認して決めるそう。

加藤さんは、毎日の食事には栄養も重要だけれど、
同時にアスリートは特にメンタルが大事なので、食事で癒されたり、
食を楽しみにできるようなメンタルケアとしての食事をより重要視しているとのこと。

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そのため、最も心掛けていたことは、
作り手が同じという事で、飽きないようにすること。

食べなければいけないという”作業”ではなく、
食べたい!と思える”食事”にできるように、
本人の希望のメニューを叶えながら
その中で栄養バランスもとれるような献立を作成していたそうです。

今夜の選曲… It's All in the Game / Rickie Lee Jones

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2023年06月26日

なぜアスリート専属シェフに?

今週のゲストは、サッカー長友佑都選手専属シェフの加藤超也さん。

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加藤さんは1984年生まれ。
2016年から、サッカー元日本代表・長友佑都選手の専属シェフに就任され、
長友選手をはじめ、一流アスリートのパフォーマンスを、
医学的・栄養学的根拠に基づく「食」で支えています。
著書には幻冬舎より出版されています
食べて脂肪が燃える魔法のレシピ』があります。

もともとサラリーマンだったという加藤さん。
料理の世界へは、イタリアンレストランでのお皿洗いから始めたそうです。
またレストランで働いている時に、アスリートが来店してくれた事が
「アスリート専属シェフをやりたい!」と思ったきっかけだそうで、
その際に美味しい料理を提供すること以外の、食べ物を食べる重要性を知ったとのこと。

料理の世界を志すきっかけになったのは、建築士をやっていたお父様だったそうで…
昔から何かを作って残すという事に興味を持っていた加藤さんは、
サラリーマン時代に「自分も社会に何かを残したい!自分ができるのは料理だ!」と考え
料理の世界に飛び込んだそうです。

また長友佑都選手とはTwitterのDM(ダイレクトメール)を
直接送ったことがきっかけとなり、繋がったそう。

今夜の選曲… They Can't Take That Away from Me/ Rickie Lee Jones

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2023年06月22日

新たに始めた事業「本と美容院」とは

今週のゲストは夫婦出版社「アタシ社」代表 ミネ シンゴさんです。

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様々な事業を展開しているミネさんですが、
新たに「美容院の中に本屋を作る」をコンセプトに始めたプロジェクト
本と美容室」をオープンしました。
こちらは、本屋を増やしていくためには「安定した収入を得やすい美容室と共に並走することが重要なのではないか?」と考えて運営しているそうです。

「本と美容室」1号店は神奈川県の真鶴にあります。
美容師という職業は同じ場所に留まりがちな仕事ということで、
「美容師さんが外に出ていける、美容師さん自身が移動する形をとる美容院を作っていきたい。」とおっしゃっていました。

今後、アタシ社としてやってみたいことを聞いてみると…
下町でお酒を飲めるような暮らしができればよい!とのこと。
落語的な生き方をするミネさんに4日間お話を伺いました。

今夜の選曲… Penny Lane / The Beatles

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2023年06月21日

地域再生と本の出版について

今週のゲストは夫婦出版社「アタシ社」代表 ミネ シンゴさんです。

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アタシ社からは、ミネさん夫婦がそれぞれ編集長として雑誌を創刊しています。
ミネさんが出版しているのが『髪とアタシ
キャッチコピーは「自由に生きるとはなにか」

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そして奥さまが編集長として三浦市と出版したものが『MIURA

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2年前に「移住」をテーマに作ったフリーペーパーです。
はじめは16頁ということでしたが、それでは足りない!と予算をすべて使い64頁の大作になったそう!
リンク先の三浦市のホームページから閲覧することができます。

またミネさんは雑誌『TURNS』の編集もしているそう。
こちらは移住・地域の経済・小商いの作り方など、全国各地を取材し、
いろいろな特集をしています。
2か月に一度、編集プロダクション的な立ち位置で制作をしているそうです。

様々な面白い事業を展開しているミネさんですが、
その根底にあるというのは「賑わいを増やしたい」という思いだそう。
というのも、ミネさんが拠点としている神奈川県三浦市は、漁港として栄えてはいますが、
若年女性人口の比率が2040年までに5割以下に減少すると推定される消滅可能性都市。
若い人が増加傾向にはあるそうですが、コロナ禍の影響で三崎の下町のたくさんのお店が閉店してしまったそうです。
こういった状況に対して、いろいろなお店を作り、街の本を作ることで賑わいを増やしたいと仰っていました。

今夜の選曲… Strawberry Fields Forever / The Beatles

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2023年06月20日

三浦市、三崎で展開している様々な事業について

今週のゲストは夫婦出版社「アタシ社」代表 ミネ シンゴさんです。

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神奈川県三浦半島の三崎に在住しているミネさん。
三崎で展開している様々な事業について教えていただきました。

まずは出版社「アタシ社」について。
奥様がデザイナーということで、二人で企画・営業・写真・執筆ができれば
版元になれるのでは?と考えて立ち上げたそう。三浦市で唯一の出版社です。

また2020年には「本と屯」の二階に美容室を作ったそう。
「本と屯」はアタシ社の事務所と蔵書室を兼ねており、
もともと倉庫だった2階を美容院にしたら面白いのでは?と考え
「花暮美容室」をオープンしたそう。

美容室の名前の由来は、7つの区に分かれているという
三崎の地区の名前がもとになっているとのこと!
ちなみにミネさん、美容室では経営を担っているそうです。

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他にもシェアオフィス・シェアハウスにあたる、
三崎の泊まれる仕事場「TEHAKU」も運営されていらっしゃいます。

様々な事業を手掛けているミネさん、
「思いつきではあるけれど、始めたら何とかしなければならない。」と
話していらっしゃいました。 

今夜の選曲… Lucy in the Sky with Diamonds / The Beatles

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2023年06月19日

ミネさんのユニークな経歴について伺いました。

今週のゲストは夫婦出版社「アタシ社」代表 ミネ シンゴさんです。

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ミネさんは1984年生まれ、横浜市出身。
美容師、美容専門出版社「髪書房」、そしてリクルートの企画営業を経て、
2015年に夫婦出版社「アタシ社」を設立。
2017年より三崎を拠点に、蔵書室「本と屯」「花暮美容室」の運営のほか、
編集を軸に地域活性化のため、さまざまな<場づくり>をされていらっしゃいます。


専門学校を出て美容室で働いている時にヘルニアで腰を壊してしまい、
美容師をやめざるを得なくなってしまったというミネさん…。
「美容業界を変える!」という夢のため、
美容師が読む業界紙を作っている出版社「髪書房」へ入ったそう。

その後一度腰が治ったため、もう一度美容師を鎌倉でやっていたところ、
ヘルニアが再発してしまったため、
今度はホットペッパーで美容の仕事がしたい!とリクルートに入り、
営業の仕事を経験したそうです。

リクルートに在籍中には美容文藝誌『髪とアタシ』を出版したミネさん。
業界は変えずに職種は変えよう!の発想のもと、
2年ごとに起きる人生の変化の中でも
髪に関連する仕事を様々経験されてきたとのことです。

今夜の選曲… I Am The Walrus / The Beatles

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2023年06月15日

医療をより身近にするために、というお話を伺いました。

今週のゲストは、メディカルイラストレーターのtokcoさんです。

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もともとフリーランスで活動していたtokcoさんですが、
2013年に株式会社LAIMANを起業しています。
この法人化により、大きな企業や大学単位など大きな仕事をできるようになったそう。
主な発注者は病院やお医者さん、医療機器メーカー、製薬会社ということです。

企業のスタッフは8名(兼業スタッフを含めると9名)、
現在は、職人技に近いというメディカルイラストレーションの
一部をシステマチックにイメージ共有できるようなシステムを開発しているそう。
メディカルイラストレーションがより身近になるような、
一般の人にも手が届くような世の中を目指して3Dに力を入れているそうです。

このアプリ開発には、
小さなころから身体について、正しい知識を身に着けてほしいという思いもこもっています。

患者さんが理解することが、より重要視されている現代…
tokcoさんたちのような絵でわかりやすく説明するというイラストレーターの仕事はより大切なものになりそうです。

今夜の選曲… Just a Little Lovin’/Sarah Vaughan

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2023年06月14日

アートではなく、医療の発展のために…

今週のゲストは、メディカルイラストレーターのtokcoさんです。

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今回はそもそも、メディカルイラストレーションとアートの違いとは何かお伺いしました。
tokcoさん曰く、メディカルイラストレーションとは…。
アートのように、自分の感性で書き加えるのではなく、
新しい研究・手術の方法などの正しいこと・書くべきことを色合いや線すべてが考え抜いて描くという点で異なり、どちらかといえばデザインに近いとおっしゃっていました。
新しい研究を描く際は、実際に手術室に入って、デッサンやメモをして、オフィスで仕上げる方法もあるそうですが、多くは先生から写真・動画の資料が送られてくることの方が多いとのことでした。

また、とても緻密に描かれたメディカルイラストレーション、
「アーティストとしてこの人はすごい」といわれるような人はいるのでしょうか?と伺ったところ
感性を出してはいけないけれども、色付けなどという表現方法は
それぞれの個性がでるため、人気のアーティストはいるそうです。

日本のメディカルイラストレーターについて、
医学をモチーフにしてデッサンすることがメディカルイラストレーターではないということ、また資格制度が整っていないこと、定義がなされていないという点から
メディカルイラストレーターの人数の把握はできないそう。

そんなメディカルイラストレーターの仕事について、
tokcoさん自身は「最先端の世に出ていない研究を裏で支えている」ということにやりがいを感じると仰っていました。

今夜の選曲… Don't Know Much/Linda Ronstadt & Aaron Neville

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2023年06月13日

メディカルイラストレーターになるためには??

今週のゲストは、メディカルイラストレーターのtokcoさんです。

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化学者であったおじいさんの影響で、サイエンス系の専門書に抵抗感が無く昔から読んでいたtokcoさんは、幼いころからサイエンスイラストレーターに興味を持っていたそう。
しかしカーデザイナーであるお父様に「絵の世界で食べていくのは大変だ」と言われたことで、医学や解剖学生理学といった体のことを学び、いつか携われたらと考えていたそうです。

その後医療の研究所で働いている時、
医者と医療従事者である社員という立場の違う人同士が、最先端の研究の話をする際に言葉だけで説明することの難しさを感じていた中で、メーカーの人が海外のビジュアル本を用いて、絵でコミュニケーションを図ろうとする姿をみたtokcoさん。
日本はなぜやらないのだろうと疑問を抱き、イラストレーターの道に進んだそうです。

実際にサイエンスイラストレーターの第一歩としては、まずはデジタルで絵を描けるようになるために専門学校へ通ったそう。
後に、メディカルイラストレーターも含まれるという「サイエンスイラストレーター」である奈良島さんという師匠に出会い、絵の技術や世界でビジネスをするためのマナー・ルールなどを教えてもらったと仰っていました。

今夜の選曲… Walking In The Rain/The Ronettes

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2023年06月12日

「メディカルイラストレーターという仕事」について伺いました。

今週のゲストは、メディカルイラストレーターのtokcoさんです。

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tokcoさんは、兵庫県生まれ。北海道酪農学園大学を卒業。
神戸市の研究施設で獣医師として勤務後、メディカルイラストレーターとして独立され、
2013年には、株式会社LAIMANを起業されていらっしゃいます。

まずはメディカルイラストレーターというお仕事について。
普通のイラストレーターとは異なり、専門書や論文などの専門的なものから、一般の患者さんと先生との間の意思疎通のために使われるようなものまで、わかりやすい表現・対象者によって描き分けるといった技術が必要なイラストレーションを描く仕事だそう。

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スタジオには実際に「大動脈弁狭窄症」というタイトルの冊子を持ってきていただきました。
これまで医師が絵や文字を駆使しながら、口頭で病気の説明から手術・退院までの一連の流れを説明していましたが、この「あなただけのために説明します」という冊子によって、患者さんが持ち帰って家族に説明することもできるようにもなるとのこと。
説明の際に医師が書き込めるような余白を増やしたり、デザイン全体を工夫して作られた冊子だそうです。
実際に聖路加国際病院・虎ノ門病院・東京ベイ医療センターの3か所の病院の心臓のチームで使われています。

日本と世界とのメディカルイラストレーション分野について…
ヨーロッパ・北米・カナダではメディカルイラストレーターは有名な仕事で、
アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学ではイラストレーターが医学部と隣り合わせで勉強する環境が整っているそうです。

日本のメディカルイラストレーターという仕事の認知については
200年ほど遅れて西洋医学が入ってきた事を踏まえると、アメリカと比べて約100年は遅れてる状況ではないかと見解を述べていたtokcoさん。
そもそもきちんと教えられるような土壌が無いので、職業として成り立たせるのが大変だと仰っていました。

今夜の選曲… On Broadway/The Drifters

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2023年06月08日

中村さんに「オススメの水族館、オススメの時間」を伺いました。

水族館プロデューサーの 中村元さんをお迎えしています。

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中村さんに水族館に行く際にお勧めの時間をきいたところ
池袋サンシャイン水族館は… 晴れた日の午前中!
空との相性も良く、天空のペンギンがキラキラと輝いていてとても綺麗とのことです。

またどこの水族館でも、夕方はお客さんが減り始めるため見頃だそう。
ただ中村さん曰く、17時以降の水族館は理想的なデートスポットになっているそうで、
ぜひ「カップルで行ってください」とおっしゃっていました。

水族館の見方がわからない…という人でも、誰しもが
「綺麗、かわいい、だれだれに似ている!」と話を共有することができるので、
特におすすめの場所!とのことです。

そんな中村さんが考える、すごい水族館は…「名古屋港水族館
水量も多く、展示の仕方も通好みだそう。
現在の目玉は、シャチということですが、
中村さんのおすすめ
マイワシの群れを動かす「マイワシトルネード」
また南極ペンギンだけを展示した「ペンギンの水槽」とのこと!

ここまで4回にわたってお話を聞いてきた中村さんは、
東京で年3回、大阪で年1回、トークライブ『中村元の超水族館ナイト』を開催されています。毎回好評で、次回の6月17日の会は完売していますが、その次は10月に開催予定。中村さんのHPを随時ご覧ください。

今夜の選曲… ETERNALLY / 高橋幸宏

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2023年06月07日

「観光地のバリアフリー化」について伺いました。

水族館プロデューサーの 中村元さんをお迎えしています。

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中村さんが水の魅力を表現するための考え方が「水塊
水の浮遊感、清涼感、躍動感といった水中感を
そのまま切り取って水槽にするという考え方だそう。
「水族館は、生物がいる環境をもうそのまま塊にして持ってくるから大人も行く気になる」
とおっしゃっていました。

また日本バリアフリー観光推進機構の 理事長でもある中村さん。
これは鳥羽水族館にいた時、伊勢志摩をバリアフリー化して
お客さんを増やそうというのが始まりだったそうです。

この時顧客として想定したのが、人口に占める割合が高くなっている高齢者。
年を取り身体が思うように動かなくなっている高齢者が、
旅行に出るのをやめているという状況で、
そういった人たちが楽しめる場所として水族館のバリアフリー化を推進したそう。

中村さんが業界に入ってから、
水族館の入場者数が動物園を超えたことについて。
水族館を見せる相手として、マーケットを大人として考えられるかが一番重要だと
話していらっしゃいました。

今夜の選曲… IN THIS LIFE / 高橋幸宏

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2023年06月06日

「水族館をプロデュースする」というお話を伺います。

水族館プロデューサーの 中村元さんをお迎えしています。

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水族館プロデューサーという仕事について。
水族館に来るお客さんは、だれしもが「魚を大好き」というわけではないので、
この人たちにどう伝えればよいか、どうすれば来館者が増えるかを考える仕事だそう。

学生時代にマーケティングの勉強をしていた中村さん。
「水族館にくるお客さんは、料金を払った後どのように水槽を見るか」という調査を
行ってみると、
・お金を払った後の最初の水槽は、どのような水槽でも大体の人が見てくれる。
・展示後半になると、だんだんと疲れていくのかあまり見てくれなくなる。
・明るくて青い水槽の方が、暗いものや緑色の水槽よりも人々の目を引く。 など

生物関係なしに、様々な要因で何をみているのかが決まっているという事が
わかったと仰っていました。

そんな中村さんが手がけた水族館の一つが「サンシャイン水族館
リニューアルにあたって
ビルの上という立地や、水の重さから大きな水槽が作れないということで
小さくても行きたい場所にしたいと考えたそう。

最初に考えたのはキャッチコピー「天空のオアシス」

小さな水族館なので
「土日よりも平日の女性を増やしたい」
「17時以降のお客さんを増やしたい」といったように、
キャッチコピーに合うように試行錯誤を重ねていき、
現在のサンシャイン水族館ができたそうです。

今夜の選曲… BLUE MOON BLUE / 高橋幸宏

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2023年06月05日

「スナメリの出産とラッコ・ブーム」お話

今週のゲストは、水族館プロデューサーの 中村元さんをお迎えしています。

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中村さんは1956年三重県生まれ。
1980年に鳥羽水族館に入社され、飼育係、企画室長、副館長を経て、2002年に独立され、
水族館プロデューサーとして、新江ノ島水族館、サンシャイン水族館をはじめ、
多くの水族館をプロデュースされていらっしゃいます。

また講談社ビーシーより発刊されている、
中村さんの著書『中村元の全国水族館ガイド125』
水族館ガイド本として2005年の最初の発行から4冊目の改訂版になります。
(↑の写真で中村さんが手にしている本です。)

もともとメディア関係の仕事に就きたかったという中村さん、
「水族館も人に見せて伝えるものだからメディアだ!」と考え水族館え進んだそう。

水族館入社後は「何かを伝えるためには、その生物のことを知らなければならない」と考え、
飼育係を経て、自分で作った部署「企画室長」を担っていました。
この部署は、中村さんが営業部で営業をして回るよりも、
飼育係の時に撮影した「スナメリというイルカの出産シーンの映像」が
全国のメディアで放送された時の方がずっと人が増えている手ごたえを感じたことから、
これを専門にできる場所が欲しいと館長に頼んで、作られた場所だそうです。

企画室長としての仕事で最も手ごたえを感じたのは、ラッコ!

当時社会的に知名度が無く、毛皮の名称として使われていたラッコについて
どうやっておなかの上で貝を割るのか、といった生態を撮影し
メディアに持ち込んで伝えたそうです。
実際の集客としては、70万人だったお客さんが、200万人まで増えたそうで、
その後全国の水族館でラッコの導入がはじまったそう!

それまで毛皮としてしか知名度のなかったラッコの
「生態系にも影響を与えてしまった」と話してらっしゃいました。

今夜の選曲… SOMETHING NEW/高橋幸宏

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2023年06月01日

【Podcasting 第824回】築城弥央さん

今回のポッドキャスティングは、
5月29日〜6月1日放送分、小倉織物製造株式会社、代表取締役・築城弥央さんです。

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2023年06月01日

隈研吾さんとのコラボ…手キスタイルブランド『KUMASHIMA』とは?

小倉織物製造株式会社代表取締役・築城弥央さんをお迎えしています。
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『小倉縞縞』では建築家の隈研吾さんとコラボされた
テキスタイルブランド『KUMASHIMA』を立ち上げられました。
丈夫さが特徴的な小倉織…そこに目をつけた隈先生が
インテリアとしての可能性を感じて、共同で生地を
開発されました。
その縁から始まったブランドが『KUMASHIMA』です。

袴地で縦糸がとても強固な小倉織ですが、椅子の張りなど
に見合う素材にするためには、現状のものより強度を
あげた生地を作ることが必要です。
世界基準を目指されての開発研究が進められています。

▼小倉縞縞のHPはこちらから!
https://shima-shima.jp

今夜の選曲… Excuse Me (I Think I've Got A Heartache)/Willie Nelson

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