2023年06月06日
「水族館をプロデュースする」というお話を伺います。
水族館プロデューサーの 中村元さんをお迎えしています。
水族館プロデューサーという仕事について。
水族館に来るお客さんは、だれしもが「魚を大好き」というわけではないので、
この人たちにどう伝えればよいか、どうすれば来館者が増えるかを考える仕事だそう。
学生時代にマーケティングの勉強をしていた中村さん。
「水族館にくるお客さんは、料金を払った後どのように水槽を見るか」という調査を
行ってみると、
・お金を払った後の最初の水槽は、どのような水槽でも大体の人が見てくれる。
・展示後半になると、だんだんと疲れていくのかあまり見てくれなくなる。
・明るくて青い水槽の方が、暗いものや緑色の水槽よりも人々の目を引く。 など
生物関係なしに、様々な要因で何をみているのかが決まっているという事が
わかったと仰っていました。
そんな中村さんが手がけた水族館の一つが「サンシャイン水族館」
リニューアルにあたって
ビルの上という立地や、水の重さから大きな水槽が作れないということで
小さくても行きたい場所にしたいと考えたそう。
最初に考えたのはキャッチコピー「天空のオアシス」
小さな水族館なので
「土日よりも平日の女性を増やしたい」
「17時以降のお客さんを増やしたい」といったように、
キャッチコピーに合うように試行錯誤を重ねていき、
現在のサンシャイン水族館ができたそうです。
今夜の選曲… BLUE MOON BLUE / 高橋幸宏