2023年06月07日
「観光地のバリアフリー化」について伺いました。
水族館プロデューサーの 中村元さんをお迎えしています。
中村さんが水の魅力を表現するための考え方が「水塊」
水の浮遊感、清涼感、躍動感といった水中感を
そのまま切り取って水槽にするという考え方だそう。
「水族館は、生物がいる環境をもうそのまま塊にして持ってくるから大人も行く気になる」
とおっしゃっていました。
また日本バリアフリー観光推進機構の 理事長でもある中村さん。
これは鳥羽水族館にいた時、伊勢志摩をバリアフリー化して
お客さんを増やそうというのが始まりだったそうです。
この時顧客として想定したのが、人口に占める割合が高くなっている高齢者。
年を取り身体が思うように動かなくなっている高齢者が、
旅行に出るのをやめているという状況で、
そういった人たちが楽しめる場所として水族館のバリアフリー化を推進したそう。
中村さんが業界に入ってから、
水族館の入場者数が動物園を超えたことについて。
水族館を見せる相手として、マーケットを大人として考えられるかが一番重要だと
話していらっしゃいました。
今夜の選曲… IN THIS LIFE / 高橋幸宏