2023年09月07日
「サボる」防災で生きる、というお話伺います。
ゲストはアウトドアライフアドバイザーの寒川一さんです。
主婦と生活社より発売されている『「サボる」防災で、生きる 』
災害防災を楽しむ……というテーマで書かれたこの本。
2011年の東日本大震災から12年が経ち、防災がある意味
当たり前になったと寒川さんは言います。
だからこそ、アウトドア用品やキャンプ用品は、
寒川さんからすれば全部防災用品に…両方を兼ねている
のだと言います。
寒川さんがオススメする防災グッズは、浄水器。
非常に細く、手のひらサイズの携帯型の浄水器です。
その小ささに侮るなかれ、計38万リットルもの水を
浄水できるのだとか!1日10L毎日使ったとしても
100年以上持つ計算。
自然界にある水を、非常時に飲料水に変える
という意味で必須アイテムとのこと!
著書『「サボる」防災で、生きる 』の中で
小黒が初めて気づいたのが、アメリカの
アウトドアと北欧のアウトドアが全然違うという話。
寒川さん自身も、アウトドアを自分で始めた頃は
アメリカのものを手本にしていたといいます。
以前、北欧のスウェーデンでトレイルを歩いて、
北欧のアウトドア用品や考え方に触れた時に
わかったのは、北欧ではヨーロッパの専従文化が
根付いていたそうです。
寒川「今も残っているサーミ人という人たちが、
トナカイを放牧していたんです。
彼らは北極に近い場所に住んで、冬だと
マイナス50度ぐらいなる。
その険しい気候の中で生き抜く知恵を、後世の人に
継承したものがそのままアウトドアになっているんです。
歴史の長さは全然違うってことですね。
北欧のスカンジナビアのアウトドアって言い換えれば、
生きるっていうところに多分直結してることなんだろうな
というふうに思いました。」
今夜の選曲… Unfinished House / Cautious Clay