2023年09月26日
刀にまつわる職人のお話
今週のゲストは、映画監督 大江利哉さんです。
映画『日本刀の美』には、刀剣の世界の名だたる方々が出演しており、
一振りの刀に多くの職人さんが携わっている事を知ることができます。
その中でも、主人公である新人俳優・大塚優希さんが
刀を学ぶにあたって飛び込んだ先が刀剣研磨師の玉置城二さん。
刀剣研磨師というのは、刀身(刀の鉄部分)を研磨する職人です。
研ぎ師は非常に丁寧に慎重に、石を選びながら何工程もかけて
刀を仕上げていきます。
研ぎ師のほかにも、刀一振りには様々なパーツが組み込まれており、
目貫や鍔といった金物を彫刻する金工師、
柄(刀の持ち手)に巻かれている糸を巻く柄巻師、
鞘師や塗師など、大勢の職人の結集で、刀ができあがっています。
また大江さん。
日本刀は時代の変遷に大きく影響されており、
例えば、地上戦がメインだった時には抜きやすく振りやすく反りの少ない短めの刀が。
馬に乗って戦う時代になると、長くて反りの良い刀が増加し、
飛び道具が使用されるようになると、槍が中心、、、というように
時代を背負っています。
こういった部分に注目するのも、
日本刀の楽しみの1つだとおっしゃっていました。
今夜の選曲… NIGHT HERON / Cornelius