2024年01月31日

アートの広報 と お金の枠組み

今週のゲストはEmbedded Blue代表取締役 CEO 片岡奨さんです。

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片岡さん達は昨年、
渋谷のパブリックアートプロジェクトに参加しています。
これは、渋谷区が後援につき、Embedded BlueとShibuya Startup Deckが主催で行われたもので、渋谷駅周辺の工事現場の仮囲いや柱巻を利用して
行われました。

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アートに対して敷居の高さを感じてしまう人も多い中、
市民の意識を変えていくということについて、
片岡さん達はどう考えているのでしょうか

「アートが近くにあるっていうことも、大事なのかなと。
 芸術に対して、非日常や特別感を求めることも
 重要ではあると思うんですけど。
 自分たちの生活導線の中に、何かしら接点が設けられていることが、
 関心を寄せるというアクションに繋がるのかなと思っているので。
 渋谷の駅前の大きなアートプロジェクトや、
 “EVERANDART”というマンションの1階にあるアートスペースに
 力を入れている、ていうのがありますね。」

片岡さんは、金融業界に身を置いていたからこそ
お金の良い面・悪い面をよく知っています。またアート業界における
健全なお金の使われ方も意識していると話していました。

また今後の展開について、、、
アーティストの制作活動のための資金や、
プロジェクトにおける予算を作るなど、ファイナンス的な事業も
担っていきたいと、現在準備を進めているそうです。


今夜の選曲… So Much(Dark-Side Mix) / Peter Gabriel

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2024年01月30日

アートスペース“EVERANDART”

今週のゲストはEmbedded Blue代表取締役 CEO 片岡奨さんです。

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片岡さんは、父親がフォトグラファー、母親がアートディレクター/演習者という仕事をしていたことから、
モノを作るクリエイター/アーティストが身近な環境で育ちました。

「自分自身も結構物を作ることが好きで、
小さい頃にはアトリエに通わせてもらったりとか、
アートに近い環境ではあったかなと思いますね」

野村證券から独立し、Embedded Blueを立ち上げて最初に行ったのは
画家のマネジメント業務。
片岡さんたちは、Embedded Blueを立ち上げる際、
『アーティスト無しでは成立しない業界だからこそ、彼らと同じ目線で
物事を見られるようにならなければいけない』と考えました。
そのため、最初に行った事業は“画家のマネジメント”でした。

「画家さんについて回ってギャラリーに行ったり、展示を一緒に
作ったりとか、勉強させてもらうみたいなところも
多分にあったんですけど、そこから始めました。」

Embedded Blueでマネジメントしているのは
国内外で活躍するクリエイターKAZUSA MATSUYAMAさんと
現代アーティストの三澤亮介さんの2人です。

片岡さん達は
JR東日本グループと野村不動産グループが共同で行っている
まちづくりプロジェクト「MEGURO MARC」の中に、入居する形で、
“EVERANDART”というアートスペースを運営しています。

「僕らはまち作りの一員として、そこに入居しているので、
単にギャラリーを運営しているというよりは、
そこの街で暮らす人たちの暮らしに対して、アートが何をできるか
考えていくというような、そういうプロジェクトです。」

今夜の選曲… The Court(Dark-Side Mix) / Peter Gabriel

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2024年01月29日

証券会社からアートビジネスへ

今週のゲストはEmbedded Blue代表取締役 CEO 片岡奨さんです。

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片岡さんは、1992年東京生まれ。
青山学院大学・教育人間科学部を卒業後、野村證券に入社。
富裕層・法人顧客の新規開拓、金融コンサルティング営業に従事され、
2022年に独立。アートプロジェクトカンパニー Embedded Blueを
設立されていらっしゃいます。

会社名の”Embedded Blue”は日本語にすると<あなたの中にある青色>。
金融業界で使われる埋め込まれるという意味の“Embed”と、
鮮やかな青、青春の淡い青など、人によって見え方の違う“青”を
組み合わせることで<人の中に内在しているものを大事にしたい>という
意味が込められています。

Embedded Blueではアーティスト/画家のマネジメントサポート事業、
アートプロジェクトを作ることが、主な事業内容となっています。

金融業界から、アート業界への大転換に影響を与えたのは
野村證券時代に体験した“マレーシアへの海外研修”でした。
プログラムの中で片岡さんが掲げていたテーマは “アートとビジネス”。
この研修の中で、多くの人と関わり合い、自分の事を考えた事が、
大きかったと話していました。

今夜の選曲… Road to Joy(Dark-Side Mix) / Peter Gabriel

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2024年01月25日

『おおじしん さがして、はしって、まもるんだ』

今週のゲストは、株式会社ステップ総合研究所・代表取締役所長
清永奈穂さんです。

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清永さんが文章を書き、監修した絵本
『おおじしん さがして、はしって、まもるんだ』が岩崎書店より出版されています。
対象にしているのは、3,4歳から小学2年生まで。
イラストを担当しているのは、石塚ワカメさんです。

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〈大地震だ、ゴゴゴゴゴ〉という風にわかりやすいイラストと文章で
地震が来た時の状況をとても立体的に描いています。

「なかなか言葉で言っても、伝わりにくいところなので、
議論を多くして、揺さぶるような絵にしてほしいということで
この石塚ワカメさんにお願いをして、書いていただきました」

本の中には動物にたとえたポーズの紹介などもあります。

素早く安全に逃げる場所を探せるよう
“ウサギのように、くるりんと周りを見渡す”
“ネズミのように、身体を低くして安全な場所に潜り込む”
“亀のように、手足を引っ込めて首を守る”

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▲亀のポーズ

地震の際に取るべき、大事な行動についても伺いました。

「揺れ出したら、安全な場所に逃げるということで、
 安全な場所を事前に見つけておく。またはそのスペースを作っておく。
 その後は、必ず自身は止まるし、大きな音がしても死なないので、
 次にどう逃げるかという事を考えて、今その時を守ろうねという。」

事前に“いざという時はこう動こう”と決めておくことも大切ですが
心づもりだけでは、身は守れません。
事前に動いてみることも重要だと話していました。

「例えばお家で”地震だパン”と手を叩いて、1、2、3、4と8秒数えて、その間にシュシュッと机のしたに潜れるかみたいなのを
遊びながらやる。それを繰り返し、繰り返しやっていただけると
いいかなと思います。」

清永奈穂さん、他にも安全を学ぶための本を
岩崎書店から多く出されています。
ぜひチェックしてみてください。
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HPはコチラ

今夜の選曲… The List / Moonchild

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2024年01月24日

「体験型安全教育」と「安全基礎体力」

今週のゲストは、株式会社ステップ総合研究所・代表取締役所長
清永奈穂さんです。

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清永さんは2012年に、NPO法人体験型安全教育支援機構を
設立しています。

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「危機から自分の身を守るためにも、その後立ち直るためにも、
座学だけではなくて、疑似体験でもいいから体験する、、、
これが、いざという時に自分で考えて動ける力に
繋がるかなということで、立ち上げました。」

大地震が起きた時に、必ずしも親が子どもの傍に居られるとは限りません。
清永さんは、子どもが自分の身を守るために必要な
『安全基礎体力』を提唱しています。

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▲地震のがれきを踏まないで逃げる練習

安全基礎体力とは、4つの力から成り立っています。
① 体の力:走ったり叫んだりという力
② 危機への知恵知識:どこに逃げたら安全なのか、といった力
③ コミュニケーション力
:“助けて”や“どんな事があった”を伝えられる力や、
こっちへおいでと助け合えるような力。
④ 大人力:危機の時に選択することができる事、
また自分でやり遂げられるような力のこと。

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▲落ちているものを踏まないように逃げる練習

これを子どもたちに簡単に伝えられる合言葉があります。
「わ!たこやきおとうさん」

「わ」=割れる/「た」=倒れる/「こ」=壊れる
「や」=焼ける/「き」=切れる/「お」=落ちる
「と」=飛び出す/「う」=動く/「さ」=裂ける
「ん」=(そういうものに)ん?と注意!

「外を歩いていただいて、何か落ちてきそうなものないかなとか、
今日は“たこやき”を探そうか、っていうような感じで、、、
よく通る道なんかを、親子でお散歩しながら見つけていただけると
いいなと思います。見つけてみてください。」

今夜の選曲…Back to Me / Moonchild

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2024年01月23日

災害を研究し、のちの安全に役立てる

今週のゲストは、株式会社ステップ総合研究所・代表取締役所長
清永奈穂さんです。

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清永さんは長年、阪神淡路、能登半島などの地震の研究をされています。
ここでは、現地に行き被害状況を確認し“子供たちがどのように逃げたか”
“その後どう立ち直っているか”などを学校と共に調査しています。

2007年の能登地震の際にも、調査に赴いており、
昨年も30数人の学校で安全教育を実施していました。
能登には知り合いが多く暮らしていたという清永さん。
24年1月1日に起こった『令和六年能登半島地震』に際しては、、、
安全を確認した後、何かできないかと考えた結果
NHKなどで報道をしてもらえないかと連絡したそうです。

「1人1人の子供たちの顔も、それから保護者の方も、
地域の方も思い浮かんでですね、、、
お年寄りの方も安全教室に参加されたんです。
そのとき落ちた家具から這い出す練習とかもしたので、
あれが役に立ってるかなとか、、、いろいろ考えましたね。」

今夜の選曲… Money / Moonchild

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2024年01月22日

安全教育のポイント

今週のゲストは、株式会社ステップ総合研究所・代表取締役所長
清永奈穂さんです。

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清永さんは、立教大学を卒業後、大学の研究員を経て、
2000年にステップ総合研究所を設立。事件や災害現場に赴いての
現場分析や、犯罪者行動調査、被害調査を基にして、
安全教育、地域安全等について研究されていらっしゃいます。

株式会社ステップ総合研究所は、現場での調査を踏まえたうえで
“その地域でなぜかこういう被害が起きたのか”
“今後どう立ち直っていけばいいのか”などを研究しています。

そのため、自治体と仕事をすることが多く、例えば世田谷区では
区内の防犯に特化した冊子『スクラム防犯』を作成したり、
瞬間的に手を差し伸べる活動推進のための冊子『瞬間ボランティア』
作成しています。

清永さんの研究テーマ“安全教育”において
“犯罪の防止”のためのポイントは<犯罪を起こさない環境を作ること>
『泥棒に対しては、塀を高くする・鍵をかける。』
『人の関係する犯罪は、被害にあわないための人づくり/加害に及ばないための人づくり』などが重要だということです。
イギリスでは特に進んでおり、1997年のトニー・ブレア政権で
「スキルだけでなく、寛容な人間を育てる」ということを目標に“安全教育”が組み込まれた、市民教育(Citizenship Education)が始められました。

比べて日本では、防災・防犯・いじめ・性教育など、幅広く
安全について研究する大学が少ないという現状だそうです。

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2024年01月18日

地球環境問題の根源は、人間の文化の問題

今週のゲストは、総合地球環境学研究所 教授・阿部 健一さんです。
リモートでのご出演です。

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総合地球環境学研究所、通称“地球研”ではモットーとして
<地球環境問題の根源は、人間の文化の問題>ということを掲げています。

 「どういう豊かな未来社会を築くか。でも、もしかすると
  これまで考えた豊かさとは違う、そういった豊かさを求めないと
  もう地球は限界達しています。
  我々の子供、さらにその先の世代が今まで以上に豊かに暮らす、
  それを考えるのが、突き詰めていえば環境学・地球環境学かなという
  感じがします。問題解決というよりも、新たな豊かさを求める。」

猛暑など、気候などを見ても明らかな異変を感じる状態になっています。
特に若い世代に伝えていきたいということについて伺いました。

阿部さんは、2,3年前に京都の高校で環境学を教えていたことがあります。
その際に重要にしていたことが“ディスカッション”

異なる価値観を持つ人たちが共に暮らしている地球において
環境問題というのはそもそも正解があるわけではない。
そのため、他者の大切にしているものを、同じように大切にしながら、
ゆっくり・じっくり考えていく事が重要だと話していました。

またそのようなディスカッションの中で、気づくような“違い”から
環境問題や環境学が始まるのではないか、と仰っていました。

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2024年01月17日

農業の適材適所/知産知消

今週のゲストは、総合地球環境学研究所 教授・阿部 健一さんです。
リモートでのご出演です。

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現在は欲しい食材をどこでも手に入れられる時代です。
今回は、阿部さんに地産地消をどのように考えているか伺いました。

阿部さん曰く「農作物は適材適所」
どんな地域でも楽しまれているコーヒーを、日本で生産するとなると
環境への負荷がかかるため、栽培に適している地域で生産されたものを
流入する“交易”もまた大事なことになるとおっしゃっていました。

また阿部さんは地産地消を
『知産知消』と置き換えた言葉を利用しています。

世界中から食材を得て、豊かな食卓を楽しむことができる時代だからこそ、
消費者は<どのような場所で採れたものか、どういった環境で育てられたのか、どんな人が作ったのか>を知ることで、より美味しく
食事を楽しむことができるはず。

そして生産者側も
<自分が作ったものを、どんな人が美味しいと喜んでいるのか>を
知ることで、農業をするときに“さらに美味しいものを、
環境に配慮したものを作ろう”と思う事ができるはず!

生産地と消費地、お互いを知り合えば、良い相乗効果が出るのではないか、
と考え阿部さんが使っている言葉です。

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2024年01月16日

世界農業遺産

今週のゲストは、総合地球環境学研究所 教授・阿部 健一さんです。
リモートでのご出演です。

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阿部先生は“世界農業遺産”の制度設計に関わっています。
その判定基準は5つです。
最も重要なのは
「地域のコミュニティの食糧および生計の保障に貢献している事」
そして
「農業生物多様性の保全が視野に入れられている事」
「それぞれの風土を踏まえ、地域ごとに独創的な技術などを開発してる事」
「農業を行いながら、祭や儀式など
地域のユニークな価値観を作り上げる文化を彫像していること。」
「美しい風景を作っているかどうか」

現在では、26か国、86地域が“世界農業遺産”として認定されています。
海外では、レモンが有名なイタリアのアマルフィ。
また国内では、滋賀県・琵琶湖の“琵琶湖システム”
宮崎県の“高千穂郷・椎葉山地域“などがあります。

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2024年01月15日

1/18 に開催されるシンポジウム

今週のゲストは、総合地球環境学研究所 教授・阿部 健一さんです。
リモートでのご出演です。

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阿部先生は、京都大学農学研究科を卒業され、
京都大学東南アジア研究センター、国立民族学博物館などを経て、
2008年より、総合地球環境学研究所に所属。
2015年には、世界農業遺産の制度設計に関わり、世界水フォーラムでは、
2003年以降、ユネスコと共同セッションを運営されていらっしゃいます。
 
阿部先生が所属している総合地球環境学研究所は当初は文科省直轄の
研究所であり、その正式名称は、、、
<大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所>と
非常に長いものになります。
そのため阿部さん達は短く“地球研”と呼んでおり、機関の目的は
環境学・地球環境学という新たな学問を構築することです。


今週1月18日には、阿部先生が参加されるシンポジウムが開催されます。

味の素食の文化センター人間文化研究機構 共催シンポジウム
【未来の豊かな食を考える~里山と海をつなぐ世界農業遺産~】

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日時:2024年01月18日(木) 18:00 ~ 20:30 (終了予定)
会場:TKPガーデンシティPREMIUM田町

定員は会場参加が220名、オンラインでも500名参加できます。
ぜひHPをご確認ください。

シンポジウムのテーマにある世界農業遺産とは簡単に
“ユネスコの世界遺産の農業版”ということですが、、、
阿部さん曰く一般的な世界遺産とは全く異なる部分があります。

それはユネスコの世界遺産における目的が、
ありのままに残す・現状維持にである事に対し、
常に新しい知識、技術を取り入れて進化している農業というのは
“変わっていく・変えていく遺産”にあたること。

農業を変化させていくにあたって、
その方法にも問題があったのではないか、
生産性・収益性だけを重視する事、環境問題(化学肥料や農薬の使用など)について見直すという事が、世界農業遺産の大きな趣旨になっています。

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2024年01月11日

呼吸を世界に

今週のゲストはZEN呼吸法主宰・呼吸アドバイザーの椎名由紀さんです。

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昨年9月から、ニューヨークでは子供たちのメンタルヘルス問題への
対処法として毎日2分から5分、呼吸法を実践し、一日一回呼吸の時間をとることを決定しました。

椎名さんは、アップされていたデモンストレーションの動画を見て、
<力が入っているダメな呼吸をしている!>という事に気づき、
ニューヨーク州に手紙を出したそう。

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椎名さん自身が学生時代から身体の不調に悩まされ、
その不調を解消してくれたのが呼吸法だったという経験から、
子どもたちに“正しい呼吸”を伝えたいと仰っていました。

最後に、今後の計画について伺いました。

「私みたいにこう、不調がこのまま一生続くのかと思って、
闇の中にいる人たちに届けて、、、
いやいや健康って実は意外と身近なところにあるんだよ
自分の中にあるんだよっていうことを気づいていただく
きっかけになればいいなと」

椎名さんは今年2月、3月にヨーロッパでワークショップツアーを
控えています。

”ニューヨーク市長からも連絡が来るのでは…?”と考えていることから、
ニューヨークに行く気持ちで準備していると仰っていました。

今夜の選曲… 1/1 / Brian Eno

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2024年01月10日

音声CDで行うZEN呼吸

今週のゲストはZEN呼吸法主宰・呼吸アドバイザーの椎名由紀さんです。

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これまで椎名さんのZEN呼吸法は、スタジオでのレッスンの他、
企業や団体学校での講演も数多く行っていましたが、
今度1月24日に音声メソッドCDとして
『ZEN呼吸法メソッド ~自然な姿勢と呼吸で心を調える~』
発売されます。

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こちらは内容を英訳した英語Verも作成されており、
世界の人が楽しむことができる内容になっています。

「呼吸法って地味なので、なかなか続けられないという方が
多いんですね。とりあえずこのCDをポンと再生していただいて、
もう日課というかルーティンにしてもらえたらなと」

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またCDにはブックレッドが付いてきます!
「姿勢がポイントになってきますので、姿勢を整えてから
呼吸法CDをオンにしてもらいたい」と話していました。

是非こちらから、CDをチェックしてみてください!
▶https://lnk.to/ZenKokyu

椎名さんは現在、東京国立博物館内 TOHAKU茶館で
週に2回、ZEN呼吸のレクチャーを行っています。
60分ほどのプログラムになっていますので
ぜひ皆さんもチェックしてみてください。

今夜の選曲… 夜のZEN呼吸(睡眠メソッド)/ 椎名由紀
Zen breathing techniques -night- / 椎名由紀

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2024年01月09日

ZEN呼吸法、ポイントは仙骨!

今週のゲストはZEN呼吸法主宰・呼吸アドバイザーの椎名由紀さんです。

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椎名さんは、江戸時代の禅僧の本から”呼吸”の大切さを学び、
独自の”ZEN呼吸法”としてメソッド化し、レッスンや講座を
各地で開催されています。
関連著書も六か国で翻訳され、国内外で”姿勢と呼吸の大切さ”を伝える
アドバイザーとして活躍していらっしゃいます。

2年ぶりのご出演になります。

椎名さんを健康へと導いたのは禅僧“白隠禅師”の『夜船閑話』
出会ったのは31歳の頃で、その後20年呼吸法を実践し、
気力が非常に増したし、まだまだ上がる!と仰っていました。

そんな椎名さんが、呼吸法を現代風に解釈して作り上げたメソッド
<ZEN呼吸法>これは、姿勢と呼吸を自然な状態に戻すこと。
特に現代人は、便利な生活によって姿勢が崩れてしまっているといいます。

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自然な姿勢・呼吸のためのコツとはどういうものなのでしょうか?

「座っていても、立っていても、仙骨という背骨の土台、骨盤のセンター、これがまっすぐに立っているということですね。
座っている時は横から見ると、背中とお尻がもう直角、
まっすぐにビシッと決まっている。そういう状態が望ましいです。」

今夜の選曲… Three adjustments -including posture- / 椎名由紀

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2024年01月04日

子供を守るための条例

4日目 子供を守るための法や条例の大切さ。 
新年最初のゲストは
NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表、中島早苗さんです。

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日本でも昨年4月に”こども基本法”が施行されました。

日本には長年、子供の権利を総合的に保障するこども基本法というような法律がありませんでした。
このことについて中島さん達は、色々な団体や子ども達と共に
政策提言活動を行っていました。
 「ちょうど3年ぐらい前から、こども基本法を作ろうかという
  動きになりまして、去年施行されましたことが
  本当に嬉しく思っています。」

最後に今後のビジョンについてお伺いしたところ、
「25周年を機に募金を呼び掛けていきたい」ということでした。

というのも、今後日本社会が子どもを中心とした社会にシフトしていく際に、まだまだ地域によっては環境が整っていない場所が多くあります。
そのため、多くの子どもの声が拾い上げられるネットワーク作り、
子供の声を聞くファシリテーターの育成など、まだまだお金がかかるということです。
また25年活動をしていても、世界では未だに戦争や環境破壊が進み
一度は減っていた児童労働も増えていく可能性があるとのこと。

 「NGOと協力して新しくの支援活動、教育国際協力活動を
  していきたいと思ってますので、そのためにも募金を
  お願いしたいなと思っています。」


今夜の選曲… Save the Children / Marvin Gaye

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2024年01月03日

1月6日に開催されるオンラインイベント

新年最初のゲストは
NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表、中島早苗さんです。

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フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、今年設立25周年を迎えます。
これを記念して1月6日には、創設者のクレイグさんと中島さんとの
オンライントークイベントが開催されます!

こちらは、カナダからの生配信!
東京会場でのパブリックビューイング
Zoomによるオンライン参加の2つから選ぶことができます!

詳しくはコチラをご覧ください。

創設者のクレイグさんの著書はベストセラーにもなっています。
どんな本を出版しているのか伺いました。

クレイグさんは12歳で団体を立ち上げてから、
児童労働の実態を調査するため、学校を休み、大学院生や研究家と共に
インド・パキスタン・バングラデシュ・ネパール・タイの5か国を
旅しました。
そしてその旅の中で<どうすれば児童労働を無くし、子どもを貧困から
解放することができるのか?>ということを12歳の目線で書いた本が
話題になりました。
またその後も<子どもの声を聞くとはどういうことか?>
<子どもたちに向けて活動するにはどうしたらよいのか>など
さまざまな視点で本を出版し、人気を博しています。

今夜の選曲… Save the children / marvin gaye

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2024年01月02日

学校建設を含むその活動

新年最初のゲストは
NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表、中島早苗さんです。

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現在フリー・ザ・チルドレンでは世界45か国300万人以上の子供たちが活動に参加しており、日本でも18歳以下の子供メンバー、25歳くらいまでのユースメンバーを合わせて約1500人の人が一緒に活動しています。

その活動の一つに学校建設があります。
カナダから始まった、フリー・ザ・チルドレンでは
最初にインドやケニアで、現地のローカルのパートナーNGOと契約し、
建設や、公立学校として運用されるような手伝いをして
学校を作るという活動をしました。

これは、地域に学校が無かったり、足りていないことから
働かされている子どもたちは、そもそも教育を受けたことが無いという現状があったためです。
この活動は広がり、11か国に学校建設を行ったという実績があります。

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これは団体全体で行ったことで、日本の子供たちも学校建設のために資金調達をし、インドやフィリピン・ケニアに学校を建てようと
活動に参加していました。

夏休みに2週間、現地でスタディツアーを行い、滞在中にボランティア活動としてコンクリートを練ったりレンガを運んだりと、実際に参加するようなものもありました。

今夜の選曲… soldier / wilco

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2024年01月01日

活動理念と児童労働の定義

新年最初のゲストは
NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表、中島早苗さんです。

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中島さんは大学卒業後、アパレル会社勤務を経て、
1997 年にアメリカの環境NGOでインターンを経験。
そのときに、フリー・ザ・チルドレンの理念に共感され、
帰国後の1999年に、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンを設立。
子どもたちが主体となって行う国際協力活動のサポートをしています。

番組へは、2010年以来の10年ぶりの出演になります。

フリー・ザ・チルドレン設立のきっかけは、
1995年、トロントに住んでいた12歳の少年クレイグが目にした新聞から。
記事には、2億人以上の子供たちが強制的に働かされている、
それを無くそうと立ち上がったパキスタンの少年が殺されるという事が
書かれていました。
これを受け、子どもの問題を、同じ子供としてなんとかしたい!と
考え立ち上がったのが、始まりでした。

中島さんが、フリー・ザ。チルドレンに出会ったのは、
アメリカのNGOでインターンをしていた時です。

雑誌で特集されていたものを目にして感銘を受け、連絡を取ったところ、
日本にもネットワークが広がると嬉しいという返答をもらいました。
そのため帰国後1999年に、
“子供による子供のための国際協力”というスローガンを掲げ
子供たちに対して紹介する形で、立ち上げたものが
フリーザチルドレンジャパンです。

児童労働とは、18歳未満の子供たちで、非常に危険な環境で働かされている。また、子ども達の権利が侵害されているような労働
(学校に行けていない・炎天下の中、農薬を浴びながら農作物を収穫しなければならない・性産業に関与させられている)
が当てはまります。

日本国内で多いのは性産業や性風俗など。
他にも工事現場で適切な防具を付けずに働かされ、
亡くなった事例が報告されています。

今夜の選曲… Childhood / michael jackson

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク


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