2024年01月15日
1/18 に開催されるシンポジウム
今週のゲストは、総合地球環境学研究所 教授・阿部 健一さんです。
リモートでのご出演です。
阿部先生は、京都大学農学研究科を卒業され、
京都大学東南アジア研究センター、国立民族学博物館などを経て、
2008年より、総合地球環境学研究所に所属。
2015年には、世界農業遺産の制度設計に関わり、世界水フォーラムでは、
2003年以降、ユネスコと共同セッションを運営されていらっしゃいます。
阿部先生が所属している総合地球環境学研究所は当初は文科省直轄の
研究所であり、その正式名称は、、、
<大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所>と
非常に長いものになります。
そのため阿部さん達は短く“地球研”と呼んでおり、機関の目的は
環境学・地球環境学という新たな学問を構築することです。
今週1月18日には、阿部先生が参加されるシンポジウムが開催されます。
味の素食の文化センター・人間文化研究機構 共催シンポジウム
【未来の豊かな食を考える~里山と海をつなぐ世界農業遺産~】
日時:2024年01月18日(木) 18:00 ~ 20:30 (終了予定)
会場:TKPガーデンシティPREMIUM田町
定員は会場参加が220名、オンラインでも500名参加できます。
ぜひHPをご確認ください。
シンポジウムのテーマにある世界農業遺産とは簡単に
“ユネスコの世界遺産の農業版”ということですが、、、
阿部さん曰く一般的な世界遺産とは全く異なる部分があります。
それはユネスコの世界遺産における目的が、
ありのままに残す・現状維持にである事に対し、
常に新しい知識、技術を取り入れて進化している農業というのは
“変わっていく・変えていく遺産”にあたること。
農業を変化させていくにあたって、
その方法にも問題があったのではないか、
生産性・収益性だけを重視する事、環境問題(化学肥料や農薬の使用など)について見直すという事が、世界農業遺産の大きな趣旨になっています。