2024年01月17日
農業の適材適所/知産知消
今週のゲストは、総合地球環境学研究所 教授・阿部 健一さんです。
リモートでのご出演です。
現在は欲しい食材をどこでも手に入れられる時代です。
今回は、阿部さんに地産地消をどのように考えているか伺いました。
阿部さん曰く「農作物は適材適所」
どんな地域でも楽しまれているコーヒーを、日本で生産するとなると
環境への負荷がかかるため、栽培に適している地域で生産されたものを
流入する“交易”もまた大事なことになるとおっしゃっていました。
また阿部さんは地産地消を
『知産知消』と置き換えた言葉を利用しています。
世界中から食材を得て、豊かな食卓を楽しむことができる時代だからこそ、
消費者は<どのような場所で採れたものか、どういった環境で育てられたのか、どんな人が作ったのか>を知ることで、より美味しく
食事を楽しむことができるはず。
そして生産者側も
<自分が作ったものを、どんな人が美味しいと喜んでいるのか>を
知ることで、農業をするときに“さらに美味しいものを、
環境に配慮したものを作ろう”と思う事ができるはず!
生産地と消費地、お互いを知り合えば、良い相乗効果が出るのではないか、
と考え阿部さんが使っている言葉です。