2024年01月24日
「体験型安全教育」と「安全基礎体力」
今週のゲストは、株式会社ステップ総合研究所・代表取締役所長
清永奈穂さんです。
清永さんは2012年に、NPO法人体験型安全教育支援機構を
設立しています。
「危機から自分の身を守るためにも、その後立ち直るためにも、
座学だけではなくて、疑似体験でもいいから体験する、、、
これが、いざという時に自分で考えて動ける力に
繋がるかなということで、立ち上げました。」
大地震が起きた時に、必ずしも親が子どもの傍に居られるとは限りません。
清永さんは、子どもが自分の身を守るために必要な
『安全基礎体力』を提唱しています。
▲地震のがれきを踏まないで逃げる練習
安全基礎体力とは、4つの力から成り立っています。
① 体の力:走ったり叫んだりという力
② 危機への知恵知識:どこに逃げたら安全なのか、といった力
③ コミュニケーション力
:“助けて”や“どんな事があった”を伝えられる力や、
こっちへおいでと助け合えるような力。
④ 大人力:危機の時に選択することができる事、
また自分でやり遂げられるような力のこと。
▲落ちているものを踏まないように逃げる練習
これを子どもたちに簡単に伝えられる合言葉があります。
「わ!たこやきおとうさん」
「わ」=割れる/「た」=倒れる/「こ」=壊れる
「や」=焼ける/「き」=切れる/「お」=落ちる
「と」=飛び出す/「う」=動く/「さ」=裂ける
「ん」=(そういうものに)ん?と注意!
「外を歩いていただいて、何か落ちてきそうなものないかなとか、
今日は“たこやき”を探そうか、っていうような感じで、、、
よく通る道なんかを、親子でお散歩しながら見つけていただけると
いいなと思います。見つけてみてください。」
今夜の選曲…Back to Me / Moonchild