2024年02月20日
フランスで日本料理を作る
今週のゲストは農業家/パリ山下農園の園主 山下朝史さんです。
農園のスタートは奥さんの一言。
山下さん最初の顧客は日本料理屋でしたが、徐々に販路を広げていきました。
しかし農作物を作り、日本料理屋に作物を卸す中で
『日本料理を海外で展開する事の大きな目的は、日本の食文化を海外に紹介することなので、なるべくローカルの食材を使って日本料理を表現してほしい』と思うようになりました。
そのため日本料理屋との取引を辞め、一年半ほどは宅配をメインにしたそう。
この1年半の間に、山下さんの顧客相手として『フランス料理屋』という可能性が浮かびあがりました。
「フランス料理のことを1年半、何となく俯瞰していって、
グランシェフってどうして、その位置に居続けられるのか。
それは彼らが、フランス料理界のオピニオンリーダーであり、
手本になるようなレシピを作っているからだと。そこに必要なのは、
良い食材。その食材が新しくて希少性があればさらに良いと。
その3要件を、私が既に持ってたんですね。ですから私の
フランス料理の最初のお客さんっていうのは三ツ星レストランです。」