2024年05月29日
服の鉛筆
今週のゲストは株式会社ZEエナジー代表取締役社長、松下康平さんです。
松下さんは被災地での復興に貢献する活動もされており、現在は福島県の浜通り地域で、バイオマス発電の建設を行いたいと考えているそう。
このような活動では、地域との連携が重要になってきますが、松下さんも
定期的に福島に行っていたそう。
小黒
「どうですか。県の人たちの理解もずいぶん深まりましたか?」
松下
「そうですね以前に比べるとだいぶ進んでると思います。
実際に福島県の大熊町ってところにインキュベーションセンターが
できまして、そこに全国の企業が事務所を借りて活動してるんですが
当社がそこの第1号で入居していまして。
そういう意味では福島県の復興のための場所に最初に我々が
進出して活動をやり始めたっていう感じですかね。」
また松下さんは他の企業との取り組みも行っており、
中には第32回 日本文具大賞サステナブル部門で優秀賞をとった
『服の鉛筆』があります。
これは松下さんの地元、富山県の小矢部市にあるアパレルメーカーの、
繊維の切れ端を炭にして作られた鉛筆。
切れ端を炭化させて何かを作りたい、鉛筆にしたら面白いのではないか?と最初は冗談のつもりで始めたものだったそう。
この企画に、何社かが協力してくれて、実際に鉛筆を制作。
後にNHKの番組で完成した鉛筆を使って子どもたちが環境問題について勉強するというものにまで至ったそう。
今年商品化し、現在発売され始めています。