2024年06月27日

寝具店で販売している靴‼

今週のゲストはSleep inn(スリープイン)代表の中川裕介さんです。

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中川さんの店では寝具だけでなく『靴』も取り扱っています。
この靴は金沢市にある『のさか』というお店のもの。

「健康を語るうえで足が非常に重要です。心臓から一番遠いところで
筋肉量を上げることが大事ですのでウォーキングを推奨するために
ウォーキングシューズの販売もさせていただいてます。」

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見た目は厚底ソールですが、一本下駄のようになっており、身体の中心をその部分に持ってきてくれるため、自然と姿勢が良くなり、足の筋力アップにもつながるそう!
全世界で100万足売れている大ヒット商品になります。

また中川さん達は、能登半島の先端、珠洲市で採れる珪藻土を使った新たなプロジェクトも進行中です。
これは珪藻土を練りこんだ生地があるということで、その生地を使った、
能登半島の形をした抱き枕『ノトハグ』
1月1日に傷ついた能登半島をハグで癒そう!という思いが込められたネーミングです。
珪藻土には遠赤外線効果や吸湿効果があり、布団の中の寝床内気候をコントロールしてくれるような寝具になるとのこと!

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2024年06月26日

睡眠指導も‼

今週のゲストはSleep inn(スリープイン)代表の中川裕介さんです。

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一般社団法人 日本睡眠教育機構 JSESが認定している上級睡眠健康指導士の資格を持っています。
そのためスリープインでは、本当に眠れないという方へは病院へ行くことを進めていますが『朝起きても疲れが取れていない』などプチ不調の人に、悩み・症状を聞いてアドバイスを行っています。

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中川さんたちは、睡眠指導、とくに睡眠環境についてもアドバイスるしており、今回はだれもができる『パジャマ』について伺いました。

中川さん
「人は眠る時に深睡眠という深い睡眠をしますが、そこで毛穴が開いて、汗をドバっと出すんです。その時に受け皿となる素材を着ておくことが大前提です。また寝返りをスムーズにできるよう、窮屈ものは選ばないようにすると良いです。」

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2024年06月25日

羽毛はメンテナンスをすれば100年は使える!

今週のゲストはSleep inn(スリープイン)代表の中川裕介さんです。

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スリープインでは、廃棄予定の羽毛布団を回収し、寝袋に作り替える取り組みを行っており、グリーンダウンプロジェクトにも加盟しています。

グリーンダウンプロジェクトとは、ダウン(羽毛)という限りある資源をリサイクルすることで、地球にやさしい循環型社会の実現を目指している団体です。

中川さんたちは、令和6年能登半島地震に際して、
能登半島にある和倉温泉が避難所に提供した羽毛布団を、ただ廃棄するだけではもったいないと回収しリサイクル、そしてその収益金を和倉温泉観光協会へ復興義援金として寄付しています。
その工程は、持ち込まれたダウンを解体し綺麗に洗浄、グリーンダウンとして膨らみを復活させ、寝袋に詰めなおすというものです。

小黒
「羽毛は何度も使えるものなんですか?」

中川
「そうですね、羽毛布団自身の寿命は10年から15年と言われていますが、綺麗に洗浄してメンテナンスをすれば、100年ぐらいは使えるんです」

羽毛布団は、現在国民一人当たり1.4枚あるといわれているそう、
天然素材の羽毛もリサイクルされなければ、どんどん棄てられ焼却処分されていたということです。

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2024年06月24日

ねむりと暮らしに寄り添う、スリープイン!

今週のゲストはSleep inn(スリープイン)代表の中川裕介さんです。

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中川さんは、1975年石川県生まれ。
金沢市のIT系企業を経て、2008年、家業の寝具店に入り、従事する傍ら、日本睡眠教育機構認定の上級睡眠健康指導士の資格を取得。
2022年に「ねむりと暮らしに寄り添う」をコンセプトとしたお店
『スリープイン』を開業されていらっしゃいます。

中川さんの暮らす七尾市も、令和6年能登半島地震で被害にあわれ、
なかでも北側に位置する中島町・能登島は大きく被害を受けたそう。

そんななか中島さんのお店は1月5日と早くから営業を再開していました。

「かなり陳列している商品が落ちたり、倒壊もあったのですが、、、。スタッフのみんなががんばってくれて。街の明かりがやっぱり消えていましたので、いち早く通常通りに戻そうと思いまして。」

中川さんのご実家は、大正8年創業の老舗寝具店。
そこから2022年にスリープインを立ち上げていらっしゃいます。

きっかけはコロナ禍でお客さんの中に不眠を訴える人が急増したことから。
寝具だけではカバーしきれないものがあると感じ、眠りをトータル的にサポートできるお店を立ち上げました。

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2024年06月20日

備前を陶器ゴミゼロのまちに!

今週のゲストは、株式会社the continue.の板野仁美さんです。

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現在、株式会社the continue.は約10名ほどのスタッフで運営されています。

廃棄された備前焼をリサイクルするということで立ち上がった会社ですが、
当初は『コストもかかるし難しい』といわれたり、そもそも備前焼作家たちは、そもそもリサイクルできるという発想が無く、すごく驚かれたそう。

板野さん達も最初は『格式のある備前でリサイクルとなると反対されるかも』と心配していたそうですが、実際は作家たちによる陶器ゴミ回収の呼びかけや、セラミック焼き物界隈の地域コミュニティも参加してくれて、地域のチームワークに感動したということ。

元々土からできている陶器は、土に埋めればもとに戻ってくれるのでは?と考えてしまいます。ですが陶器は土を高温で焼いて石のような素材にしているため、細かく砕いても栄養のある土には戻りません。

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「縄文土器が出土しましたと想像すると、それはそのままの形で出てきますよね、私はよくこうやって簡潔に説明しています(笑)」

最後に株式会社the continue.の今後の展望について伺ったところ、
『備前焼を陶器ゴミゼロのまちにしたい。』と話していらっしゃいました。

貴重なお話、ありがとうございました!

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2024年06月19日

リサイクル陶器ブランド『RICO』

今週のゲストは、株式会社the continue.の板野仁美さんです。

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株式会社the continue.によるリサイクル陶器ブランドの名前は『RICO』
こちらは、R:Recycle I:inspiration C:continue O:ゼロベースの
頭文字を取ったネーミングになっています。

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RICOで展開しているのは、主にマグカップとドリッパー。
マグカップでは37%の再生素材が、ドリッパーには68%のリサイクル素材が使用されています。

実はリサイクル素材が多いと、水漏れしてしまうという性質があり、それを活用したものがRICOのドリッパー。
下に穴が開いていないタイプになっており、少しづつコーヒーが落ちていきます。

またマグカップなどが割れてしまった場合、株式会社the continue.が回収し、100%再生します!とのこと。

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2024年06月18日

陶器ゴミを回収して新たな形に!

今週のゲストは、株式会社the continue.の板野仁美さんです。

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備前には『備前焼陶友会』に所属している作家さんでは、150~200名ほどの備前焼作家がいます。
リサイクル事業以前は、使えなくなった備前焼のゴミは、埋め立てられて棄てられており、陶器ゴミが山積みになっている場所もあるということ。

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株式会社the continue.では、廃棄された陶器の回収は、備前焼作家や自治体が呼びかけを行っており、備前市の駅前などに回収ボックスが設置されています。

そして実際にリサイクルの方法は、耐火煉瓦の工場の技術を応用して、一度陶器ゴミを粉々に粉砕し、備前焼に使う土と練り合わせることによって、新しい形を作り出しています。

株式会社the continue.では、1年半ほど前に製造工場を新設し、自社生産で取り組みを行っています。

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2024年06月17日

備前焼リサイクル事業

今週のゲストは、株式会社the continue.の板野仁美さんです。

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板野さんは、岡山県出身。
備前市の地場産業のひとつ、耐火レンガの製造メーカー
三石ハイセラムに勤務される一方で、リサイクル事業を行う会社
株式会社the continue.の一員として、備前焼リサイクルの普及に
尽力していらっしゃいます。

耐火煉瓦とは、鉄を溶かす工場で使われている耐火温度の高い特殊な煉瓦。
備前市の地場産業の1つで、全国シェアでは出荷量では5本の指に入ります。明治時代に備前市で採れる石は超高温に耐えられるため、溶鉱炉の素材に適しているということが発見されました。
しかし石の産出量は年々少なくなっています。
そこで元々硬い岩塩を粉末にする技術もあったことから、耐火煉瓦業界では早い段階からそのリサイクルに着手してきました。

この技術が板野さんのもう一つの仕事場、備前市の伝統産業の1つ『備前焼』のリサイクル事業に関わってきます。

備前焼は非常に効果で希少なものですが、その製造過程で割れたり歪んだりした陶器ゴミが排出されています。

株式会社the continue.は、代表がその現状を目の当たりにし、
釉薬(陶磁器の表面にかけるガラス質の溶液)も付いていないし、
土と天然のものだけで色付けを行っている備前焼きの特徴から
リサイクルできるのではないか?と考え持ち帰り有志が始めた事業です。

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2024年06月17日

備前焼リサイクル事業

今週のゲストは、株式会社the continue.の板野仁美さんです。

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板野さんは、岡山県出身。
備前市の地場産業のひとつ、耐火レンガの製造メーカー
三石ハイセラムに勤務される一方で、リサイクル事業を行う会社
株式会社the continue.の一員として、備前焼リサイクルの普及に
尽力していらっしゃいます。

耐火煉瓦とは、鉄を溶かす工場で使われている耐火温度の高い特殊な煉瓦。
備前市の地場産業の1つで、全国シェアでは出荷量では5本の指に入ります。明治時代に備前市で採れる石は超高温に耐えられるため、溶鉱炉の素材に適しているということが発見されました。
しかし石の産出量は年々少なくなっています。
そこで元々硬い岩塩を粉末にする技術もあったことから、耐火煉瓦業界では早い段階からそのリサイクルに着手してきました。

この技術が板野さんのもう一つの仕事場、備前市の伝統産業の1つ『備前焼』のリサイクル事業に関わってきます。

備前焼は非常に効果で希少なものですが、その製造過程で割れたり歪んだりした陶器ゴミが排出されています。

株式会社the continue.は、代表がその現状を目の当たりにし、
釉薬(陶磁器の表面にかけるガラス質の溶液)も付いていないし、
土と天然のものだけで色付けを行っている備前焼きの特徴から
リサイクルできるのではないか?と考え持ち帰り有志が始めた事業です。

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2024年06月13日

今後の展望について

今週のゲストは、フリーアナウンサーで、マインドフルネス トレーナーの内田恭子さんです。

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内田さんは企業の研修やプロアスリート、教育現場でもマインドフルネスのセッションを行っています。

例えば企業の研修では、ワークシートのようなものを使い、
自分がいかに固定概念で物事を見ているかを体験するような研修を行っているそう。

また内田さんは定期的に『MBSRによる8週間プログラム』などオンラインでのマインドフルネスレッスンや、対面で行われる女性のためのメディカルマインドネスレッスンなども開催しています。

詳しい情報はHPをご覧ください。

最後に、今後の展望についてお伺いしたところ「日本においてロジカルなマインドフルネスをさらに広めていきたい。』とのこと。

「日常生活でも、仕事に行く時にも、どんな場面でも使える的確なスキルというものを、きちんと伝えていきたいなと思っております。」

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2024年06月12日

マインドフルネスによるストレスの低減

今週のゲストは、フリーアナウンサーで、マインドフルネス トレーナーの内田恭子さんです。

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内田さんはドイツのマインドフルネスセンターIMA認定のMBSRの資格をもっていらっしゃいます。
MBSRとはマインドフルネスによるストレス低減法で、元々は精神疾患や鬱の再発防止のために作られたプログラムです。

内田さんははじめ、海外のレッスンをオンラインで受けていましたが、
一番大変だったことが時差でした。そんな折、ドイツのマインドフルネスセンターIMAの先生が日本人向けに日本時間で教えてくれるというプログラムを発見。1年半ほどそこで学び、授業を受けるという大学院的な学び方で資格を取られたそう。

マインドフルネスによるストレスの低減、
内田さん曰くストレスの要因とは「変化」。環境や仕事、人間関係などによる変化がストレスの要因となるということです。
また人は問題に当たった時、それを常に色々な方向から解決しているつもりでいても、対応の仕方や思考方法に癖があるそう。内田さんは瞑想やエクササイズを通してその枠組みを取り外すということをしています。

内田さんが定期的にやっているクラスはグループでのオンライン・対面で行うセッション。また150名の方と一緒にマインドフルネスを体験できるようなイベントも開催しています。

内田
「一般人でもやっぱりストレスに常にさらされているので、
ストレスとの向き合い方とか、自分の思考とか行動パターンを
見ていくという手法ですね。」

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2024年06月11日

医学的エビデンスに基づいたマインドフルネス

今週のゲストは、フリーアナウンサーで、マインドフルネス トレーナーの内田恭子さんです。

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よく耳にする「マインドフルネス」
内田さん曰く、ヨガにも種類があるように、マインドフルネスにも様々な種類があるそう。元になっているのは『禅』で、座禅をベースにしたものや、ヨガの先生が取り入れている事例、また内田さんが実践しているものは、大学などで脳科学との研究が進められているもの。

内田
「医学的エビデンスに基づいて作られたプログラムを私は教えています。」

小黒
「脳科学と一緒になって、人の心を探査する手法になってきたんですか!」

特に欧米では幅広く取り入れられており、アスリートの世界でもマインドフルネスをベースとしたメンタルトレーニングが行われています。

以前は『I can do it!』というようにネガティブをポジティブに持っていくメンタルトレーニングを行っていたそうですが、実はこれではあまり良い結果が出ないという研究結果になったそう。人間はネガティブに蓋をすると、その蓋が開いたときによりネガティブ思考が倍増してしまうという結果も出ているということ。
そのため現在では『不調な時はそれを受け入れ、どういう対応をしていくのか考える。』という手法で行われているそうです。

アメリカ・シカゴにあるバスケチーム『シカゴ・ブルズ (Chicago Bulls)』では1980年代からマインドフルネス瞑想を取り入れたりしているそう!

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2024年06月10日

マインドフルネスとの出会い

今週のゲストは、フリーアナウンサーで、マインドフルネス トレーナーの内田恭子さんです。

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内田さんは、1976年生まれ。
慶應義塾大学商学部を卒業後、フジテレビに入社。アナウンサーとして
活躍されたのち、2006年に退社。現在はフリーアナウンサー、
そして、ドイツのマインドフルネスセンターIMA認定のMBSRの
講師・トレーナーとして活躍されていらっしゃいます。

元々メンタルに興味があった内田さん。コロナの期間中に勉強している時
近代心理学の中にある『マインドフルネス』に出会いました。
日本で学んでみたいなと思い、せっかくだからマインドフルネスが生まれたところで勉強しよう!と考え、マサチューセッツ大学のオンライン授業をとったそう。
その後、より深く学びたいということで、IMA(Institute for Mindfulness-Based Approches)で、講師養成を、その後スタンフォード大学などでも勉強を重ねていきました。

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2024年06月06日

『リジェネラティブ―Regenerative』

今週のゲストは、ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役、
関根健次さんです。

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6月1日より、渋谷・シアターイメージフォーラムにて
ユナイテッドピープル配給の映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』が
上映されています。(全国順次ロードショー)

関根さん、この映画を多くの子供たちに見てもらいたいということで
ぜひ学校の現場でも使ってほしいとおっしゃっていました。

『重要なのは、映画を見た後のディスカッション。私達1人1人が
この社会でどのような事ができるのか。それは経済で、政治で、または
消費者として、1人の人間として。どんな行動をしたら野生生物を
守れるのかっていう事を、ぜひ学校でやってもらいたですね。』

ユナイテッドピープルでは、次回の映画も決まっています。
関根さん曰くサステナブルの後の新たなキーワードは
『リジェネラティブ―Regenerative』

関根
「サステナブル、Sustainというのは保つという意味で、Regenerativeというのは、環境を再生していく。なので、このテーマの映画を来年1月ごろ
公開していきます。」

こちらはオーストラリアの大ヒットドキュメンタリー映画『2040』。
監督が自分の子供たちが大人になった時、2040年にこんな世界に住んで欲しいという事を思い描いて制作したものだそう。

次回作も楽しみですね。

関根さん。1週間ありがとうございました。

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2024年06月05日

エコツーリズムの国コスタリカ

今週のゲストは、ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役、
関根健次さんです。

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6月1日より、渋谷・シアターイメージフォーラムにて
ユナイテッドピープル配給の映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』
上映されています。(全国順次ロードショー)

この映画ではアメリカ、フランス、ベルギー、スイス、ケニア、インド、と世界を旅しながら最後に主人公2人はコスタリカに辿り着いています。

コスタリカはエコツーリズム発祥の地として有名で、世界の生物の
6%以上がコスタリカのごく小さなとこに生息しており、面積当たりの
生物の多様性が世界一だといわれています。
ただかつては、牧畜業の影響で森林率が2割台に減っており、
環境学者や政治家の努力によって5割台まで回復させています。

小黒
「そんな回復するって普通はありえないよね」

関根
「世界でも、熱帯雨林系の森林が回復したのはコスタリカぐらいらしいですね。」

この回復のために、導入されたものが『環境税』
ガソリン車に乗れば乗るほど、追加で税金を徴収し、それによって
森がよみがえるというような税制を世界でもいち早く導入しました。

関根さんはこのことについて『コスタリカの大統領・政治家・研究者、みんなが偉かった。』と話していました。

関根
「映画の中では、主人公ベラとヴィプランがコスタリカの大統領とも出会っていて、やってのけた姿を聞かされているわけです。そうすると二人も実感するわけです。これまで各国で環境問題の原因や生物種が失われている実態を見てきたけれど、私たちの行動次第で変化が起こせるってことを学んでいるんですよね。」

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2024年06月04日

生物6度目の大量絶滅

今週のゲストは、ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役、
関根健次さんです。

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6月1日より、渋谷・シアターイメージフォーラムにて
ユナイテッドピープル配給の映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』
上映されています。(全国順次ロードショー)

私たちの生きる現代は、生物の6度目の大量絶滅が始まっているそう。
レポートによると、1970年以降、野生生物が7割減少した。また国連の報告書でも100万種が絶滅の危機にあるといわれています。

関根
「なんで生物学者の方が映画に出てくるんですけども彼が言うには、もう6度目の大量絶滅は現実に起こってるんだと、なるほど断言するぐらいの状況ですね。」

映画では専門家がこの大量絶滅に向かっている要因について
「気候変動/侵略的外来種/環境汚染/乱獲/生息環境の破壊」という
5つを上げています。
また冒頭の場面ではインドの海岸に赴き、大量のプラスチックごみが海岸を埋め尽くしているシーン。作中、ヨーロッパの底引き網漁で1000m、2000mのところの生物を根こそぎ捕獲してしまう『乱獲』。ここについて規制が進んでいない状況が描かれています。

また映画は主人公2人の『僕たち人間が悪いのではないか』
『人間が居なければ地球の生態系は守られるのではないか』という
人間嫌い・悲観的な視点からスタートしています。
しかし旅を進める中で、『自分自身が人間と生物界を分けていたけれど、人間も生物界の一部なのだ』という学びを深めていきます。

「2人と共に、僕ら大人も子供たちも一緒に世界の状況を発見していける。人間界と生物界を分け隔てる事、やっぱりやりがちだと思うんですよね。」

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2024年06月03日

『アニマル ぼくたちと動物のこと』

今週のゲストは、ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役、
関根健次さんです。

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関根さんは、1976年神奈川県生まれ。
アメリカのベロイト大学経済学部を卒業され2002年に
ユナイテッドピープル株式会社を創業。映画の配給や制作を通じて、
世界で起きている紛争や気候変動による社会課題を
伝えていらっしゃいます。

この度6月1日より、渋谷・シアターイメージフォーラムにて
ユナイテッドピープル配給の映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』
上映されています。(全国順次ロードショー)

こちらは、環境活動家で有名なグレタ・トゥーンベリさんと同世代の
16歳の男女2人が『このままいくと、自分たちも絶滅してしまうかもしれない』という危機感を覚え、環境問題について専門家の話を聞いたり、問題の原点となる場所を訪れたりと世界中を旅していくドキュメンタリー映画です。

主人公の二人は、フランス人の男の子ヴィプランと、イギリス人の女の子ベラ。この2人に、フランスの大ヒットドキュメンタリー映画
『TOMORROW パーマネントライフを探して』を制作した
シリル・ディオン監督が「世界を旅して、今何が起きているのか知りたくないか?」と声をかけました。

関根
「ただ一つ問題があって。ヨーロッパではフライトシェイムがあって。」

小黒
「あぁ、飛行機に乗るとCO2が。」

関根
「そうなんです、飛行機に乗るとすごく炭素を使うので、子どもたちは乗りたくなかったんです。でも監督が『君たちが旅をして、その姿を世界に発表するという環境に与える良い影響の方が大きい』と彼らを説得して。
だから映画の中でも2人が飛行機に乗ることについて『すごく偽善的だと思う、嫌だ』と言っているんですよね。」

小黒
「いいじゃない!」

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