2024年06月04日
生物6度目の大量絶滅
今週のゲストは、ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役、
関根健次さんです。
6月1日より、渋谷・シアターイメージフォーラムにて
ユナイテッドピープル配給の映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』が
上映されています。(全国順次ロードショー)
私たちの生きる現代は、生物の6度目の大量絶滅が始まっているそう。
レポートによると、1970年以降、野生生物が7割減少した。また国連の報告書でも100万種が絶滅の危機にあるといわれています。
関根
「なんで生物学者の方が映画に出てくるんですけども彼が言うには、もう6度目の大量絶滅は現実に起こってるんだと、なるほど断言するぐらいの状況ですね。」
映画では専門家がこの大量絶滅に向かっている要因について
「気候変動/侵略的外来種/環境汚染/乱獲/生息環境の破壊」という
5つを上げています。
また冒頭の場面ではインドの海岸に赴き、大量のプラスチックごみが海岸を埋め尽くしているシーン。作中、ヨーロッパの底引き網漁で1000m、2000mのところの生物を根こそぎ捕獲してしまう『乱獲』。ここについて規制が進んでいない状況が描かれています。
また映画は主人公2人の『僕たち人間が悪いのではないか』
『人間が居なければ地球の生態系は守られるのではないか』という
人間嫌い・悲観的な視点からスタートしています。
しかし旅を進める中で、『自分自身が人間と生物界を分けていたけれど、人間も生物界の一部なのだ』という学びを深めていきます。
「2人と共に、僕ら大人も子供たちも一緒に世界の状況を発見していける。人間界と生物界を分け隔てる事、やっぱりやりがちだと思うんですよね。」