2024年06月20日
備前を陶器ゴミゼロのまちに!
今週のゲストは、株式会社the continue.の板野仁美さんです。
現在、株式会社the continue.は約10名ほどのスタッフで運営されています。
廃棄された備前焼をリサイクルするということで立ち上がった会社ですが、
当初は『コストもかかるし難しい』といわれたり、そもそも備前焼作家たちは、そもそもリサイクルできるという発想が無く、すごく驚かれたそう。
板野さん達も最初は『格式のある備前でリサイクルとなると反対されるかも』と心配していたそうですが、実際は作家たちによる陶器ゴミ回収の呼びかけや、セラミック焼き物界隈の地域コミュニティも参加してくれて、地域のチームワークに感動したということ。
元々土からできている陶器は、土に埋めればもとに戻ってくれるのでは?と考えてしまいます。ですが陶器は土を高温で焼いて石のような素材にしているため、細かく砕いても栄養のある土には戻りません。
「縄文土器が出土しましたと想像すると、それはそのままの形で出てきますよね、私はよくこうやって簡潔に説明しています(笑)」
最後に株式会社the continue.の今後の展望について伺ったところ、
『備前焼を陶器ゴミゼロのまちにしたい。』と話していらっしゃいました。
貴重なお話、ありがとうございました!