2024年07月30日

東京湾の変化

今週のゲストは、NPO法人 海辺つくり研究会 の 理事で
事務局長の木村尚さんです。

IMG_8439.JPG

東京湾は、東京オリンピックのカヌーやボートの会場として注目された際、
悪臭が問題になりました。

木村さん曰くその原因は『海域が多摩川や墨田川など川に囲まれているため、人間の生活排水が影響している』とのこと。
また遮蔽機で水の流れが止まると、そこにプランクトンが発生、貧酸素状態になることで水質が悪化し、悪臭を引き起こすと話していました。

下水処理場や下水道の整備が進んだことで、水質自体は改善しつつありますが、大雨が降ると処理しきれず、水質が再び悪くなることも。
継続的な改善が必要だとおっしゃっていました。

『東京湾は北方系の魚と南方系の魚がちょうど入り混じるところで、
それで美味しいものも多かったんですが、
いまは北方系の魚はほぼ消えました。』

東京湾は時代の変化とともに、魚の種類にも変化が起きています。
温暖化による黒潮の影響で、南の潮にのってやってくる魚「サワラ」などが増えているそう。

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

https://www.j-wave.co.jp/cgi-bin/podcast/mt-tb.cgi/12036



バックナンバー

カテゴリー