2022年02月09日

お土産餃子の先駆け『柚子みそ餃子』の開発

青源味噌株式会社・代表取締役社長の青木敬信さんは、
400年近い伝統を守りながらも、常に新しい商品作りに取り組まれています。

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※リモートでのご出演です。

収録スタジオには、米麹から生まれた乳酸菌飲料『pedi』
『天使の贅沢(あまざけショコラ)』『柚子みそ餃子』など、さまざまな商品が並んでいました。

青源味噌 オフィシャルECショップ

「社員提案のものも、私自身が提案したものもありますが、
 全部が売れるものではないですが、今残ったものがそこにあります(笑)
 『柚子みそ餃子』は、餃子あんを作る際にも、味噌を使っていますが、
 それだけでなく、”味噌だれ”もお付けしています。
 とても、さっぱりしていて美味しいですよ」

『柚子みそ餃子』は、宇都宮でのお土産餃子としての先駆けでもあります。

「宇都宮は、私たちが子供の頃から 餃子屋さんの多い街ですが、
 当時、お店でのお土産は冷凍で、近所の人が買って家で焼くというもので、
 遠くまで持って帰るというのはありませんでした。
 そこで、我々は生の挽肉ではなく、スチーム処理をしてから冷凍しました。
 当時としては画期的で、発売に至りました。」

今夜の選曲:EM QUALQUER TOM / MARISA MONTE

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2022年02月08日

手軽な『味噌玉』で、味噌本来の美味しさを

青源味噌株式会社・代表取締役社長の青木敬信さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

近年では、インスタント味噌汁の普及もあり、
加熱殺菌された味噌の流通が増えています。

旨味成分が分解されにくい、賞味期限が伸びるなど
手軽に味噌を楽しめるメリットがあるものの、
”味噌本来の美味しさ” では、物足りないことも...

「手軽に食べるために、加熱殺菌で微生物を排除してしまうのは
 非常に残念なので、、、私どもがおすすめしているのは、
 乾燥わかめや胡麻、削り節などと味噌を混ぜ、1食毎に丸めた”味噌玉"です。
 お弁当と一緒に持ち歩けますので、食べる時にお湯をかけて頂ければ
 ご家庭で作った美味しい味噌汁になります。」

青源味噌株式会社では
次世代への味噌文化継承として、味噌玉教室を開催されています。

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スタジオでは、青源味噌株式会社
『極上天然醸造味噌』を手に取りながら、お話しを伺いました。

青源味噌 オフィシャルECショップ


今夜の選曲:TOTALMENTE SEU / MARISA MONTE

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2022年02月07日

味噌の歴史と"蔵癖"の秘密

今週のゲストは、
青源味噌株式会社・代表取締役社長の青木敬信さん。

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※リモートでのご出演です。

青木さんは、1951年栃木県宇都宮市生まれ。
1974年東京農業大学卒業後、
家業である1625年(寛永2年)創業の老舗:味噌蔵 青源味噌へ入社され、
2011年社長に就任。伝統を守りつつ、新商品の開発を通して、
新しい食文化の創造に尽力されていらっしゃいます。

青源味噌は、
江戸時代、徳川三代将軍 家光の頃に創業されています。

「創業当時は、まだ味噌屋という業態自体がない時代でした。
 もともと味噌は、自家製で作るものだったわけです。
 世の中が江戸時代になり、人口がどんどん増えた中で、
 買い味噌をするという事で、
 味噌屋というビジネスが増えていったようなんです。
 私どもも、もともとは米屋問屋でございまして、
 味噌屋は江戸中期ごろから転業しながら始めっています。」

味噌は、塩を使った発酵食品 ”醤(ジャン)”の1つで、
『大宝律令』(701年) にも記載がある、歴史ある発酵食品です。
現在では、日本独自の発酵食品となり根付きました。

「味噌は今、米の代わりに麦や大豆を麹にしたり...
 しかし、いずれにしても、シンプルな原料です。
 それでも ”たくさんの種類がある" と皆さんは感じると思います。
 というもの、同じ原料でも蔵ごとで、味の違いがあるからなんです。
 それがその蔵の特徴:”蔵癖” で、微生物の違い、なんだと思います。」

今夜の選曲:QUANTO TEMPO / MARISA MONTE

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2022年02月03日

美味しいお菓子も提供。ギャラリーで街をもっと面白く

齊藤英子さんがアート映像コーディネーターを務める
ギャラリーOGU MAG は、
昨年3月末に併設しているカフェをオープンしました。

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カフェを作った目的は、もちろんギャラリーへのアクセスを
少しでもしやすくするためだったそう。
そのカフェでは、美味しそうなお菓子も販売されてます。

齊藤「カフェで、もっと尾久に滞在してもらいたい、と
   開いた場所なんですけど、そこに何かあると良いなと思って、
   私の夫が、もともと南千住の方で焼き菓子工房を持っているので、
   ”あ、お菓子作る人いた!”と(笑)」

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地域の活性化につながる面白い企画を提案している齊藤さんに
今後のギャラリーOGU MAG について伺いました。

齊藤「ギャラリーって敷居が高くて入れない、という人がたくさん居て。
   OGU MAGも全然敷居高くないんですけど、路面店で、
   見るだけで中に入れない方がいるので....
   落語会をしたり、展示をしながらトークしたり、
   今度の展示『ジョゼが描いた世界展』では、
   造形教室もしている松田 奈那子さんにワークショップをやってもらったり。
   地域にはこんなスゴイ人が居るんだな、とか、
   表現することって面白いな、という方が増えれば、
   住んでいる私ももっと楽しくなるな、と思っています。」

ギャラリーOGU MAG は、
木曜〜日曜、『13:00~19:00』の営業です。
*不定休の場合がございます。
 お出かけの際は、公式webサイトでご確認ください。

今夜の選曲:ALLEMANDE//CELLO SUITE NO.2 PRELUDE
      YASUAKI SHIMIZU AND THE SAXOPHONETTES

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2022年02月02日

『アラカワ・アフリカ』で地元を盛り上げる!

ギャラリーOGU MAG
アート映像コーディネーターの齊藤英子さんをお迎えしています。

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齊藤さんは、幼い頃から本や映画が大好きだったそうで、
イギリスの大学院でも映画制作を学ばれました。

齊藤「サウジアラビアで暮らしても、どこで暮らしても、
   映画や本に支えられてきたので、好きです。
   ずっと映画を見続ける中、中高も神田で過ごして
   近くに岩波ホールとかがあって...そのまま大学生になり
   就職活動したくないな、じゃあ映画会社でアルバイトを、と
   映画の配給会社で働き始めました。」

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ギャラリーOGU MAG がある荒川区東尾久で誕生した
アート・プロジェクト『アラカワ・アフリカ』も
齊藤さんが企画されたものです。

今までに、アフリカで活動する日本人アーティストたちと
近所の小学校に赴き、夏休みの課外授業として、
アートの授業をされたこともあるとか!

齊藤「壁画を描きましょう、とか、
   アフリカは何でも頭に乗せて運ぶので、
   ”頭の上の展覧会”をしたりして。
   それを、どこで発表するかと言うと、
   町内会でやっている盆踊り大会で発表するんです!
   太鼓や踊りの休憩の時に、上に登って発表すると、
   そこにいる父兄や、活動を知らなかった人も見られて。
   一石二鳥かな、と(笑)」

『アラカワ・アフリカ』をスタートさせて、10年。
今までの総括をした展示をしたい、と話しているところだとか。

今夜の選曲:COURANTE/CELLO SUITE NO.1 PRELUDE
      YASUAKI SHIMIZU AND THE SAXOPHONETTES

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2022年02月01日

多くの繋がりを生み、新しいモノが生まれる荒川区

齊藤英子さんがアート映像コーディネーターを務めている
荒川区のギャラリーOGU MAG

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2月3日より、画家・絵本作家:松田奈那子さんの
『「ジョゼが描いた世界」展』が開催予定です。 
これは、2020年公開のアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』によせた
劇中作品の原画展です。

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さらに、2月11日〜2月28日は、ギャラリーからほど近い場所にある
日本初のユニバーサルシアター『CINEMA Chupki TABATA』で、
アニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』の上映も予定されています。

小黒「この、CINEMA Chupki TABATA。
   どういうところがユニバーサルなんですか?」

齊藤「20席くらいの小さな劇場なんですけど、
   視聴覚障がいの方も一緒に映画が見れる映画館で
   日本映画でも全て字幕がつきますし、ヘッドホンでの音声ガイドや
   音量調整も出来るので、耳の聞こえづらい方でも大丈夫です。」

ユニバーサルシアター『CINEMA Chupki TABATA』
代表:平塚千穂子さんとの縁を繋いだのも、
ギャラリーOGU MAG がある荒川区でした。

小黒「もしかして、平塚さんも近所に住んでるんですか?」

齊藤「住んでますね(笑)」

小黒「あはは!もしかして、絵本作家:松田さんも?」

齊藤「そうですね(笑)荒川区に住んでいて。松田さんは
   『アラカワ・アフリカ』のイベントに旦那さんと一緒に
   いらっしゃって。なんでかというと、モロッコで生活されていて、
   街の人から、『OGU MAG でアフリカのイベントやってるよ』
   って言うんでってきてくださって、お付き合いが始まりました。」

小黒「『アラカワ・アフリカ』恐るべしですね(笑)」

今夜の選曲:ALLEMANDE/CELLO SUITE NO.1 PRELUDE
      YASUAKI SHIMIZU AND THE SAXOPHONETTES

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2022年01月31日

古き良き街並みが残る、荒川区にあるギャラリー

今週のゲストは、ギャラリーOGU MAG
アート映像コーディネーターの齊藤英子さんです。

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齊藤さんは、東京都出身。
大学卒業後、映画配給会社、映画制作の現場を経て、
11年前よりフリーランスで ギャラリーOGU MAGの立ち上げ、
アートプロジェクトの企画運営、
また国際映画祭でのコーディネートや広報活動をされています。

ギャラリーOGU MAG 』は、JR田端駅を最寄りとする、
古き良き街並みが残る、荒川区東尾久にあるギャラリーです。

齊藤「私の祖父がタンス職人だったんですけど、尾久って職人の街で
   物作りの姿が見られる場所なんです。また私が、アートの興味があり、
   周りに作家の友人や知人がいらっしゃったんで
   2010年に、ちょうど親が運営していた場所が空いたので
   オルタナティブスペースのようなギャラリーを作りました。」

以前、当番組にご出演いただいた、現代芸術家:西尾美也さんとも、
イベント『アラカワ・アフリカ』を10年以上続けて企画されています。
これは、現代アートでアフリカと荒川をつなげるという試みです。

齊藤「私自身が、幼少期に
   シンガポールとサウジアラビアに住んでいたこともあって、
   サウジアラビアからケニアやエジプトに行っていました。
   OGU MAG オープンしたての、
   2010年5月に、たまたま近所に住んでいた
   西尾さんがギャラリーに入ってきてくださって。
   ”私ケニアよく行ってました” 、”僕いまケニアやってるんです”と
   話がトントンいき...
   じゃあ荒川ならではのことを表現しよう、と企画を作りました。」

今夜の選曲:PRELUDE/ CELLO SUITE NO.1 PRELUDE
      YASUAKI SHIMIZU AND THE SAXOPHONETTES

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2022年01月27日

自由な校風の学校から見る、新しい教育のヒント

ミュージシャン、マジシャン、翻訳家の大友剛さんは、
youtubeチャンネルでピアノ講座も配信されています。

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*リモートでのご出演です。

他にも、マジックの種明かし、絵本の読み聞かせ、料理、
ピアノの演奏など、屋内で楽しめることの提案を続けています。

大友剛チャンネル【公式】

そんな多岐にわたり活躍する大友さんの息子さんは、
山梨県南アルプス市にある『きのくに 子どもの村小中学校』という
ユニークな校風の学校に通われています。
この学校は、テストや宿題はなく、先生はいません。

大友「先生とは呼びません。大人が居て、体験学習をベースに
   子供たちが自ら学ぶという非常にユニークな学校です。
   息子は、小学校1年の時から入学していて、私も4年前から
   ここで非常勤講師として、子供達と音楽を楽しんでいます」

小黒「もともと地元じゃない子供達もいるんですか?」

大友「地元じゃない子の方が多いかもしれません。
   私学で寮もありますので、週末だけ家に帰る子もいます。」

そんな自由な校風の『きのくに 子どもの村小中学校』を
2年間追った、ドキュメンタリー映画「夢見る小学校」が
2月4日から、シネスイッチ銀座やアップリンク吉祥寺で公開されます。

映画『夢みる小学校』公式webサイト

大友「これからの教育のヒントが詰まっている作品です。」

今夜の選曲:COULD YOU BE LOVED / BOB MARLEY AND THE WAILERS

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2022年01月26日

コロナ禍で生まれた、保育者が集うオンラインアカデミー

ミュージシャン、マジシャン、翻訳家の大友剛さんは、
日本最大の保育者研修『保育アカデミー』を主催されています。

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*リモートでのご出演です。

2020年に新型コロナウイルス拡大に伴い、
全国ではほとんどの保育に関する研修会が無くなりました。
そんな中で、オンラインでもできる事を、と2020年夏に
大友さんが企画したのが、『保育アカデミー』でした

大友「最初は700人くらいが参加してくださって、その後5回、全部で28公演。
   保育者だけでなく、子育てをしているお父さん、お母さんにも
   参加して欲しいです。子供を真ん中に理解を深めて、
   子供が生きやすい社会にしていきたいと思っています。」

4シーズンごと、1ヶ月に4回ほど開催されている『保育アカデミー』。
現在までに、保育士、幼稚園教諭など、
5000人を超える保育者が参加し、議論や交流をされています。

この『保育アカデミー』の売り上げは、
山梨県北杜市にある、"持続可能な社会を作る" ぐうたら村に
全て、寄付されています。

今夜の選曲:ONE LOVE/PEOPLE GET READY / BOB MARLEY AND THE WAILERS

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2022年01月25日

子供をアートや音楽に夢中にする、コンサートとは。

ミュージシャン、マジシャン、翻訳家の大友剛さんをお迎えしています。

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*リモートでのご出演です。

大友さんは、アメリカ・ネバダ州立大学を卒業後に、
北海道でフリースクールに就職。不登校の子供達と共に暮らし、
音楽やスポーツを通じて交流していました。

大友「自己流です。ピアノとかマジックも習ってなかったんですけど
   学校や家庭で傷つけられた子供たちと一緒に
   アートや音楽を用いて一緒に楽しんで、心を癒しながら
   子供たちの好きなことを一緒に見つけていく、という4年間でした。」

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大友さんは、2005年から毎年、教育・保育・福祉の施設に伺い、
音楽とマジックの絵本のコンサートを年間250公演ほど開催されています。

翻訳を手がけた絵本「ねこのピート」シリーズは、
歌を歌いながら話が進む、アメリカで大ベストセラーです。
出版社から”子供たちに向けて活動するミュージシャンに”
ということで依頼があったのだとか。

大友「読んだ瞬間に素晴らしい作品だと思いました。
   子供の視点で描かれていて、説教臭くないんですよね。
   掛け合いと歌を歌って進むので、子供たちが盛り上がります。
   コンサートでは、20分くらいマジックショーやって
   音楽をゆっくり楽しんでから、後半で絵本の読み聞かせをしています。」

小黒「それだけやると、子供達は大友さんというよりも
   それぞれのモノに夢中になっちゃうんじゃないですか?」

大友「それが目的です。いろんな要素で1時間飽きずに
   毎回興奮の時間が生まれていきます。」

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©相澤心也

今夜の選曲:IS THIS LOVE / BOB MARLEY AND THE WAILERS

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