2022年01月04日

”SDGs”をただの掛け声にしない!根幹を考える

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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昨年2021年から、日本で大きく広がった”SDGs”。
企業や教育現場でも、大きく取り上げられています。

しかし、米国ニューヨークにおいては、
『SDGsという単語は日常会話で出てこないし、誰もあのバッチもしていない』
と以前、福岡さんはおっしゃっていました。
今でも変わらないのか、改めて伺いました。

福岡:そうですね。ただ、カーボンや地球温暖化の問題は
   非常に大事な問題であると、NYでも皆考えています。
   SDGsの基本は、”人間が地球にどのように責任を持つか”ということです。
   ここでキーワードになるのは、私の生命理論でもある『動的平衡』と
   その結果として現れる『利他性』だと思います。
   自分にとって排泄物やゴミは、他の生物にとっては資源であり、
   栄養である有機物あるので、常に手渡すのは『利他的な行為』と考えられます。
   人間以外の生物は、過剰なものは流れに戻し、手渡すので溜めておきません。
   しかし、人間は言語などを作り出したために、物をとどめて溜めてしまう。
   それをいかに手渡すか、ということが、環境問題の基本的な
   生命哲学になっていく。SDGsもそこから考えないと、
   単なる掛け声に終わってしまうのではないか、と危惧しています。

今夜の選曲:DUHONT'AR AR MANE / 仲野麻紀

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2022年01月03日

コロナ禍で、忘れては行けない視点とは

新年最初のゲストは、生物学者の福岡伸一さん。

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福岡さんは、京都大学卒業後、
米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授を経て、
現在青山大学教授、米国ロックフェラー大学客員研究者でいらっしゃいます。

2020年度末にリモートでご出演いただきましたが、
今回はスタジオにお越しいただけました。

まずは、昨年2021年のコロナ禍についてのお話。

昨年は変異株の流行もあり、
ウイルスの勃興と衰退(押さえ込みと感染拡大)が繰り返されていました。
福岡さんは、”ウイルスの勝手な都合”によって
感染拡大の波があったようにも見える、とおっしゃいます。

福岡:ここで忘れては行けない視点は、
   ウイルスは宿主(共生する生物)あってこそのものですから、
   『人間とウイルスのせめぎ合い』が、
   見えないファクターとして隠れていると思います。
   ウイルスは感染すると、人間の免疫システムが反応しますが、
   それとは別にウイルスが細胞の中に侵入すると、
   すごい勢いで細胞の中では分解をしているわけです。
   ウイルスの感染と分解のバランスがとても大事で、
   どうも宿主の側も蔓延に対して変化しているんじゃないか、と私は思います。
   人間の分解速度が少し上がるだけでも、ウイルスは増殖出来なくなりますから 
   ウイルスの変化だけに注目するんじゃなくて、『人間とウイルスのバランス』を
   もうちょっとちゃんと見る必要があります。
   さらに、ウイルスの変異株がどんどん出てきますが、
   これは、際限のないイタチごっこになると思います。
   重症度、死者数などの現象面にも、注目する必要があります。

小黒:以前からおっしゃっていた、”新型コロナウイルスも、
   最後にはインフルエンザや風邪のようになる” という考えは変わりませんか?

福岡:1番ウイルスにとって良い状態は、
   ”宿主(人間)に気づかれずに増えていける状態” です。
   動的平衡の観点から言えば、安定した平衡状態は、
   『宿主にあまり影響を与えないまま、
   ウイルスと人間が共存できる状態』なので、毎年流行するような
   インフルエンザ・風邪のように落ち着いてくると思っています。

今夜の選曲:IMPRESSIONS D'AFRIQUE / 仲野麻紀

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2021年12月30日

農業に触れ考えた食品ロスと温暖化。

ゲストは、ミュージシャンの藤巻亮太さん。

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ご出身は山梨県で、ご実家は桃とぶどうを作る農家!
昨年はコロナ禍によりスケジュールに余裕ができたため、
実家の農業をお手伝いされました。
そこで、出荷までに手間暇をかけ果樹を作ることを体感し、
”食品ロス” について考えたそうで...

藤巻:やっぱり、食べ物って余っているわけではなく
   スラムでは足りて無いですし。
   この不釣り合いな状況は、問題だなと思いました。

小黒:農業をやって、SDGsでいうテーマに関する事で
   他に思った事はありますか?

藤巻:父親や家業を継いだ弟と、農業について話すことが増えました。
   本当に、異常気象がすごいじゃないですか!
   僕たちが子供の頃からは考えられないようなゲリラ豪雨、台風の大型化...
   そういうのが農業は直撃して、あっという間にやられてしまいますよね。
   農業だけでなく、人間が住むということもつながりますし。
   温暖化っていうのは、日々1人1人が考えて行動しないとまずいな、
   と、色んな視点から思うようになりましたね。

小黒:その気づきは、楽曲に生かすことはないんですか?

藤巻:最初は”夢を叶えるんだ”とか、”君が好きだよ”とか
   ”愛ってなんだろう”とか、そういう所から始まっていて(笑)
   まぁ普遍性はあるんですけど、やっぱり41歳なりの人生観がないと
   おかしいな、とも思っているので、歌の中にも入れたいなと思っています。

まもなく2021年も終わり、新しい年を迎えます。
2022年は、『アルバムとしての作品作りをして、たくさんの人に届けたい』
と抱負も語っていただきました。

今年もLOHAS TALKにお付き合い下さり、有難うございました。
良いお年をお迎えください。

今夜の選曲:大晦日の歌 / レミオロメン

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2021年12月29日

思い込みを壊した、アフリカでの旅

ミュージシャンの藤巻亮太さんをゲストにお迎えしています。

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藤巻さんの写真集「Sightlines」には、ケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダなど
アルピニストの野口健さんと旅した、アフリカでの写真も多く掲載されています。

ケニアのマサイマラ国立公園でヌーの川渡りを目の当たりにしたり、
東アフリカ最大の貧困街:キベラスラムを訪れるなど、
アフリカでの体験は、藤巻さんに多くの影響を与えたそう。

藤巻:広さの概念が変わりました。セスナから降りた時の風の匂いも覚えています。
   草の匂いで、場所によっては獣のフンの匂いも。
   人工物の無い、あの空間は、感じるものが多かったですね。
   健さんに連れて行っていただいたキベラスラムでは、
   世の中には、美しいA面とそうではないB面があって、
   B面にこそ社会問題など、大事なものがあるよって。
   
小黒:キベラには、どれくらい滞在したの?

藤巻:訪問しただけなので、半日ほどなんです。そこでご飯を食べました。
   スラムってひどいイメージだったんですけど
   まぁ合ってる部分もありますけど、実際行ってみると皆が笑顔で驚きました。
   スラムという言葉の持つイメージと幸福は別なんだなと感じました。
   それと同時に、美しいイメージのサバンナでは、
   写真を撮るために動物を追っている自分たちが、
   そうでもない存在で、世知辛い感じがして。思い込みを壊す旅でしたね。

今夜の選曲:まほろば / 藤巻亮太

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2021年12月28日

野口健さんとヒマラヤ登山!

ミュージシャンの藤巻亮太さんをゲストにお迎えしています。

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藤巻さんは、2016年に初となる写真集 「Sightlines」を発売されています。
ソロ活動開始とほぼ同時期に、世界各地を旅した際の写真集で
ヒマラヤ、アフリカ、アイスランド、アラスカの写真が納められています。

藤巻:小黒さんと共通の知人である、
   アルピニストの野口健さんと出会ったことが大きいですね。

小黒;でもさ、普通ヒマラヤってさ...若い時から登山やってたの?

藤巻:音楽しかやってないですよ。
   健さんと最初八ヶ岳行ったら後、次ヒマラヤでした(笑)
   思い切って連れてっていただきました。2010年くらいですね。
   ちゃんと高山病になりました。

当時、エベレスト街道でベースキャンプから
カラパタール(標高5644m)にチャレンジされました。
なんと、山頂で歌えるかも?と期待を持ちギターを持って行ったのだとか!

藤巻:健さんがビデオ回してくれたんですけど、マイナス15度くらいだったんで
   僕の手がかじかんじゃって、何回も失敗してたら
   今度は健さんの手がどんどんダメになって、怒られました(笑)

藤巻さんと野口さんとの出会いは、仕事での対談。
その対談をきっかけに、ヒマラヤ2回、アフリカ3回と、
多くの旅を共にされてきています。

今夜の選曲:マスターキー / 藤巻亮太

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2021年12月27日

今年の音楽活動を振り返って

今週のゲストは、ミュージシャンの藤巻亮太さん。

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藤巻さんは、1980年生まれ。山梨県笛吹市出身。
2003年にレミオロメンの一員としてメジャーデビューされ
数々のヒット曲を送り出しました。
2012年にソロ活動を開始し、2018年からは自らが主催する
野外音楽フェス『Mt.FUJIMAKI』を開催するなど、
精力的に活動を続けていらっしゃいます。

昨年にひきつづき、新型コロナウイルスの影響を受けた音楽界。
藤巻さんは ”昨年ほどは翻弄されずに音楽活動ができた”と今年を振り返ります。

藤巻:『Mt.FUJIMAKI』は、もともとは地元の山梨を
   盛り上げたいとおもって始めたんですけど、現地開催が出来ず、
   昨年は中止で、今年は悔しいのでせめてオンラインでやりました。
   その時は、県の方が協力して色んな映像を提供くれたんで、
   オンラインの中でもふんだんに使えました。

今週、藤巻さんのコンサートが開催予定。
『The Premium Concert 2021』東京・紀尾井ホールにて。
詳細はこちらから

紀尾井ホールは、クラシックでよく使用される有名なホールで、
藤巻さんにとっては2度目の会場となります。

楽器はピアノ、コントラバス、弦カルテットで編成されており、
今までとは違う、新たな音色で名曲を聴くことができそうです。

今夜の選曲: 粉雪 / 藤巻亮太

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2021年12月23日

天性の声…そして、これからの活動について伺います。

今週のゲストは、男性ソプラノ歌手、ソプラニスタの
岡本知高さんをお迎えしています。
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小黒:岡本さんはソプラニスタ…女性ソプラノの
音域を出せるソプラノ歌手なのですが、
今、日本にこのソプラニスタはどのくらい
いらっしゃるんですか?

岡本さん:日本だと、ソプラニスタを名乗って
いらっしゃる方は2人か、3人くらいだと思います。
ただ、このソプラニスタという声を持っている方は
大抵の場合、裏声でソプラノの音域を出しています。
ところが、僕の場合は普段喋っている、地の声が
元々高いんですね。ですから僕の場合は、天性の
ソプラニスタと呼んでいただいています。
僕には兄も姉もいるんですが、2人とも
一般的なテノールとソプラノなんですけども、
弟の僕だけ突然変異が起きましたね。


小黒:オペラというと、イタリアが主流だと
思うんですが、実際に現地で勉強された
岡本さんから見て、オペラに対する理解
というのは広がっているんですか?

岡本さん:どうでしょうね…古い文化という
イメージもありますので難しいところです。
今は、プッチーニやヴェルディの作品が
イタリアでは盛んで、元々、イタリアで
発祥したオペラというのは、
古い時代に遡れば、男性ソプラノや
男性アルトという高い声のパートや
レパートリーがあるんです。
僕が勉強しに行ったフランスという国は
古い文化を重んじるところがあったので、
イタリアオペラの発祥を勉強するのに
パリがとてもあっていたんです。

小黒:日本ではクラシックやオペラが
まだまだ難しいイメージがついていますが、
岡本さんが活動していく中でより楽しんで
もらうためにどんなことを気にして
いらっしゃるんですか?

岡本さん:やっぱり僕らっていうのは
どんなジャンルでも好きか、嫌いかで
判断されると思うんです。
僕自身はオペラだけじゃなく、ポップスや
ロックとオペラの声をミックスさせた
ものが好きなので、その間を取っていく…。
ヨーロッパのものと日本語の歌をミックス
させるような…これって、日本人が
得意な分野だと思うんですよね。
例えば、僕が美空ひばりさんを歌うと、
オリジナルの感じとはまた違った
よりクラシカルな新しい世界が描けると
思うのでそういったチョイスのものを
選んでいますね。

ーー岡本知高さんの最新アルバム
『Anthem』は
ユニバーサルミュージックから発売中です。

今夜の選曲… Again (歌劇《イーゴリ公》 "ダッタン人の踊り") / 岡本知高

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2021年12月22日

大学時代からライフワークとして続けてきた『学校訪問コンサート』、その活動の内容とは?

今週のゲストは、男性ソプラノ歌手、ソプラニスタの
岡本知高さんをお迎えしています。
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小黒:岡本さんが大学時代から
ライフワークとして取り組んでいるのが
学校訪問コンサートということですが…
派手な衣装で行かれるんですか?

岡本さん:もちろんです!
ド派手なでかい衣装で体育館を
練り歩き体育館で歌っています。
ただ、コロナ禍なので今はステージ
で歌うだけになってしまっています。

小黒:具体的なプログラムはどんな
構成になっているんですか?

岡本さん:例えば僕が好きな日本語の歌…
さだまさしさんの「一期一会」という曲が
あるんですが、この曲は人には幸せ不幸せが
あるよねと歌っています。でも、背中合わせで
すぐそばにあるんじゃないか…という風に
子供達にどう思う?という問いかけだったり、
歌詞をちゃんと伝えたいですね。
あとは、半分おしゃべりしているので、
子供達に私は歌を好きな人です!
と名刺を渡しに行っているような感覚ですね。
コロナの前は最後にみんなで一緒に歌う、
ということをしていたんですが、
今はその学校の校歌を僕が歌っています。
みんなすごく喜んでくれるんです。

小黒:岡本さんが大学時代から
ライフワークとして取り組んでいるのが
学校訪問コンサートということですが…
派手な衣装で行かれるんですか?

岡本さん:もちろんです!
ド派手なでかい衣装で体育館を
練り歩き体育館で歌っています。
ただ、コロナ禍なので今はステージ
で歌うだけになってしまっています。

小黒:具体的なプログラムはどんな
構成になっているんですか?

岡本さん:例えば僕が好きな日本語の歌…
さだまさしさんの「一期一会」という曲が
あるんですが、この曲は人には幸せ不幸せが
あるよねと歌っています。でも、背中合わせで
すぐそばにあるんじゃないか…という風に
子供達にどう思う?という問いかけだったり、
歌詞をちゃんと伝えたいですね。
あとは、半分おしゃべりしているので、
子供達に私は歌を好きな人です!
と名刺を渡しに行っているような感覚ですね。
コロナの前は最後にみんなで一緒に歌う、
ということをしていたんですが、
今はその学校の校歌を僕が歌っています。
みんなすごく喜んでくれるんです。

岡本さん:みなさん、僕がステージに上がると
キョトンとしているんですけど、声を聞いたら
みんなワーっ!と盛り上がって…
小学一年生とかはまだ聞いてもわからないかな
とか思うんですけど、泣いてる子供達とかも
いて…お腹痛いのかな?とか思うんですけど、
隣の子がその子の背中を摩ったりしていて。
後から聞いたら『なぜかわからないけど涙が
出てきたんだ』って言ってくれたそうなんですよ。
そんな風景を見ながら歌うと僕自身も泣きそうに
なりますね。

ーー岡本知高さんの最新アルバム
『Anthem』は
ユニバーサルミュージックから発売中です。

今夜の選曲… 幸せのちから / 岡本知高

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2021年12月21日

観光大使も務める、出身地・高知県宿毛市の魅力について伺います。

今週のゲストは、男性ソプラノ歌手、ソプラニスタの
岡本知高さんをお迎えしています。
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ーー岡本さんが最新アルバム『Anthem』に
こめた想いとは?
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岡本さん:このアルバムは僕にとって
「大人の応援歌」という意味合いを
持っています。
頑張って!と直接いうんじゃなくて、
何も言わずに背中を手で温めてあげるような
そういった内容にしたいなと思って
選曲しました。
アルバムのジャケットは、僕の故郷、
高知県の仁淀川という川です。
この川の青い色を「仁淀ブルー」と
象徴的な言い方をするんです。
オリンピックの時に来ていた衣装を
今回のアルバムのジャケットにして
いるんですが、衣装の方にも仁淀ブルーを
使わせていただいてます。

ーー岡本さんは高知県宿毛市のご出身で、
宿毛市の観光大使も務めていらっしゃいます。

岡本さん:高知県の人でも宿毛市って
高知県だったの?っていうくらい
なんですが、愛媛県との県境にある
港町で「ぶんたん」というミカンが
美味しいんです。
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小黒:あと、アルバムのジャケットには
橋も映っていますが…

岡本さん:高知県には沈下橋が
随所にあります。川の大水が出たときに
川の底に沈む橋なんです。物がひっかから
ないように、沈下橋には欄干がありません。
年に、数件車が落下したという話を聞きますし、
子供たちはここから川に飛び込んで遊んでいます。

ーー岡本知高さんの最新アルバム
『Anthem』は
ユニバーサルミュージックから発売中です。

今夜の選曲… いのちの歌 / 岡本知高

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2021年12月20日

東京オリンピック2020閉会式で披露された「オリンピック賛歌」のお話から、新作「Anthem」について伺います。

今週のゲストは、男性ソプラノ歌手、ソプラニスタの
岡本知高さんをお迎えしています。
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岡本さんは、1976年生まれ、高知県出身。
国立音楽大学声楽科を卒業後、フランスに留学し、
2002年に、パリ・プーランク音楽院を首席で修了され、
女性ソプラノの音域を持つ、男性ソプラノ歌手
「ソプラニスタ」として2003年にCDデビュー。 
以後、国内外で活躍されていらっしゃいます。

ーー今年は、東京オリンピック2020閉会式で
「オリンピック賛歌」を歌われました。
世界中から絶賛されて注目を集めましたが、
今、振りかえっていかがですか?

岡本さん:皆さんがあんまり褒めてくださるんで、
この120キロの体が小さくなるほど恐縮して
あれは本当に僕だったのかな…と。
それくらい光栄の極みでしたね。
オリンピックを2週間くらい拝見していたので、
感動が胸の中にあったんです。
そのお陰もあって本番では
歌いやすかったですね。

ーー岡本さんの最新アルバム『Anthem』には
ラグビーワールドカップのテーマソング
『World In Union』が収録されています。

岡本さん:これまでたくさんの歌手が
歌い継いできた曲ですが、僕もこの曲の
歌詞にとても感銘を受けました。
人々の信仰や肌の色であるとか、
そう言ったものを乗り越えて、
また、ラグビーにまつわるんですが、
勝ち負けではなく人間が手を結んで
各国が集ってこその新しい世界だと、
歌っています。

ーー岡本知高さんの最新アルバム
『Anthem』は
ユニバーサルミュージックから発売中です。
本日お送りしたWorld in unionはYoutubeでも
お聞きいただけます。

今夜の選曲…World in Union / 岡本知高

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