2024年04月10日

『読むだけで身体と心がととのうヨガ』

今週のゲストは、日本ヨーガ瞑想協会 会長の綿本彰です。

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綿本さんは先月『読むだけで身体と心がととのうヨガ 人生が輝く魔法のヨガ・メソッド50』(主婦と生活社)を出版されました。

こちらは、身体/息/脳/心/生き方という5つの章で構成されています。
どのような本なのか、伺いました。

「元々ヨガのそのルーツではポーズはなくて、呼吸を整えて集中して、
穏やかにするっていうものなので。その通りに体を動かさずに、
例えば頭のてっぺんをぐっと引き上げるイメージで姿勢を正すとか…、
そういうふうにポーズを頼らなかったとしても、瞑想や禅と呼ばれる
境地に自分を持っていけるので、そういうものを書き出しました。」

またヨガというだけで、身体が固いから…などと自分とは無縁だと思っている人たちにこそ読んで欲しい!と話していました。

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2024年04月09日

覚醒して無防備

今週のゲストは、日本ヨーガ瞑想協会 会長の綿本彰です。

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綿本さんは、ととのい時間プロデューサーという肩書も持っています。
「ととのう」という単語は昨今のサウナブームで流行語大賞にノミネートされていますが、ヨガでも使うのでしょうか?

「ととのうという言葉遣いはしないんですけど、漢字を当ててみると【整い/調い】となります。ヨガでは日本に渡ってから『調身・調息・調心』体を、呼吸を、心を整えるという言葉があります。そういう意味では、やはりルーツは同じかなと。」

綿本さんの解釈における「ととのい」とは『覚醒して頭がはっきりとしていて、無防備』。
医学的にいうと、アドレナリンがほどよく分泌されていて、副交感神経が優位になっている状態です。

綿本さんの実践するものでは、サウナを使わずに、呼吸法や精神力だけで他の物事を心から追い出して、無防備な状態に導きます。

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2024年04月08日

日本ヨーガ瞑想協会とは

今週のゲストは、日本ヨーガ瞑想協会 会長の綿本彰です。

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綿本さんは神戸大学システム工学科を卒業後、インドに渡り、各地でヨガ瞑想アーユルヴェーダを研修した後、1994年よりヨガ瞑想の指導をスタートとされ、日本初となるパワーヨガ専門スタジオをオープンするなど、日本におけるパワーヨガの第一人者として、ヨガブームの火付け役になられました。現在は日本各地でヨガや瞑想の指導、指導者の育成に当たる他、世界各国でヨガや瞑想の指導を行っていらっしゃいます

日本ヨーガ瞑想協会とは、ヨガと、ヨガの中心にある瞑想の普及を目指す団体で、当時敷居の高かったヨガの一般化に貢献したのが、綿本さんのお父様です。

団体を立ち上げたのは、大阪。
お父様が、ウエイトリフティングをやっている中で、腰を痛め、この痛みをどうしたらよいか、という流れからヨガに出会ったといいます。

綿本さんは大学を卒業後インドに渡られましたが、インドでは各地にアシュラムという場所があり、そこに入門をして、ヨガや瞑想を学んだそう。

本来のヨガのルーツでは、特にポーズが無く、背筋を伸ばして呼吸を整えて瞑想するという事が核にあります。そのため、綿本さん曰くヨガとは、生き生きとしていておおらかな状態になれるよう、身体も心も総動員する、ツール集のようなものだそう。

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2024年04月04日

4/14 イベント「土風呂に入ってみたい!!」

今週のゲストは、アーティスト 村上慧さんです。

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東京都渋谷公園通りギャラリーで
『共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-』
5月12日まで開催しています。

村上さんの手掛ける作品『熱の部屋』では、
4月14日にお風呂イベントを開催します!
普段は足湯としている作品に、そのイベントでは不織布のツナギを着て、全身で入ってみようというものです。

まさに酵素風呂のような体験‼ぜひ、足を運んでみてください。


村上さんは千葉で行っている『村上勉強堂』というプロジェクトの中で、
『落ち葉の発酵で暖房を作る』『塩ビパイプで、井戸を掘る』『コンポストトイレの制作』などを行っています。
最後に、今後『村上勉強堂』で取り組んでいきたいことを伺いました。

「人間もある種、微生物の塊なので、人間の生活と普段目にしている外部の(落ち葉などの)微生物、ウイルスなどとの関係性を探るようなことを、勉強堂で考えたいなと思っていますね。」

『村上勉強堂』で取り組んでいることの記録は【報告書】という形で、村上さんのHPに随時アップされています。
実験の過程を、今後も追っていきたいですね。

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2024年04月03日

展覧会『共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-』

今週のゲストは、アーティスト 村上慧さんです。

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東京都渋谷公園通りギャラリーで開催されている展覧会
『共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには-』
村上さんは『熱の部屋』という作品を展示しています。

この作品は、発酵熱を利用した「足湯」。
昨年秋、代々木公園で大量の落ち葉を集め、大きめの風呂桶のようなものを木で作り、落ち葉・米ぬか・水を混ぜて攪拌しておくことで、温まるという仕組みになっています。

当初は熱が60度まで上がりましたが、2か月経った現在では40度でちょうどよい温度になっています。

村上
「落ち葉に付着する微生物たちと、人間との目に見えない交流が行われているのではないかなと。また温度の上がり下がりも足で体験できるという作品になっています。」

小黒
「僕聞いてて思ったけど、その作品、災害とかで集団避難している人たちに作ってあげると、交流が生まれたり、アート作品がさらに深い意味を持ちそうだけど。」

村上
「僕もそれは考えています。またこれ単純に「落ち葉が温まっている」という共通の感動から、会話が生まれたり、一つのきっかけになっているなとも思っています。ただ、まだ落ち葉が分解されるときの熱がどれだけ安定させられるのか、まだ模索中でして、練習を重ねている感じなんです。」

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2024年04月02日

自然現象を使って生活するプロジェクト『村上勉強堂』

今週のゲストは、アーティスト 村上慧さんです。

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村上さんが実践していた、眠るための家を担いで移動する『移住を生活をする』プロジェクト
プロジェクトを進める中で、「家を持ち歩いてるけど、これは寝室にすぎず、お風呂やトイレというのは町にあるのだ」ということに気が付きました。

村上さんは街全体を「間取り図」と呼んでおり、例えば寝室はお寺の駐車場、銭湯をお風呂場、コインランドリーを洗濯場というように捉えていました。

小黒
「150cm×70cmの発泡スチロールなんだけど、村上さんの家は相当でかいってことだよね。」

村上
「そうですね、一番おおきな家に住んでいましたね(笑)道路は廊下のような感じでした(笑)」

また村上さんは、2022年から『村上勉強堂』という自然現象を使って生活するプロジェクトに取り組んでいます。

これは『移住を生活する』プロジェクトの中で、夏は北に、冬は南にという生活をする中で「自分で冷房・暖房を作れたらよいのに」と思ったことが発端でした。

「勉強していこうという気持ちも込めて、村上勉強堂という名前を付けて、千葉県の山武市に土地を買いまして、少しづつ工事を進めているっていう感じです。」

そう思って調べるうちに、暖房には、落ち葉を発酵させる時の「発酵熱」(落ち葉に付着する微生物の呼吸熱)が使えるのではないか、水の気化熱を使えば空間を冷やせるのではないか?と考えついたそう。

自然現象を使った冷房については、以前名古屋で特殊な外壁で、雨水を染み込ませ、日中の太陽で蒸発させれば、室内を冷やせるのではないかと、実験。結果は、湿度がものすごく高くなり、涼しさには、湿度が重要だという事に気が付いたそう。

「自然現象というか、命ってすごい熱を作る営みで。発酵熱とか、何かを
温めるって方向は考えやすいんですけど、冷やすというのは、結構まだ
実験段階で。でもいくつか考えてるので、いずれは実現できるんじゃないかと思ってます。」

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2024年04月01日

プロジェクト『移住を生活する』

今週のゲストは、アーティスト 村上慧さんです。

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村上さんは1988 年東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科を卒業。
2014年から自作の家を担いで歩き、国内外で移住を繰り返すプロジェクト「移住を生活する」を開始。著書に『家をせおって歩く』(福音館書店)『家を せおって 歩いた』(夕書房)のほか、金沢21世紀美術館から、
書籍『村上慧 移住を生活する』が発売されています。

『移住を生活をする』とは発泡スチロールで作られた150×70センチほどの小さな『家』を担いで、日本中を移動しながら生活するプロジェクト。

日本全国を歩き回りましたが、この『家』の置き場所の確保に苦労したそう。
東京都からスタートしました村上さんは、最初道路に置こうと考えていましたが、置いた所すぐに「不法占拠だ」と通報されてしまいました。

「これは土地を借りないと駄目なんだということに気がついて、そこからは主にお寺や神社など、インターホン鳴らして交渉をして、一晩ずつクリアしていくっていう感じでした(笑)」

駆け込み寺・宿坊という言葉や、一昔前には旅人が立ち寄る場所であったことから、村上さんの体感ではお寺で泊めてもらえることが多かったといいます。

「今まで200~300ヶ所ぐらい敷地を借りて、移動生活をしてきましたが
それだけの数の敷地を貸してくれる方がいたっていう事が、僕はとても
元気がもらえることだなと思いましたね。」

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2024年03月28日

早期警報システム

今週のゲストは、東北大学災害科学国際研究所 教授で、
世界防災フォーラム代表理事の 小野裕一さんです。

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現在防災の世界では『早期警報システム』を積極的に行っていこうということになっています。
この警報システム、日本では既に実施されているため、国内の課題は、『避難指示が出ても避難されない方、避難できない方』にあるそう。
障害を持つ人や、高齢者などは、指示が出ても一人では避難できません。

「『本当に避難しなくちゃいけない人が誰か』という事を、世帯別に、
もう細かくピンポイントで指示を出して助けられるような仕組みを、
作っていかないといけないと思っていまして。プロジェクトを今、
JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)さんからお金をいただいて、
富士通総研さんと一緒にアプリを作っています。
今後は個別のやっぱり避難っていうのが大事になってくると思います」

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例えば、2019年に仙台にきた台風19号が来た際には、仙台市民100万人のうち、60万に避難指示が出ましたが、実際に避難した方は1%ほどしかいなかったそう。

個人によってそれぞれに事情が異なるため、本当に非難が必要な人とそうでない人の選別がまだまだできていない現状だということです。

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2024年03月27日

世界防災フォーラム2025

今週のゲストは、東北大学災害科学国際研究所 教授で、
世界防災フォーラム代表理事の 小野裕一さんです。

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世界防災フォーラム2025(World Bosai Forum2025)
2025年3月7日から9日まで仙台国際センターで開催されます。

HPにある『どうするキコヘン?』のキコヘンとは、気候変動の略。
「気候変動って感じで四つ熟語が並ぶとそれだけ難しく感じてしまうので、
 優しく、これ本当に子供さんでも馴染めるように。一般の人たちに
理解してもらわないで、防災といってもしょうがないのでね」

こちらは、2017年から始まり4回目の開催で、世界からは約40か国の人たちが集まっています。

主催者としての思いを伺いました。
「普段防災に関心がない人に、どうやって防災に関心を持ってもらうかっていうところがですね、すごく今チャレンジだと思ってます。
また運営の方で、なかなかお金がかかってしまうので、今後は企業の協賛なんかもしていただきながら、運営していきたいというふうに今思ってます。」

こちらのフォーラムでのセッションは、ウェブ上に公開されているため、ぜひみなさんも一度ご覧になってみてください。

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2024年03月26日

一般財団法人世界防災フォーラムとは?

今週のゲストは、東北大学災害科学国際研究所 教授で、
世界防災フォーラム代表理事の 小野裕一さんです。

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小野先生は2018年に、一般財団法人世界防災フォーラムを設立し、
代表理事に就任されています。
誰でも参加できるフォーラムで、国連の会議など一部の専門家や政府の人が集まるものとは異なり、一般の方など民間が中心となっているイベントです。

またここでは『どうやったら防災のいろんな問題を解決できるのか、具体的にこうしたらよかった』ということを、中心に議論しています。

「東日本大震災の被災地から、震災で学んだことや、うまくいかなかった事などを発信していて。世界の人たちにも来てもらって知見を共有し合う、そういうフォーラムです。」

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