2016年04月24日
5/1はブラジル〜スペイン。サンバの女王の歌声も。
次週5月1日は、ゴールデン・ウィークのホリデー気分を盛り上げるセレクションで、ブラジルとスペインをめぐる音楽の旅にご案内します。
▼5月5日に70歳のバースデーを迎えるサンバの女王、ベッチ・カルヴァーリョにフォーカス。
▼日本にも上陸するか? スペイン・バレンシア発祥のスタミナ・ドリンク、オルチャータとは?
次週5月1日は、ゴールデン・ウィークのホリデー気分を盛り上げるセレクションで、ブラジルとスペインをめぐる音楽の旅にご案内します。
▼5月5日に70歳のバースデーを迎えるサンバの女王、ベッチ・カルヴァーリョにフォーカス。
▼日本にも上陸するか? スペイン・バレンシア発祥のスタミナ・ドリンク、オルチャータとは?
リオのイパネマから世界に最先端のファッションを発信、東京にも直営店を構える人気ブランド、OSKLEN(オスクレン)。
今月からブラジルで、2016年・秋冬コレクションの展開が始まりました。
コレクションのテーマは「GOLDEN SPIRIT」。
オリンピックの開催に向けて、クリエイティヴ・ディレクターのオスカル・メツァヴァトが、オリンピック発祥の国、ギリシャを訪れて得たインスピレーションをコレクションに反映しています。
シンプルでスポーティーなラインの服が多く見られます
オリンピックのシンボル、月桂樹の模様をあしらった服も。
日本の柔道着からヒントを得たそうです。ブラジルも柔道大国。
OSKLEN 2016年・秋冬コレクションは、日本では夏前、青山の直営店などに入荷の予定です。
4月24日の放送では、ブラジル・リオから来日したシンガー/ソングライター、ベナ・ロボ(Bena Lobo)をゲストにお迎えしました。
ベナ・ロボは1972年、リオ生まれ。
父がブラジル音楽の大御所、エドゥ・ロボ。
母がボサノヴァのシンガー、ワンダ・サー。音楽界のサラブレッドです。
4月に初めて来日。エドゥ・ロボのライヴにゲスト出演し、リーダーとしてのライヴも行ないました(下の写真)。
★ベナ・ロボが語る最近のリオ
リオデジャネイロは、美しくあり続けている
(O Rio de Janeiro Continua Lindo)。
(注:ジルベルト・ジル「Aquele Abraço」の歌詞からの引用)
私は、リオのレブロンで生まれ、今はガヴェアという地区に住んでいます。
一昨年のワールドカップから今年のオリンピックに向けて、リオの人々は世界中から観光客を迎えることを楽しみにしています。
これらの国際的なイヴェントは、リオにとって経済的にも文化的にも重要で、雇用を促進する効果もありますから、私はポジティヴにとらえています。
その一方、現在のリオは、さまざまな問題にも直面しています。
市内のあちこちで工事が行なわれ、交通の渋滞は、市民の生活に混乱を与えています。また、ブラジル国家の政治的な問題も、起こっています。
それでも、リオは私の街であり、私はつねに、リオと共にあります。
★ベナ・ロボの近況
今、私は、次のアルバムをレコーディングしています。
尊敬する音楽家であり、友人でもある、マルコス・ヴァーリの作品集です。
これは私にとって、シンガー/ソングライターとしてではなく、歌手に徹した初めてのアルバムになります。
また、サッカーの王様、ペレのドキュメンタリー映画のサウンドトラックも制作しています。私にとって、初めてのサウンドトラックです。
そしてもちろん、自分の曲作りも続けています。
次週4月24日は、今年のオリンピックの開催都市、リオデジャネイロにご案内します。
リオで生まれた音楽、サンバやボサノヴァから現代のポップスまで、多彩なナンバーをセレクト。リオの街の魅力や最新のトピックもお伝えします。
ゲストもお迎えします。
リオから初来日したシンガー/ソングライター、ベナ・ロボ。最近のリオの様子を紹介するほか、スタジオライヴ演奏も!
次週4月17日は、ブラジルとフランスをめぐる音楽の旅にご案内します。
4月23日、ブラジルは「ショーロのナショナル・デー」。19世紀にリオで誕生したヨーロッパ起源のインストゥルメンタル・ミュージック、ショーロの記念日で、ショーロの歴史を切り開いた作曲家/管楽器奏者、ピシンギーニャの生誕119回目のバースデーにあたります。
ショーロの魅力を代表曲と共にご紹介します。
クロード・ルルーシュ監督のフランス映画「男と女」(1966年)に出演し、テーマ曲と劇中曲「男と女のサンバ(Samba Saravah)」を歌ったピエール・バルーが、1966年に設立したインディーズ・レーベル「サラヴァ(Saravah)」。今年で50周年を迎えます。
ピエール・バルーは1967年、パリのモンマルトルにレコーディング・スタジオをオープンして本格的な制作を開始。フランスだけでなくアフリカ、ブラジルなど、さまざまな国の音楽を紹介してきました。
それ以前からピエールはブラジルを何度も訪れて、バーデン・パウエルなど大勢のミュージシャンと交流を重ね、フランスにボサノヴァを紹介した立役者でもあります。
また、ピエール・バルーは日本とも縁が深く、現在の奥様は日本人。日本のミュージシャンとのコラボレーションも行ない、お嬢さんのマイア・バルーもシンガーとして活躍しています。
2016年、サラヴァ・レーベルのカタログは、コアポート・レーベルを通じて日本でも続々とCDリリース中です。
サラヴァ・レーベルに関する詳細はコアポートの特設サイト
4月10日にオンエアした3曲は、日本企画のコンピレーションCD『パリ18区、サラヴァの女たち』に収録されています。
次週4月10日は、ブラジルとフランスをめぐる音楽の旅にご案内します。
歌詞の内容と共にブラジルの名曲をご紹介する「ポエジーア・ブラジレイラ」のコーナーでは、春を中心に四季の移り変わりを描きながらブラジルの自然を讃えたサンバの名曲をご紹介します。
フランスのパートでは、ピエール・バルーが設立し今年で50周年を迎えるインディーズ・レーベル「サラヴァ」を特集します。
東京で居ながらにしてブラジルを感じられるイヴェントのご案内です。
★ブラジルカーニバル2016
4月8日(金)〜10日(日)11:00〜20:00
@お台場 シンボルプロムナード公園 セントラル広場
(台場駅、東京テレポート駅より徒歩5分)
シュラスコをはじめ様々なブラジル料理の店、ブラジルのアクセサリーや雑貨の店がオープン。
野外ステージでは連日、ブラジル音楽のフリーライヴとダンスのパフォーマンスが行なわれます。8日(金)はボサノヴァ・デー。9日(土)はノルデスチ(北東部)デー。SAUDE! SAUDADEのカーニヴァル・イヴェントにも出演したバッキバ(マラカトゥの太鼓グループ)、バンダ・ジラソウ(サンバヘギの女性バンド)も出演します。10日(日)はリオ&サンバ・デー。
カポエイラやブラジルのダンスのワークショップ、リオのビーチで生まれたラケットスポーツ、フレスコボールを体験出来るコーナーもあります。
入場無料ですが、飲食や物販のブースをご利用される方は入口で200円のリストバンドの購入が必要です。リストバンドをお持ちの方は、ステージで行なわれるライヴやパフォーマンスを優先席でご覧いただけます。
詳細は公式サイト
昨年の様子(写真提供:フェスティバルコミュニケーション実行委員会)