2017年03月05日
3/5のゲスト:ヤマンドゥ・コスタ(Yamandu Costa)
3月5日は、ブラジルの7弦ギタリスト、ヤマンドゥ・コスタをゲストにお迎えしました。
ヤマンドゥ・コスタ(Yamandu Costa)は1980年、ブラジル南部リオグランヂ・ド・スル州生まれ。10代から活動を始め2001年、ブラジルの音楽アワードを受賞。驚異的なテクニックと豊かな歌ごころに根ざした演奏で旋風を巻き起こし、ギター王国ブラジルを代表するミュージシャンとしてワールドワイドに活躍しています。
2月に「イーストエンド国際ギターフェスティヴァル」のメインアクトとして11年ぶりの来日公演を行ない、J-WAVEのスタジオにも11年ぶりに来てくれました。
スタジオライヴで生演奏したのはオリジナルの新曲「Mexidão(メッシダォン)」。"ミックスする" といった意味で、ブラジルの南部、バイーアなどの北東部、リオのショーロなど、ブラジル各地のギターのスタイルをミックスした曲とコメントしていました。
ヤマンドゥ・コスタは音楽一家に生まれました。両親はブラジル南部の伝統的な音楽を演奏していて、そんな環境に育ったので自分も4〜5歳の頃、まず歌うことから始めました。
7〜8歳で、ギターに興味を持ち、音楽の先生でもあった父からクラシックギターの基礎を習いましたが、その後はほとんど独学でギターをマスター。10代の頃から地元のバー、ダンスパーティーなどで演奏を始め、間もなくブラジルのギターのマエストロ、今は亡きバーデン・パウエルと知り合い、バーデンと共演する機会にも恵まれました。
その後、7弦ギターの天才と呼ばれ、若くして世を去ったハファエル・ハベーロの演奏に衝撃を受けて、7弦ギターでショーロやサンバの演奏を始めました。
実はそれまで、ショーロやサンバといったリオの音楽は、自分にとっては遠い存在だったそうです。というのも彼が育ったブラジル南部は、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイといった国々に近く、音楽的にも南米のフォルクローレの影響が強かったので、7弦ギターを弾くようになって初めて、リオの音楽に出会った。このようにコメントしていました。