2017年04月16日
ジェーン・バーキン「シンフォニック・バーキン&ゲンズブール」
★BIRKIN GAINSBOURG LE SYMPHONIQUE
(シンフォニック・バーキン&ゲンズブール)
WARNER / WPCR-17692(4月26日発売)
イギリスからフランスに渡った女優/歌手のジェーン・バーキンは、1960年代の終わりから10年あまり、セルジュ・ゲンズブールと事実婚していました。2人の間に生まれた娘が、同じく女優で歌手のシャルロット・ゲンズブールです。
ジェーン・バーキンは、1991年にセルジュ・ゲンズブールが世を去った後も、その作品を歌い続けてきました。
4月16日の放送でご紹介したニューアルバム「シンフォニック・バーキン&ゲンズブール」は、シンフォニー・オーケストラをバックにジェーンがセルジュの作品を歌った最新録音で、演奏はモントリオール交響楽団。そしてピアノの演奏とオーケストラのアレンジは、パリで作曲を学んだ経験もある中島ノブユキさんです。
ジェーン・バーキンは2011年、東日本大震災の1カ月後に、「日本のために何かしたい」という思いから、周囲の反対を押し切って、たった一人で来日。東京でチャリティ・イヴェントを行ない、そのときにサポートをつとめた日本人のミュージシャンの一人が、中島ノブユキさんでした。
ジェーンは初対面の中島さんの音楽性に深く心を動かされ、それ以来、中島さんを、セルジュの作品を歌うコンサートの音楽監督に迎えて日本を含むワールドツアーを行ない、そしてこのアルバムのレコーディングへと至った。そんなストーリーです。