2017年05月28日
ジャパン・ハウス・サンパウロ(Japan House São Paulo)
日本の文化を海外に発信する施設、ジャパン・ハウスの1号館、ジャパン・ハウス・サンパウロ(Japan House São Paulo)が5月6日、サンパウロの中心街パウリスタ通り(Avenida Paulista)にオープンしました。
世界的に活躍している建築家、隈研吾氏が設計を担当。木を縦横に配した外装が目を引きます。
館内の天井や間仕切りには、隈氏の発案で和紙を使用。
館内の様子
オープニング期間の企画展(6月9日まで)のテーマは「BAMBU - Histórias de um Japão(竹)」
エントランス・フロアーには竹林をイメージした、竹で囲まれた部屋が。靴を脱いで、竹の床を歩いて中に入ります。
竹林の部屋の内部。中央は畳敷き。
畳に仰向けに寝そべると、天井にスタジオジブリの「かぐや姫の物語」のダイジェスト映像が投影されています。
上のフロアーには、竹細工の巨大なオブジェを展示。
入場待ちの行列が出来るほどの人気。
5月7日(日)には市内のイビラプエラ公園でオープニング記念の無料野外コンサートが行なわれ、1万5千人以上が詰めかけました。
パリを拠点に活動している作曲家/トランペット奏者/ピアニスト、三宅純が率いる16人編成の多国籍グループ。ブルガリアのコズミック・ヴォイセズ、
ブラジル・バイーア出身のブルーノ・カピナンなど4組の歌い手をフィーチャーし、リオデジャネイロ・オリンピックの閉会式で、三宅純がアレンジを手掛けた「君が代」もライヴで披露しました。
坂本龍一 with ジャキス&パウラ・モレレンバウム。2001年にアントニオ・カルロス・ジョビンへのトリビュート盤「Casa」を発表したMorelenbaum2/Sakamotoの、14年ぶりのライヴ。パウラの歌をフィーチャーしたジョビンの名曲のほか、ピアノ・ソロ、ジャキスとチェロのデュオで、坂本教授のオリジナル曲も演奏。「Merry Christmas, Mr.Lawrence」のイントロを弾き始めると、オーディエンスから盛大な拍手が巻き起こりました。
Japan House São Paulo公式サイト(ポルトガル語)
Japan House公式サイト(日本語)