6月25日は、ブラジルのシンガー/ソングライター、ジェニフェル・ソウザ(Jennifer Souza)をゲストにお迎えしました。
ジェニフェル・ソウザはブラジルの内陸部ミナスジェライス州の中心都市、ベロオリゾンチ出身/在住です。トランスミソールというバンドで10年間、活動しており、2013年にファースト・ソロ・アルバム「永遠でないもの」を発表しました。
ミナスのベロオリゾンチと言えば、70年代にミルトン・ナシメント、ベト・ゲヂス、ロー・ボルジス、ネルソン・アンジェロ、フラヴィオ・ヴェントゥリーニらが集まった、「クルビ・ダ・エスキーナ(街角のクラブ)」と呼ばれるムーヴメントが有名です。
ジェニフェル・ソウザは「彼らの音楽は世界的に見ても、他に例のない独自のもので、私たちの世代にも、とても大きな影響を与えています。自分の音楽、特にハーモニーの面で、私は、彼らの音楽のDNAを受け継いでいます」とコメントしました。
そして2010年代の今、彼女をはじめ、若い世代の音楽家がベロオリゾンチの音楽シーンから次々に登場し、日本でも注目を集めています。
「今、ベロオリゾンチの音楽シーンは大勢のコンポーザーが登場し、とてもクリエイティヴな時期を迎えています。シンガー/ソングライターが集まるフェスティヴァルも盛んに行なわれ、私もフェスティヴァルの制作を手伝っています。
ハファエル・マルチーニ、アレシャンドリ・アンドレス(注:この2人は9月に初来日)、クリストフ・シルヴァ、アントニオ・ロウレイロ(注:2013年に初来日し番組もゲスト出演→こちら)といったコンポーザーは全員、友人同士です。
私たちは一緒に経験を重ね、フェスティヴァルなどのステージで共演し、曲も一緒に作っています。私もルイス・ガブリエル・ロペス、トランスミソールのレオナルド・マルケス(注:2015年に初来日し番組もゲスト出演→こちら)、女性シンガー/ソングライターのラウラ・ロペスといった人たちと曲を共作しています。
このように、ベロオリゾンチの音楽シーンは今、とても活発に動いています」。
スタジオライヴの生演奏で歌った曲は、リーダーアルバムの1曲目に入っている「Sorte ou azar(幸運、または不運)」。
「これは、人生の移り変わりについて歌った曲です。人生は常に変化し動いていて、恐ろしさを感じたり、心配な気持ちにもなります。そういった時に、決断を迫られることもありますが、時には自然の流れに身を任せてしまうのも良い。そうしたことを提案する曲です」とコメントしました。
「永遠でないもの」ジェニフェル・ソウザ
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