2019年11月10日
11/10のゲスト:コエーリョ&リドネル
11月10日のゲストは、サンフランシスコを拠点に活動しているブラジル人とアメリカ人のデュオ、コエーリョ&リドネル(Coelho & Ridnell)。今年、ファーストアルバム「Sunny Day」をリリースし、10月に初来日ツアーを行ないました。
シコ・コエーリョ(Chico Coelho)はブラジル、サンパウロ州の内陸の都市、ピラシカーバ生まれ。
「8歳でフルートを演奏し、9歳からクラシックギターの勉強を始めました。13歳の頃からポピュラー音楽、ジャズに興味を持ち、作曲も始めました。最も影響を受けた音楽は、ボサノヴァ、そしてジャズです。
ブラジルで活動したあと、54歳でカリフォルニアに引っ越し、デイヴ・リドネルに出会いました。デュオを組んで一緒にバーで演奏し、曲作りも始めました。
最初に共作した曲が、ファーストアルバムのタイトル曲「サニーデイ」です。
アルバムを録音し、昨年、ブラジル・ツアーを行ない、サンパウロ、ピラシカーバなどで演奏しました。そして、私たちの音楽を知ってもらうために、日本にやってきました」
デイヴ・リドネル(Dave Ridnell)は、アメリカ人。
「私は3人兄弟の末っ子です。父親の仕事はミュージックビジネスで、70年代には大手のレコード会社(CBS)に勤め、ロンドンやニューヨークにいました。そのため、家には多くのレコードがありました。コンサートを聴きに行く機会もあり、私は11歳でサンタナのコンサートに行きました。当時、好きだったのは、オールマン・ブラザーズ・バンド、グレイトフル・デッド、エリック・クラプトン、クリームなどのロックでした。
その後、ジャズ・ギタリストとして活動を始めた3歳上の兄の影響で、私もジャズを聴き始め、スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトのアルバムを聴いてブラジル音楽を知りました。そして、ジョアン・ジルベルトが「3月の雨」を歌っているアルバムを聴いて、より深くブラジル音楽に、のめりこんでいきました。私の人生を変えたアルバムです。
トニーニョ・オルタがパット・メセニーと共演したアルバムからも影響を受けました。
もう一人、私に大きな影響を与えた音楽家が、小野リサです。私は彼女の音楽が大好きです。彼女が様々な国の言葉で歌っているのを聴いて、私もシコ・コエーリョとのデュオで、英語とポルトガル語で歌うノウハウを覚えました。
小野リサは、私をインスパイアしてくれた音楽家なのです」
ファーストアルバムのタイトル曲「Sunny Day」(2人の共作)をスタジオライヴ生演奏
Coelho & Ridnell / Sunny Day +4
(Village Again Association ZLCP-0379)
Coelho & Ridnell公式サイト(英語。日本語も選択できます)