2019年11月17日
11/17のゲスト:ダニ&デボラ・グルジェル
11月17日は、シンガー・ソングライターのダニ・グルジェル(Dani Gurgel)と、母のピアニスト、デボラ・グルジェル(Debora Gurgel)をゲストにお迎えしました。
ダニ・グルジェルはサンパウロを拠点に約10年前から「ノヴォス・コンポジトーレス(Novos Compositores)」と呼ばれる若手アーティストのサークルの中心人物として活動。母デボラ・グルジェルとのカルテットも組んでいます。
これまでに発表した5枚のオリジナル・アルバムは全て「ブラジル・ディスク大賞」のベストテンにランクイン。また2013年から7年連続で来日公演を行ない、今年は3年ぶりにカルテットで来日しました。
番組のゲストにお迎えするのは、4年連続6回目です。
ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートのニューアルバム「Rodopio(ホドピーオ)」について、ダニ・グルジェルは、、、、
「このアルバムはダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートの2016年のアルバム<DDG4>以来の新作で、全ての曲が私たちのオリジナルの新曲です。
日本でツアーを行なった際にインスパイアされた要素もあります。
ライヴの後、大勢の日本のファンの方々と話す機会があり、私たちの曲を演奏したいので譜面が欲しいという声を、何度も聞きました。そこで、このアルバムを教育的なレコードとして作ることを考え、スコアブックも一緒に発売しました。
スコアブックには、全ての曲の譜面、曲の解説、楽器の説明などが載っています。これを読んで練習して曲を演奏することが出来ますし、CDも付いていますので、CDを流しながら一緒にピアノなどを演奏出来ます。
ブラジルではすでに、演奏を録音した音源が私たちに送られてきていて、それを聴くのがとても楽しみです」。
長年、サンパウロの音楽学校の先生もつとめた、デボラ・グルジェルは、、、
「私たちは<ホドピーオ>の制作を始めた当初から、ブラジル音楽の教育をテーマにしたアルバムを作ろうと考えていました。
演奏した曲の中には、様々なリズムのバリエーションがあります。マラカトゥ、バイオンといったブラジル北東部のリズムや、サンバ、ラテンアメリカとの関係があるブラジルの音楽など。CDとスコアブックを通じて、いろんなリズムを学んで演奏してほしいと思っています」。
ニューアルバムのタイトル曲「Rodopio」をスタジオライヴ生演奏。
「Rodopio(ホドピーオ)」Dani & Debora Gurgel Quarteto(RBCP-3316)
MORE INFO