2024年03月31日
4月7日はブラジルとスペインへ
次週4月7日は、ブラジルとスペインへの音楽の旅にご案内します。
5月に来日するブラジリアン・ポップスの女王マリーザ・モンチ、4月に来日するブラジル新世代の精鋭ゼー・イバーハをクローズアップ。
スペイン、アンダルシアに春の訪れを告げるフラメンコの祭り、セビージャの「フェリア・デ・アブリル」
次週4月7日は、ブラジルとスペインへの音楽の旅にご案内します。
5月に来日するブラジリアン・ポップスの女王マリーザ・モンチ、4月に来日するブラジル新世代の精鋭ゼー・イバーハをクローズアップ。
スペイン、アンダルシアに春の訪れを告げるフラメンコの祭り、セビージャの「フェリア・デ・アブリル」
次週3月31日は、ブラジルとイタリアへの音楽の旅にご案内します。
この日は、キリスト教の国々ではイースター(復活祭)の祝日。ブラジルとイタリアから、復活祭にちなんだトピックもご紹介します。
この春、ブラジルから来日するアーティストのライヴ・インフォメーションも。
KYOTOPHONIE 2024 SPRING EDITION
CONCERT / Xênia França
4月14日(日)@東本願寺 視聴覚ホール
1st set 13:00–15:00
2nd set 16:30–18:30
オープニングスピーチ:ダビ・コペナワ
コンサート:シェニア・フランサ (2023 Latin Grammy Award Winner)
チケット 前売 5,000円 / 当日 6,000円 / 学生 4,000円
MORE INFO
バイーア出身、サンパウロ在住。アフロ・ブラジル音楽とネオ・ソウルを融合した、 新世代ブラジルを代表するシンガーソングライター、シェニア・フランサが初来日。「KYOTOGRAPHIE - 京都国際写真祭2024」(4月13日〜5月12日)の関連プログラムとして開催されるボーダレス・ミュージック・フェスティヴァル「KYOTOPHONIE 2024 SPRING EDITION」に出演します。
シェニア・フランサのセカンド・アルバム「En nome da estrela(エン・ノーミ・ダ・エストレーラ)」は「2022年ブラジル・ディスク大賞」音楽関係者投票部門の第5位にランクイン、2023年のラテン・ グラミー賞ベスト・コンテンポラリーポップ・ポルトガル語部門を受賞しました。シェニアは人種とジェンダーの平等推進のためにも活動しています。
シェニア・フランサのコンサートに先立って、アマゾンの先住民族ヤノマミのシャーマン、ダビ・コペナワがオープニング・トークを行ないます。
「KYOTOGRAPHIE2024」のメインプログラムである、クラウディア・アンドゥハル「ヤノマミ - ダビ・コペナワとヤノ マミ族のアーティスト」展の関連プログラムのスペシャル・ゲストとして、ダビ・コペナワの来日が実現しました。
⚫️ダビ・コペナワ(Davi Kopenawa)
ブラジルのアマゾンに住む最大の先住民族のひとつ、ヤノマミのシャーマンであり人々の代弁者。ヤノマミの権利、文化、土地の保護にその生涯を捧げ、その功績が評価され「もう一つのノーベル賞」とも言われるライト・ライブリフッド賞を含む数々の賞を受賞しています。
ヤノマミの領土はアマゾンの中心部、ベネズエラとブラジルの国境に位置します。この地域は地球上で最も重要な生物多様性地域のひとつであるにもかかわらず、天然資源の搾取が横行している。先住民の土地も侵略され続けており、現在も厳しい監視下に置かれています。
⚫️クラウディア・アンドゥハル(Claudia Andujar)
1931年、スイス生まれのユダヤ民族。USAを経て1955年にブラジルに移住、写真家としてのキャリアをスタート。1971年、雑誌の仕事でブラジルのアマゾンに住む最大の先住民グループのひとつ、ヤノマミ族と出会って以来、50年以上にわたってヤノマミ族の権利と主権を守るために活動を続けてきました。
「ヤノマミ - ダビ・コペナワとヤノ マミ族のアーティスト」展ではクラウディア・アンドゥハルの作品、ヤノマミのシャーマンであり人々の代弁者であるダビ・コペナワの言葉、ヤノマミ族のアーティストたちによるドローイングや映像作品を通して、この共同作業の物語が語られます。また、先住民族以外の脅威や暴力から彼らの社会を守るための、ヤノマミ族としての世界観や政治も紹介します。
Claudia Andujar, Susi Korihana thëri, Catrimani, 1972–1974. Instituto Moreira Salles Collection
次週3月24日は、ブラジルとスペインへの音楽の旅にご案内します。
▼春が近づく日本に対し、南半球のブラジルは長ーい夏の終わり。今年は大変な猛暑だったそう、、、
▼ブラジルから初来日するアーティストのライヴ・インフォメーション
▼スペインのカルチャートピックは、生誕100周年を迎えた彫刻家、エドゥアルド・チリーダをご紹介
次週3月17日は、ブラジルとフランスへの音楽の旅にご案内します。
▼「ブラジル・ディスク大賞」で最多の1位受賞、ブラジル音楽の女王マリーザ・モンチ、5月に来日決定!
▼ブラジル漫画家協会創立40周年、手塚治虫ブラジル訪問40周年を記念した特別展示会、サンパウロで開催中、手塚治虫とブラジルの国民的な漫画家、マウリシオ・デ・ソウザの交流もご紹介します。
▼20日に開幕する「横浜フランス映画祭 2024」の上映作品をご紹介
横浜フランス映画祭 2024
■会期: 3月20日(水・祝)〜3月24日(日)全5日間
■会場:横浜みなとみらい21地区を中心に開催
©️unifranc
1993年にスタート、今年で開催31回を迎える「横浜フランス映画祭 2024」。13本のフランス映画が日本で初めて上映されます。
アニマル ぼくたちと動物のこと Animal
脚本:ウォルター・ボーヴェ、シリル・ディオン
プロデューサー:ギョーム・トゥーレ
撮影監督:アレクサンドル・レグリーズ
編集:サンディ・ボンパー
キャスト:ベラ・ラック、ヴィプラン・プハネスワラン、ジェーン・グドール、アンソニー・バルノスキー
ベラとヴィプラン。動物保護と気候変動問題に取り組む2人のティーンエイジャーの旅を追ったドキュメンタリー
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アマ・グローリア Àma Gloria
監督:マリー・アマシュケリ
エグゼクティブ・プロデューサー:ベネディクト・クーヴルール
アニメーション:マリー・アマシュケリ、ピエール=エマニュエル・リエ
音楽:ファニー・マルタン
撮影:イネス・タバラン
キャスト:ルイーズ・モーロワ=パンザニ(公園で遊んでいるところを偶然見かけたスタッフに声をかけられ、クレオ役に抜擢された。本作が映画初出演)、イルサ・モレノ
パリでシングルファーザーと暮らしている6歳の少女、クロエは、自分の面倒を見てくれる女性グロリアが大好きで、いつも一緒にいました。ところがグロリアは、自分の故郷であるアフリカの島国、カーボ・ヴェルデに帰ることになります。
悲しむクロエを見た父は、夏休みの間だけでもグロリアと一緒にいられるように、クロエをカーボ・ヴェルデへと送り出しました。
ブラジル映画祭 in 東京 2024
3月8日(金)~14日(木)@渋谷ユーロスペース
一般1500円/学生・シニア・会員1300円
MORE INFO
2020年代に制作された最新のブラジル映画6作品が日本で初めて上映されます。
【追記】3月10日の放送で紹介した2作品を追加しました(24/3/10)
★「エリス&トム」Elis &Tom – Só Tinha De Ser Com Você
ブラジル/ドキュメンタリー/カラー/2023年/90分/ 一般/原語:ポルトガル語
監督:ホベルト・デ・オリヴェイラ (Roberto de Oliveira)、ジョン・トブ・アズライ (Jom Tob Azulay)
出演:エリス・レジーナ (Elis Regina)、アントニオ・カルロス・ジョビン (Antonio Carlos Jobim)、パウロ・ブラガ (Paulo Braga)ほか
アントニオ・カルロス・ジョビンとエリス・レジーナが1974年、ロサンゼルスのスタジオで初共演。「Águas de Março(三月の雨)」「Chovendo na Roseira(バラに降る雨)などジョビンの名曲を録音した名盤「エリス&トム」の録音風景を中心にとらえたドキュメンタリー映画。
[上映日時]
3月8日(金)18:20
3月11日(月)16:45
3月13日(水)18:50
★「ピシンギーニャ ‐ 愛情深い男」
Pixinguinha - Um Homem Carinhoso
ブラジル/伝記/カラー/2021年/101分/14歳以上/原語:ポルトガル語
監督:デニーゼ・サラセニ (Denise Saraceni)、アラン・フィテルマン (Allan Fiterman)
出演:セウ・ジョルジ (Seu Jorge)、タイス・アラウージョ (Taís Araújo)、ダニーロ・フェヘイラ (Danilo Ferreira)
20世紀の前半に作曲家、フルートとサックスの演奏家、バンドリーダーとして活躍しブラジル音楽の歴史を切り開いた、ショーロとサンバのパイオニア、ピシンギーニャ(本名:アウフレド・ダ・ホッシャ・ヴィアナ・フィーリョ)の人生と音楽を描いた伝記映画。人気歌手のセウ・ジョルジがピシンギーニャの役を演じています。
[上映日時]
3月9日(土)14:30
3月11日(月)18:45
3月13日(水)14:30
★『プレーザ』 PUREZA
ブラジル/ドラマ、伝記/カラー/2022/101分/14歳以上/原語:ポルトガル語
監督:ヘナット・バルビエリ (Renato Barbieri)
出演:ジラ・パエス (Dira Paes)、フラヴィオ・バウラキ (Flavio Bauraqui)、マテウス・アブレウ (Matheus Abreu)
息子を探す旅に出た女性、プレーザの実体験をもとに、大勢の労働者が奴隷と同じ境遇に置かれている現実を描いた、社会派の作品。国内外の数々の映画祭で最優秀作品賞、最優秀俳優賞などを、受賞しました。
[上映日時]
3月12日(火)14:30
3月14日(木)18:45
★『エドゥアルドとモニカ』 Eduardo e Mônica
ブラジル/ドラマ、コメディ、ロマンス/カラー/2022/120分/14歳以上/原語:ポルトガル語
監督:ヘネー・サンパイオ (René Sampaio)
出演:ガブリエウ・レオーネ (Gabriel Leone)、アリッセ・ブラガ (Alice Braga)、ヴィットル・ラモリア (Victor Lamoglia)
80年代にカリスマ的な人気を誇ったブラジルのロックバンド、レジオン・ウルバーナのヒット曲(作詞作曲・歌:ヘナート・フッソ)の歌詞をもとに、年齢差があって性格も趣味も人生観も全然違うけれど、なぜかお互いに惹かれ合う男女を描いたラヴ・ストーリーです。
[上映日時]
3月12日(火)18:40
3月14日(木)16:20
次週3月10日は、ブラジルとフランスへの音楽の旅にご案内します。映画にちなんだトピックも。
▼「ブラジル映画祭 in TOKYO」(3/8〜14 ユーロスペース)で上映される、注目の新作映画をご紹介
▼20日に開幕する「横浜フランス映画祭2024」の上映作品をご紹介
▼ブラジル音楽のカリスマ、カエターノ・ヴェローゾがフランス語で歌うニューシングルはシャンソンの名曲で、最新のフランス映画の挿入歌
Zé Ibarra Japan Tour 2024
4/18(木)渋谷 WWW
開場 18:30・開演 19:30
前売:6,000円 / 当日:7,000円(チケット購入)
MORE INFO(公式サイト)
昨年夏の来日公演が大反響を呼び、現在、「2022年ブラジル・ディスク大賞」第1位のアルバム「SIM SIM SIM」の国内ファイナル・ツアー中のブラジルZ世代のスーパーグループ、バーラ・デゼージョ。そのメンバーの一人、ゼー・イバーハが来日、ソロ・ライヴ(ギター、ピアノ)を行ないます。
"ブラジルの声" ミルトン・ナシメントのコンサートツアーのメンバーにも抜擢され、美声に注目が集まっているゼー・イバーハ。昨年リリースしたファースト・ソロアルバム「MARQUES, 256.(マルケス 256.)」は「2023年ブラジル・ディスク大賞」第7位にランクインしました。
20代後半のゼー・イバーハは、2020年代の "ブラジルの声"!
[各地の公演]
4/14(日)八戸 6かく珈琲
4/15(月)京都 UrBANGUILD
4/16(火)岡山 蔭凉寺
4/17(水)八女 旧八女郡役所