2024年05月26日
6月2日はブラジルとイタリアへ
次週6月2日は、ブラジルとイタリアを巡る音楽の旅にご案内します。
6月のブラジルは北東部を中心に、「フェスタ・ジュニーナ(6月祭)」と呼ばれる秋祭りのシーズンを迎えます。音楽が満載、場所によってはカーニヴァルよりも長期間にわたって開催される祭りをご紹介します。
次週6月2日は、ブラジルとイタリアを巡る音楽の旅にご案内します。
6月のブラジルは北東部を中心に、「フェスタ・ジュニーナ(6月祭)」と呼ばれる秋祭りのシーズンを迎えます。音楽が満載、場所によってはカーニヴァルよりも長期間にわたって開催される祭りをご紹介します。
アナ・フランゴ・エレトリコ (Ana Frango Elétrico)
アナ・フランゴ・エレトリコはリオデジャネイロ生まれ、26歳。シンガー・ソングライター、プロデューサー、ヴィジュアル・アーティストとして活動し、昨年リリースしたアルバム「ミ・シャーマ・ヂ・ガト・キ・エウ・ソウ・スア」が「2023年ブラジル・ディスク大賞」第1位を獲得。その前年、「2022年ブラジル・ディスク大賞」で、第1位に選ばれた、バーラ・デゼージョの「シン・シン・シン」の、共同プロデューサーをつとめました。
ブラジル音楽の新世代のキーパーソン、アナ・フランゴ・エレトリコが、8月に初めて来日します。
8月23日から25日まで富山県・南砺市(なんと)で開催される、「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2024」に出演。
8月27日には東京ラウンド、「スキヤキトーキョー2024」に出演します。
2024年8月27日(火)
18:30open 19:30start
@渋谷WWW (渋谷区宇田川町13-17 ライズビル地下)
■出演
アナ・フランゴ・エレトリコ(ブラジル)
ヌサンタラ・ビート(オランダ/インドネシア)
■Tickets
前売6,500円/当日7,000円
高校生以下無料
※オールスタンディング/入場整理番号付
入場時別途ドリンク代
次週5月26日は、ブラジルとスペインへの音楽の旅にご案内します。
8月末に初来日!「2023年ブラジル・ディスク大賞」第1位を受賞した、ブラジルZ世代のポップな歌姫、アナ・フランゴ・エレトリコをクローズアップ。
意外に深い関係? ブラジル音楽とショパン。
次週5月19日は、ブラジルとフランスへの音楽の旅にご案内します。
5月18日で70歳。アントニオ・カルロス・ジョビン、カエターノ・ヴェローゾ、坂本龍一などと共演してきたチェロのマエストロ、ジャキス・モレレンバウム。
5月19日で生誕95年。ボサノヴァの先駆者、ジョニー・アルフの名曲の歌詞をご紹介。
ファースト・アルバム「SIM SIM SIM」が「2022年ブラジル・ディスク大賞」第1位を獲得、2023年夏の初来日公演も大絶賛を浴びたブラジルZ世代のスーパー・グループ、バーラ・デゼージョのメンバーの一人、ゼー・イバーハ(Zé Ibarra)。昨年リリースした全曲、弾き語りのファースト・ソロ・アルバム「マルケス256」は「2023年ブラジル・ディスク大賞」第7位にランクインしました。
21世紀の "ブラジルの声" との呼び声も高い27歳の俊英が2024年4月、ソロ・ツアーで初来日しました。
ゼーがバーラ・デゼージョ結成前に参加していたバンド、ドニカのメンバーでもあるトン・ヴェローゾ(カエターノ・ヴェローゾの末息子)、ドニカとバーラ・デゼージョの盟友ルーカス・ヌネス、そしてバーラ・デゼージョの女性陣ジュリア・メストリとドラ・モレレンバウムは全員、学校のクラスメートでした。
ゼー・イバーハは3歳の頃から、音楽だけでなく「音」に関心を持つようになりました。
家の近くを流れる川の音を聞くのが好きで、ビーチに行った時は、目を閉じて海の音を聞いていました。
音楽が好きになったのは、家族の影響です。
お父さんはサンバ、ショーロ、ボサノヴァといったブラジルの音楽を、お母さんはブラジルや海外のポップスを、お婆さんはクラシ ックを聴いていました。
様々な音楽を聴いて育ち、6歳の時にピアノを買ってもらい、ピアノとクラシックを学び、その後、ガットギター、そしてドラムスの演奏も始めました。
11歳で、学校の同級生と一緒に作ったグループはパーカッションのグループで、メンバーの一人が、ルーカス・ヌネスでした。
ゼー、ルーカス、トン・ヴェローゾ、ジュリア・メストリ、ドラ・モレレンバウムは全員、同級生で、クラスメートでした。
そして、ルーカス、トン、そのほかの友人たちと、ドニカを結成。さらに、ルーカス、ジュリア、ドラと、バーラ・デゼージョを結成。
ゼーは、「とても自然な流れ。大きな情熱から生まれたことです」とコメントしました。
ゼー・イバーハは、いろいろな楽器に興味を持って演奏しましたが、最初の頃は、歌には興味がなかったそうです。
4歳の時から打楽器を叩き始め、住んでいたマンションの階段室にパーカッションを持ち込んで叩いていました。階段室だと、音が大きく響いて、リバーブもあって、気持ちよかったんです。
10歳でギターを弾くようになってから、歌に興味を持って、歌い始めました。
階段室にギターを持って行って歌ったら、声の響きが良く、歌が上手くなったように感じたので、
毎日2時間、階段室でギターを弾いて歌うことを1年間、続け、そして歌手になりました。
そんな体験があったので、自分のソロ・アルバムを作る時はぜひ階段室でレコーディングしたいと思い、ドニカやバーラ・デゼージョのメンバーでもある幼馴染のルーカス・ヌネスに、レコーディングのエンジニアを、お願いしました。
階段室なので、エレベーターの音や、犬の鳴き声など、いろんなノイズが入ってきましたが、ゼーにとっては、自分が歌うことの第一歩となった場所で、レコーディングしたい。そんな願いがあったそうです。
ゼー・イバーハ「マルケス、256」
Zé Ibarra / Marques,256.
MORE INFO
自分で作詞作曲を始めた11歳か12歳の頃、ミルトン・ナシメントのアルバム「クルビ・ダ・エスキーナ」に入っていた曲「Cais(カイス)」を初めて聴いて夢中になり、自分がやりたいのはこういう音楽で、ミルトンの音楽は、自分の行く道を照らす灯台のようだと思ったそうです。
Milton Nascimento, Lô Borges "Clube da esquina"
プロとしての出発点となったバンド、ドニカのメンバーの一人が、トン・ヴェローゾ。カエターノ・ヴェローゾの息子です。
カエターノが、仲の良いミルトンに連絡して、ミルトンがドニカのファースト・アルバムにゲストで参加することになりました。歌った曲が「Pintor(ピントール)」。ゼーと、トンの共作です。
Dônica "Continuidade dos parques"
その後、ドニカが活動を停止した頃、ゼーは、ミルトンのスタッフから電話を受け、ミルトンのコンサートツアーにバック・ヴォーカルで参加しました。ツアー・バンドに参加し、バック・ヴォーカルだけでなく、ミルトンとデュエットし、ギターやフルートも演奏しました。
「とても栄誉であり、とてつもないスケールの学校でした。
ミルトン・ナシメントの音楽は、僕の音楽性に最も大きな影響を与えています」。
生演奏で歌った曲は、ゼーが作詞作曲した「Itamonte(イタモンチ)」。
イタモンチはミナスジェライス州の、山や滝などに囲まれた場所の名前で、そこに別荘があって幼い頃、よく訪れて滞在していまました。インタビューの最初に話したように、川に行って水の音を聞くのが大好きだったそうです。
「今まで生きてきた中で、最も素敵な思い出の場所に捧げて作った曲」とコメントして歌ってくれました。
Zé Ibarra, Dora Morelenbaum, Julia Mestre "Live at Glasshaus"
次週5月12日は、ブラジルへの音楽の旅にご案内します。
後半はゲストをお迎えします。ブラジルZ世代のスーパーグループ、バーラ・デゼージョのメンバーで、4月にソロで再来日、ジャパンツアーを行なった美声のシンガー・ソングライター、ゼー・イバーハ。インタビュー、そして生演奏も!
ブラジルのカルチャートピックは、日系ブラジル財団が運営するエコロジーパークをご紹介します。
Marisa Monte マリーザ・モンチ
5月10日(金)@BLUE NOTE TOKYO
OPEN 18:00 / START 19:00pm ★本公演は1日1ショウのみ
Music Charge : 16,500円(税込)
予約満席、受付終了
MORE INFO
5月11日(土)@恵比寿ザ・ガーデンホール
「~YEBISU GARDEN PLACE 30th Anniversary~
EBISU Bloomin’ JAZZ GARDEN」(J-WAVE後援)
OPEN 18:00 / START 19:00
チケット:(オールスタンディング) VIP:30,000円、一般:11,000円 ※税込
※チケット「一般」は、別途ドリンク代必要
MORE INFO(公式サイト)
Marisa Monte (vo,g) マリーザ・モンチ(ヴォーカル、ギター)
Dadi (b) ダヂ(ベース)
Davi Moraes (g) ダヴィ・モライス(ギター)
Pupillo (ds) プピーロ(ドラムス)
Pedrinho da Serrinha (per) ペドリーニョ・ダ・セヒーニャ(パーカッション)
【OPENING DJ】 18:00〜19:00 中原仁(J-WAVE SAÚDE! SAUDADE.. producer)
「ブラジル・ディスク大賞」28年の歴史の中でダントツ最多の6回、第1位を獲得。ブラジルはもちろん日本でも絶大な人気を誇るブラジリアン・ポップスの女王マリーザ・モンチが、2019年以来4年ぶり4回目の来日公演を行ないます!
「Portas」(2021年ブラジル・ディスク第1位)
ANDREA MOTIS "Temblor"
アンドレア・モティス “テンブラー”
2024年6月7日(金)8日(土)9日(日) @BLUE NOTE TOKYO
6/7 [1st] Open 5:00pm Start 6:00pm
[2nd] Open 7:45pm Start 8:30pm
6/8 &9 [1st] Open 3:30pm Start 4:30pm
[2nd] Open6:30pm Star t7:30pm
Andrea Motis アンドレア・モティス(ヴォーカル)
Christoph Mallinger クリストフ・マリンジャー(ギター、ヴァイオリン、マンドリン)
Zé Luis Nascimento ゼ・ルイス・ナシメント(パーカッション)
スペイン・バルセロナ出身のシンガー&トランぺッター、アンドレア・モティス。ジャズからブラジル音楽まで、幅広い音楽性が魅力の20代です。、クリストフ・マリンジャー(ギター、ヴァイオリン、マンドリン)、ブラジル人のゼ・ルイス・ナシメント(パーカッション)を迎えた、多国籍アコースティック・トリオでのライヴです。