この番組は、登場人物による手紙の朗読に
サウンドスケープ=音風景と音楽を織りまぜて描くサウンドストーリー。
主人公は金沢の古い商店街、新竪町商店街のカフェで働く女性。
彼女には事情があり、離れた街で暮らしている恋人がいる。
恋人は、盛岡の古い蔵や木造長屋などが残る 紺屋町でブックショップを営んでいる。
二人は、それぞれ週に一度、「あること」をしてメールを交換しあう。
あること
それは、小さなICレコーダーで自分が暮らす街の「音」を録り、手紙と一緒に相手へ送ること。
北の長い冬が春に移ろう季節、二人は満開の桜の景色と共に再会を待ちわびている。
二人が暮らす街の風景、人々、音が、ストーリーを紡ぎます。
ゆっくりと訪れる北国の春、桜をまちわびる物語。