本日は、ファッションジャーナリストの宮田理江さんに
映画の見どころを伺いました。

▼主人公/ドリス・ヴァン・ノッテンとは
ベルギーの男性デザイナーで、今年で60歳を迎えます。
パリコレクションに参加し、評価を高めているトップデザイナー。
ドリスの服はミックステイストが魅力。
いろんな柄や生地を上手に組み合わせ、
いろんな国の文化をクロスオーバーさせて作品にしているところが特徴。
丁寧な手仕事技はドリスのブランドの代名詞。

▼生地や柄へのこだわり
柄と柄を組み合わせるのは難しいですが、
ドリスの作品は上品。
映画の中で印象的だったのが、床に生地を並べて
１つ１つ見ているシーンが感動的。
豹柄の上に別の豹柄を重ね、試行錯誤していたりと
細かな違いにもこだわっている。

▼ドリスのプライベート
ドリスの自宅を初めて見ることができます。
室内では花を置く場所を決めていたり、
スケジュールを分単位で決めていたり、とても几帳面！

▼映画が捉えた貴重なシーン
プライベートを大切にしていることを感じ取ることができる。
花と生地を愛する普段の生活が作品に結びついていることが分かる。

映画「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」
1月13日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、
新宿武蔵野ほか全国順次公開。