20241122 ONAIR
11月の主演
渋谷采郁
長澤樹
ショートストーリーは…『月面着陸』
「私さ、月に人類行ってないと思うんだよね」
「なに突然」
高崎さんがトークパートでも紹介したことがある
映画『ナミビアの砂漠』や、映画『悪は存在しない』と
今年の話題作に出演されている渋谷采郁さん。
毎週違う役を演じる2人。今週は…?

高崎「半分くらい自慢なんですけど…」
と、切り出したのは、山田洋次監督との交友。
そもそもは10年以上前にサントリーの「オランジーナ」のCMでご一緒して以来、親しくされているようで、
オランジーナで「ムッシュはつらいよ」というオマージュをするにあたって、
一緒にコマーシャルの企画をするために、コンテを何枚も書いて持ち寄っていた際、
映画の2時間の整理とCMの15秒や30秒の整理ではかみ合わない瞬間がったようで
山田さんがそうしたほうがいいと話したことは、15秒の中では遠回りになってしまうことや
寅さんを知らない人が目にする人ために圧縮しないといけない部分が出てくる中
高崎「山田さんが2回目か3回目の時に「コマーシャルと映画の違いってなんだ?」とおっしゃって
「そうか時間は圧縮できないから…」「寅さんを知ってるって前提で…」って学習していくんですよ。
その吸収力とか頭の良さに驚いて…」
その時言われて忘れられない言葉は「俳優さんを大事にしなさい」。
「この人だから面白い」を考えることは映画でもCMでも変わらない。
広告でそんなことを考えながらやっている人は少ないという高崎さん。
高崎「その瞬間僕は山田学校に入学したみたいな感じで徹底的にそういうのは叩き込まれたんですよね」
寅さんが大好きな山田洋次監督。
リメイクで15秒でも30秒でも、寅さんは寅さん。そこに一切妥協はなく
朝10時から山田さんの部屋に入って打ち合わせを初めて、豆大福を食べながら気が付けば3時、4時。
結局企画が決まらず別れて、会社に戻った高崎さんが他の仕事をしていると電話が鳴ります。
相手は山田監督。「いいこと思いついたから戻ってこない?」
高崎「まいりましたね、あれは。考えるの辞めないんだ、この人は、と。
10年前だから80過ぎてたんですけど、企画って言わないんでしょうね。
日常会話がそういう感じなんですよね。ご飯食べて寝て、っていう感覚と同じでものを考える。
80過ぎてる人が僕の全力疾走でも置いてっちゃうのはなかなか感服しますね。」

岩手の南にあるげいび渓の川下りをしながら
私は何も考えずに何も言葉にせずに
流れる水に身をまかせる。
★『TOHOKU Relax』のコーナーは1週間後、各種ポッドキャストプラットホームで配信中!
聞き逃した方は是非、こちらからチェック!!
https://open.spotify.com/show/4hL7q3pY2OgDdBacGQPDBX?si=896377451e3a4c59
