SATURDAY 18:00 - 18:54 | NAVIGATOR Mao Sakaguchi & Ellie Toyota

GUEST

ON AIR DATE
2020.10.31
コウノリ(サンシャインジュース 代表)

アメリカ、日本、台湾での生活を経て日本初のコールドプレスジュース専門店「サンシャインジュース」をオープンさせたコウノリさん。
今のルーツとなった幼少のお話から未来のお話まで、たっぷりと伺いました。

TOPICS

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2020.10.31
イギリスの学校、LGBTQ+についての教育が必須に

若いときから性の多様性について学ぶことは、性的指向や性自認を理由とする偏見や差別をなくしていくことにつながる。
しかし実際のところ、イギリスのLGBTの人権団体「ストーンウォール」が2017年に公開した「School Report」によると、LGBTの生徒の40%は、学校でLGBTについてまったく教わったことがないという。
同レポートによると、LGBTの若者の96%は「インターネットが、自分の性的指向や性自認について理解を深めるのに役立った」と答えている。多くの若者が、インターネットでお手本にしたいロールモデルを見つけたり、必要な情報やサポートを得たりしているようだ。
学校でもっと、この分野の教育に力を入れてもいいのではないだろうか。イギリスの学校では2020年9月から、LGBTQ+に関する内容を含めたカリキュラムを提供することが必須になった。
このインクルーシブな性教育は、イギリス教育省が新しく策定したガイドライン「Relationships Education, Relationships and Sex Education (RSE) and Health Education (人間関係の教育、人間関係と性の教育および健康教育)」に含まれる内容だ。今後イギリスの高校では性的指向、性自認、健全な関係といったテーマについて、小学校ではLGBTQ+の家族を含む多様な家族のかたちについて学べるようになる。
ストーンウォールのシドニー・バートランド・シェルトン氏はこの方針を歓迎し、CBN NEWSの取材に対して次のように述べている。
「LGBTQ+を含む教育とはつまり、2人の母親や2人の父親を持つ子どもがいると教えること。若いときから多様な家族のかたちについて学ぶことで、誰もが帰属意識を持てるインクルーシブな環境をつくることができる。」

From『IDEAS FOR GOOD』

VOICE OF THE WORLD

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2020.10.31
31/10/2020 アメリカ・ニューヨークからの手紙

明日から11月に入るということで、冬物へ衣替えをされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。衣替えや洋服整理をする中で、傷やシミがついてしまったり、穴が開いてしまったりした服は再販売や寄付ができず、「捨てる」という選択肢が選ばれがちなように感じるのですが、大切に着ていたお気に入りの服、いろんな思い出がある服を手放すのに、心が引けてしまうことはありませんか?

そこで今日、皆さんにご紹介したいのは、Visible Mending、見せるお直しです。

Visible Mendingは、お直しをする箇所に好きな色の糸を使って繕ったり、好きな柄の布切れやワッペンをつけたり、装飾を加えることで、気になる箇所をあえて見えるように直す、服の修繕方法です。ニューヨークでは、ダーニングや、日本の刺し子に由来する「Sashiko Mending」などのVisible Mendingが注目されていて、お気に入りの服を世界に一つのオリジナルの服として生まれ変わらせている人たちが増えてきています。
日本に根付く「物を大切にする文化」が、エシカルなアイディアとしてお気に入りの服を大切にしたり、ファッションの街、ニューヨークでオシャレの要素として取り入れられたりしているなんて、嬉しいですよね!
対面で行われていたVisible Mendingのワークショップは、現在オンラインに移行して、お家から気軽に学べるようになりました。

インスタグラムをはじめとするSNSでもいろんなVisible Mendingのアイディアが紹介されていて、#MendItMineから、「見せるお直し」の方法やインスピレーションを見つけることもできますよ。(このハッシュタグはアルファベットで綴り、ハッシュタグ M e n d I t M i n e と綴ります。)

お気に入りの服に穴があいてしまった時って、とても悲しいですよね。でも、それをチャンスにして、繕って、新しい服として生まれ変わらせることで、オシャレがもっと楽しくなるような気がしませんか?

今世界では、様々な理由で捨てられてしまった大量の服が埋立地へ送られ、発展途上国をはじめとする地球上のどこかに山積みにされているという悲しい問題があります。Visible Mendingを通して持っている服を大切にすることで、服を長く着ることができて、ちょっとした理由でまだ着れるのに捨てられてしまう服も減って、良いことづくし! 衣替えをする時に少し立ち止まって、この服はどんな風に生まれ変わらせることができるかな? と想像をしてみて下さい。きっとまたワクワクするようなデザインの服として着れるようになると思います!

これからも皆さんと一緒に、服を通して、地球にも人にも優しいライフスタイルを楽しんでいけると嬉しいです!

REPORTER
カリあすか

パーソナルスタイルコンサルタント。クローゼットスタイリスト。

ABOUT ETHICAL WAVE

地球は今、人による自然資源の消費が地球生産力を超過する現実に直面しています。
目の前に突き付けられている現実は「解決した方が良い問題」ではなく、「解決しなければ後がない問題」です。

コンセプトは「3年先の生き方を探るエシカルな60分」です。