ブランディングディレクター
アパレル業界で働く両親のもとで育ち、幼い頃からファッションに興味を持った喜多さん。
学生時代からアルバイトをしていた会社「アーバンリサーチ」に、新卒で就職しました。
店長職、PR、バイヤー、イベント企画など、アパレルメーカーで多岐に渡る業種を経験して2018年に独立。
フリーランスを経て、2019年、ブランディングを手掛ける会社「MILKBOTTLE SHAKERS」を設立します。
そんな喜多さんが、去年、手がけたのは、「エコバッグ」。無駄を出さないエコバッグとして、注目を集めています。
天ぷらにエビフライにエビチリと、和・洋・中、様々な料理に使われるシーフードが「エビ」ですが、その大部分は、東南アジアのマングローブ域で生産されています。
養殖場を開発するためには、決して少なくないマングローブ林が伐採されてきた、という歴史もあるなか、「新たに生まれたエビ」が注目を集めています。
ドイツのスタートアップ、「Numi Foods」が手がけている、エビではないエビ、植物性由来の原料で作られた「ヴィーガンのエビ」です。
Numi Foodsのミッションは、おいしくて健康的な、「シーフードの代わりとなる食材」を提供すること。バイオテクノロジーによって、味も質感も変わらず、栄養価も高いエビを開発したんです。
養殖されるエビは、食品カテゴリーのなかでは4番目に大きな「カーボンフットプリント」を持っています。作られて、それが、食卓へ運ばれて、、、一連の流れの中で排出されるCO2の量が多い、ということです。
Numi Foodsのヴィーガン・エビは、従来の養殖のエビに比べると、CO2の排出量は、最大70%削減することに成功しています。
環境負荷の少ない、植物性のシーフード。今後、お肉ではないお肉の「大豆ミート」のように、
街の中のお店で、見かける機会も増えていくかもしれません。
地球は今、人による自然資源の消費が地球生産力を超過する現実に直面しています。
目の前に突き付けられている現実は「解決した方が良い問題」ではなく、「解決しなければ後がない問題」です。
コンセプトは「3年先の生き方を探るエシカルな60分」です。